クロックタワー3とは、倒産したヒューマンの権利を引き継いだサンソフトとカプコンが開発した、ホラーアドベンチャーゲームである。ホラー風お笑いミュージカルゲームではない、多分。
脚本はフラグシップ、CGムービーの監督として深作欣二監督を起用。
旧作のスタッフは関わっておらず、『バロウズ』『シザーマン』といったキーワードが受け継がれてるだけで、別物。
各章ごとに残虐な殺人鬼が存在し、彼らから逃げ、最終的には殲滅することがゲームの目的。
基本的に逃げ惑うだけであった旧作と異なり、各ステージで殺人鬼を倒す「ボス戦」があったり
そのボス戦も魔法少女のように不思議弓を乱射しフルボッコしたり
ホラー要素が序盤はともかく中盤から加速度的に失速していったり
力は入っているもののどう見ても場違いなミュージカルが入ったり
シザーマンがブレイクしそこねたハイテンションお笑い芸人のようになっていたり
ファンには「これはクロックタワーではない」と口を揃えて言われる出来になっている。
所謂黒歴史。
ホラー要素やクロックタワー要素を求めず、新作アドベンチャーとしてみるならそれなりには面白いかもしれない。
じゃあ名前を使うなという話ではあるが……。
あらすじ
「15歳の誕生日が過ぎるまでどこかへ隠れていて」という母の手紙、母からの無言の電話。
異常を感じたアリッサは実家へと戻るが、そこへ現れたのは謎の黒い老人だった。
老人の「お母さんは永久に帰ってこない」の言葉から母を捜す。
そこで見つけた母、ナンシーの残した”精霊のビン”を手にアリッサの過酷な運命は始まる…。
登場人物
アリッサ・ハミルトン(声:藤村ちか)
家系から代々と受け継がれる運命を背負う少女。次々と襲い掛かる魔のモノの配下の攻撃を潜り抜けながら、アリッサは自分の運命を受け入れ彼らに立ち向かう。
デニス・オーヴェン(声:程嶋しづマ)
アリッサの幼馴染。巻き込まれた本作の一般人であるが、アリッサと共に物語の終盤まで登場する。
魔のモノの配下達
ハンマー男(声:横山一敏)
硫酸男(声:清家利一)
斧男(声:岡本美登)
シザーマン(声:竜川剛)
シザーウーマン(声:東幸枝)
ディック・ハミルトン(声:谷口高史)
アリッサの祖父。劇中では旅に出たあと行方不明となっているが、実は…。
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