クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王とは、1993年7月24日に上映されたクレヨンしんちゃん映画である。
概要
劇場版クレヨンしんちゃんの記念すべき第1作目。興行収入はクレしん映画歴代2位の22.2憶円、観客総動員数は197万人で、監督は本郷みつる。
原作者臼井儀人が製作に関わっており、原作漫画が単行本6巻に収録されている。映画の題名と敵キャラ「ハイグレ魔王」は臼井氏のアイデアによるもの。臼井氏による原作版は、映画版と大まかな流れは同じであるが、細部に幾つかの違いがある(ハラマキレディースが3人組でなく、腹巻レディ1人であるなど)。
「ハイグレ」は野原しんのすけの言い間違いで、本当は「ハイレグ」。ハイグレ人間のポーズはビートたけしのネタ「コマネチ」から来ている。
ついでに、この映画のみ上映日が7月である(他のクレしん映画は4月)。
1994年5月27日には、本編の後日談に当たる「クレヨンしんちゃん2 大魔王の逆襲」が、スーパーファミコンで発売されている。
2011年には、高田ミレイの作画による映画版のコミカライズが発売されている。
あらすじ
アクション仮面の撮影中に謎の爆発が起こる。混乱の中、何者かがアクション仮面の力の源「アクションストーン」を奪い、いづこへと消え去った。
ふたば幼稚園の夏休みが始まった。野原しんのすけは古い駄菓子屋でチョコビの付録としてアクション仮面カードNo.99のカードを当てる。数日後、海辺のアクション仮面アトラクションハウスの「時空移動マシン」に乗り、不思議な体験をする。
実は時空移動マシンは実際に時空を移動する装置で、野原一家はアクション仮面が実在する別世界の地球に来たのだ。そこではハイグレ魔王率いる侵略者たちが地球征服を進めていた。アクション仮面はハイグレ魔王にアクションストーンを奪われたことにより、こちらの世界に来れなくなった。そこで、桜田ミミ子がパラレルワールドにアクション仮面を呼び戻すべくアクション仮面カードNo.99のカードを用意し、それをしんのすけが当てたのだ。だがしんのすけは予備のアクションストーンを飴玉と間違えて食べてしまう。
春日部に危機が迫る中、しんのすけは世界の危機を救うべく立ち上がる。
登場人物
アクション仮面
「おまたせ! しんのすけくん!」
別次元から来た、野原しんのすけ達が憧れるヒーロー。地球では郷剛太郎として活躍している。テレビ撮影中にハイグレ魔王にアクションストーンを奪われてしまい、元の次元に帰れなくなってしまう。
桜リリ子
桜ミミ子の双子の姉。アクション仮面のパートナーであり、北春日部博士の助手を務める。ミミ子との違いは衣装が青色である事ぐらい。
北春日部博士
「うんこしたいだけじゃ…」
野原家に来た博士。山の下に研究所を構えている。予備のアクションストーンを持っていたが、しんのすけに食べられてしまった。
Tバック男爵
Tバッグを着た大柄の男で、ハイグレ魔王の部下。バスを持ち上げる程の怪力の持ち主で、目的のためなら手段を選ばない冷酷非道なホモ。ハラマキレディースとは犬猿の仲。
ハラマキレディース
ハイグレ魔王の部下である女性3人組で、緑髪がリーダーで、橙髪と紫色のお供がいる。Tバッグ男爵とは犬猿の仲。おまるのような小型飛行機で空を飛ぶ。中間管理職としての悩みを持つ。
ハイグレ魔王
別次元の地球を侵略しようとする宇宙人。怪しそうな仮面とマントで姿を隠していて、素顔はモヒカン頭で赤いハイレグのレオタードを着ている。しんのすけたちがいる次元の地球で、アクション仮面のアクションストーンを奪った。オカマ。
スタッフ
- 原作/臼井儀人(らくだ社)
- 監督/本郷みつる
- 脚本/もとひら了
- 絵コンテ・演出/本郷みつる、原恵一
- キャラクターデザイン/小川博司
- 作画監督/原勝徳、堤規至
- 設定デザイン/湯浅政明
- 音楽/荒川敏行
- 録音監督/大熊昭
- 美術監督/星野直美
- 撮影監督/高橋秀子
- 色指定/野中幸子
- 制作/シンエイ動画、ASATSU、テレビ朝日
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
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