クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズとは、クレヨンしんちゃん劇場版の第12作目である。2004年4月17日公開。
概要
~オラたちは正義の味方、カスカベボーイズだぞ!またの名をかすかべ防衛隊!~
上映時間は96分で、興行収入は12.8億円で観客総動員数は115万人。監督は前作「ヤキニクロード」同様水島努。脚本も水島が兼任している。
前作「ヤキニクロード」とは打って変わってのシリアス系の作品。今作では野原家ではなくかすかべ防衛隊が中心となる。西部劇の世界が舞台で、クレしん映画では珍しく、暴力的描写が多い。また、「荒野の7人」のあの7人も登場する。(声優も吹き替えを担当した人。)ゲストとして主題歌を担当する「NO PLAN」の方々も登場する。
あらすじ
鬼ごっこをしていたかすかべ防衛隊は「カスカベ座」という潰れた映画館に入る。中では一本の映画が上映されていた。防衛隊はその映画を見るが、しんのすけがトイレに行ってる間に防衛隊のメンバーが消えてしまった。
そのことを聞いて不安になった野原一家はカスカベ座に入る。映画を見続け、気がつくと一家は荒野に立っていた。線路をつたって歩くと町にたどり着く。酒場に入ると乱闘騒ぎとなり保安官が静止に入る。その隊長はなんと風間くんだった。だが風間君はしんのすけたちを忘れているようで、彼は野原一家を捕まえるよう保安隊に指示を出した。野原家は彼らに追われてしまう。
野原一家はジャスティスシティの知事であるジャスティスに仕えるつばきという少女に助けられる。彼女は「ここがどういう場所だかわからないが、この世界に来た人は元の世界の記憶を忘れてしまう。 帰りたい気持ちが強いなら、その気持ちをわすれないで」と言う。
また、一家はマイクという男性を助ける。彼も春日部の住人で、ここが映画の中の世界だという。つばきの言う通り、彼は元の仕事や家族を忘れていた。
しんのすけはネネちゃん、マサオくん、ボーちゃんを見つける。春日部のことを覚えてるのはボーちゃんだけだった。
登場人物
つばき
「でも、帰りたいと思う気持ちはなくさないで」
今作のヒロイン。ジャスティスシティに住む14歳の女の子。保安官たちに追いかけられて井戸の中に隠れていた野原家と出会う。裏設定では野原家が来る前に何らかの失敗を犯しジャスティスから靴を履くことを禁止されていた。
しんのすけがななこお姉さん以外のキャラクターで恋をした唯一の存在である。
マイク
「なぜだ!なぜなんだ!デブはヒーローになっちゃいけないのか」
野原一家に助けられた男。元は春日部の住人だった。デブでハゲの映画オタクだが気はよく野原家の協力する存在である。
オケガワ
「おお!カスカベボーイズだ!ついに私の研究が実った!」
毎日ジャスティス知事に引きずられている男。知事を倒すために道具を研究している。彼の引きずられた回数を基にこの町に来た日数を数えている。
ジャスティス・ラブ
ジャスティスシティの知事。この映画の“主役”であり、この映画の“悪役”でもある。非常に冷酷な性格で女子供問わず愛用の鞭で暴力をふるう。
スタッフ
- 原作/臼井儀人(らくだ社)
- 監督・脚本/水島努
- 絵コンテ/水島努、原恵一
- キャラクターデザイン/末吉裕一郎
- 作画監督/原勝徳、大森孝敏、間々田益男、針金屋英郎
- 演出助手/高橋渉
- 音楽/荒川敏行、宮崎慎二
- 音響監督/大熊昭
- 色彩設定/野中幸子
- 美術監督/森元茂、古賀徹
- 撮影監督/梅田俊之
- CGI/つつみのりゆき
- アニメーション制作/シンエイ動画
関連動画
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関連静画
関連コミュニティ
関連項目
- クレヨンしんちゃん
- かすかべ防衛隊
- 野原しんのすけ
- 風間トオル
- 桜田ネネ
- 佐藤マサオ
- ボーちゃん
- クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード(前作)
- クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶブリブリ 3分ポッキリ大進撃(次回作)
- 水島努
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