クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!とは、クレヨンしんちゃん第14作目の映画である。
概要
2006年4月15日上映。興行収入は13.8億円、観客総動員数は121万人、上映時間は96分。
監督は前作同様ムトウユージ、脚本はもとひら了。もとひら氏がクレヨンしんちゃん映画の脚本を務めるのは、1作目「アクション仮面対ハイグレ魔王」以来のことである。また、同氏が脚本業を執筆した最後の作品でもある。本作はジャック・フィニィの小説「盗まれた町」がモデル。
今作はホラー中心の映画で、前半は子供どころか大人も怖がるようなホラー、後半はそのホラーをぶち破るようなギャグとなってる。劇場では、あまりの怖さに泣いた子がいたという。作者の臼井儀人も本作には強い関心を持っているらしくイメージイラストを描いたほどである。
舞台は春日部市内なので、規模としては小さいように見えるが、劇中では「アメリカのサンタモナカ、次にメキシコ、次にカナダ・・・」という台詞があるため、事件としては世界的規模である。また、映画にはあまり登場しない春日部住人たちの登場頻度が多いのも特徴。
あらすじ
「見た目は本物そっくりだけど中身はみんなニセモノなんだ」
春日部では、「偽者が現れ、本物は消えてしまう」という都市伝説が流行っている。そんな中、しんのすけがスーパーの中でみさえの偽者に連れ去られそうになるが、「ツンデレ」と書かれている服を着た女性に助けられる。みさえとひろしが駆けつけるが、二人も「もう一人の自分に見られてる」感じがしていたという。
そして、幼稚園でしんのすけがサンバのBGMを流すと、先生と園児の大半が突然踊りだす。ボーちゃん曰く「偽者はサンバが好き」という。そう、幼稚園のみんなの大半は偽者だったのだ。上尾先生が捕まり、まつざか先生もしんのすけたちを逃がすために自ら捕まってしまう。かすかべ防衛隊は、公園に集まり今後のことを話し合うが、現実を認めない風間君は帰宅、残りの4人は親が偽者とわかったら、こっそり家を抜け出し公園に集まることを約束する。しかし、風間君は帰宅後、偽者に捕まってしまう。
ひろしは、偽者の川口から逃げ出し、帰宅するもすでに偽者のひろしがいた。なんとか追い出すものの、偽者ひろしと一緒にいたしんのすけも偽者だった。偽者川口・ひろしに囲まれてしまう。しかし、しんのすけとスーパーでしんのすけを助けた女性、ジャクリーン・フィーニー(通称ジャッキー)に助けられる。彼女たちはかすかべ防衛隊も救出する。ジャッキーが言うには、この事件の首謀者はアミーゴ鈴木という人物が起こしたものという。
春日部から脱出しようとするも、ジャッキー以外は偽者に捕まってしまう。果たして、しんのすけたちの運命、そして、アミーゴ鈴木の目的、正体とは・・・
登場人物
ジャクリーン・フィーニー
「チェストオオオオオオオオオオ!!」
しんのすけたちを何度も救った女性。通称ジャッキー。今回の事件を調査しているSRI(サンバのリズムいいネェ~の略)の一員。ツンデレと書かれた服を着ていただけあって、性格はツンデレ。モデルは倖田來未。(今作の主題歌を歌ってる。)名前は今作の下敷きとなった作品の作者、ジャック・フィニィから来てる。パンツは紫!
アミーガ鈴木
今回の事件の首謀者。サンバダンサーの姿をしていて、顔はマスクをしてる。こんにゃくを元に偽者を作るコンニャクローンの開発者でもある。本編ではほとんどの場合、本来の名前である「アミーゴ鈴木」と呼ばれる。
チコ
「これはどういたしましょうか」
スタッフ
- 原作/臼井儀人(らくだ社)
- 監督/ムトウユージ
- 脚本/もとひら了
- コンテ/ムトウユージ、平井峰太郎、増井壮一、きむらひでふみ
- キャラクターデザイン/原勝徳
- 作画監督/原勝徳、大森孝敏、針金屋英郎、間々田益男
- 演出助手/平井峰太郎
- 音楽/若草恵、荒川敏行、丸尾稔
- 音響監督/大熊昭
- 美術監督/川口正明、古賀徹
- 撮影監督/梅田俊之
- 色彩設計/野中幸子
- CGI/つつみのりゆき
- アニメーション制作/シンエイ動画
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関連項目
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