クロノ・クロス(Chrono Cross)とは、1999年11月18日にスクウェア(現:スクウェア・エニックス)から発売されたプレイステーションのRPGである。2011年7月6日にゲームアーカイブスで配信された。
2022年4月7日に、本作のリマスター版『クロノ・クロス: ラジカル・ドリーマーズ エディション』がSwitch・PS4・XboxOne・Steamで発売。
概要
本作品は1995年に発売された『クロノ・トリガー』の続編として発売された。
美麗なグラフィックやBGMは高い評価を得たものの、前作とのバトルシステムや世界観の違いなどから評価はトリガーファンの間でも賛否両論が分かれている。
特徴
1996年にサテラビューで配信されたサウンドノベル形式のゲーム『ラジカル・ドリーマーズ -盗めない宝石-』が原型となっており、本作は『ラジカル・ドリーマーズ』のメインシナリオ「Kid 盗めない宝石編」をベースに、PSでRPGにアレンジリメイクした作品と捉えた方が正解かもしれない。なお、『ラジカル・ドリーマーズ』も『クロノ・トリガー』の続編という位置づけで、登場人物も『クロノ・クロス』と似通っているものの、設定が色々と異なっており、言わば読み切り漫画が連載される際に設定が大幅に変わる事例と似たような関係となっている。ちなみに、『ラジカル・ドリーマーズ』はサテラビュー配信が終了していることもあり、入手自体は非常に困難であったが、2022年4月発売の上述のリマスター版において同時収録されることとなった。
前作のテーマが縦時間軸移動によって進行する「タイムトラベル」であるのに対して、この作品のテーマは横に並行分岐する「パラレルワールド」であり、主人公が元いた世界(ホーム)と、“主人公が死んだはずの”世界(アナザー)との間で冒険が繰り広げられる。
尚、中心スタッフであった加藤正人氏は『クロノ・クロス』について、
「新しいクロノがクロノ・クロスなんであって、単にトリガーのシステムをそのまま単純にPSに移行したものなんか、僕達ははじめから作る気はなかった。だからこそ、クロスはクロスであって、トリガー2じゃない。」
と発言しているため、前作のシステムなどと比べるような考察は的を射ていない。
『トリガー』を期待してガッカリしたプレイヤーは数知れないが、先入観無しでプレイすれば決してガッカリさせられる内容ではなく、かなりの名作であることが分かるであろう。
批判される要因の一つである「仲間が無駄に多い」というのは、作成中の別システムのゲームに『ラジカルドリーマーズ』のシナリオを使ってクロノにする事になったためとか。
(町の人など登場するほぼ全ての人物に対して、仲間にしたり戦ったりできるゲームの予定だった)
ストーリー・グラフィック・音楽などは非常に完成度が高く、最高傑作と称されることも多い。
その中でも特に音楽の完成度が高いため、ニコニコでは「作業用BGM」や「演奏してみた」で使用されることが多く、曲を手がけた光田康典氏も自ら満足のいく出来だったと述べているほどである。
2chで定期的に行われている「みんなで決めるゲーム音楽ベスト100」ではOP曲の「CHRONO CROSS ~時の傷痕~」が第一回で一位に輝いた。
ストーリー解釈
前作の『トリガー』と比べてシナリオや世界設定はかなり複雑で、プレイヤーが作中のセリフや文章を注意深く理解しながら読んで拾っていかないと、ゲームをクリアしてもプレイヤー自身は置いてけぼりにされる事もしばしば。
前作との接点については、本作の舞台と事態そのものが『トリガー』の歴史変革によって生じた時間軸分岐上の物語である。SFを読まない人に簡単に説明すると「歴史を変えたから生まれた別な未来の存在」こそが物語の主軸となっているわけだ。
なお、時系列そのものは『トリガー』の「現代」から20年後(A.D.1020年)となる。ただしこれはあくまで『トリガー』の分岐で生じた、数ある未来の内の2本の時間軸の物語であって、これとは全く異なる…つまり『トリガー』のプレイヤーが各自期待したような『トリガー』の未来世界に繋がっている可能性も無論ある事が、アルティマニア等では示唆されているので安心されたし。
前作『クロノ・トリガー』のストーリーを踏まえた上でプレイしないと中々理解は厳しいものとなるであろう。前述の『ラジカル・ドリーマーズ』はパラレル設定であり履修は必須ではないが、こちらも踏まえておくとさらに理解度が上がるかもしれない。
主題に関しても「こうだ」と断定しておらず、人により様々な解釈が可能な「クロス(交叉)」した作品である。随所に散りばめられた前作との接点など抽象的な部分が数多く、解釈はプレイヤーに委ねられている部分が多い(製作期間の都合でやむなく削られたストーリーや設定なども存在する)。
システム
レベルスター
このゲームは一般的なRPGのような「レベルアップ」の概念が無い。
ストーリー上で戦うことになるボスを倒すことで「レベルスター」を獲得すると一気にステータスが上昇する、というシステムが採用されている。
かといって雑魚戦に意味が無いわけでは無く、サガシリーズのように少しづつステータスが上昇する要素もある。
しかし、その上限もレベルスターによって決められているため、全く戦わなくても問題なく最後まで進めることが出来る。
エレメント
いわゆる魔法やアイテムに相当するもの。各キャラクターは「グリッド」と呼ばれる枠を持っており、そこにエレメントを配置することで攻撃や回復などが行えるようになる。
使用のためには通常攻撃を当ててパワーを溜める必要がある。
エレメントには青・赤・緑・黄・白・黒の六色+αがあり、それぞれ特徴がある。
- 青…水や氷のエレメント。回避率に関係する補助エレメントの他、回復エレメントの「ケア」系や、先天属性限定で一定時間スタミナが切れない「インフィニティ」等もある。
- 赤…炎や溶岩のエレメント。物理攻撃力に関する補助エレメントの他、使用済グリッドを復活させる「アゲイン」や、先天属性限定で命中率を99%にする「ナイナイ」等がある。
- 緑…植物や風のエレメント。命中率に関する補助エレメントがあり、特に命中率を引き上げる「イーグルアイ」が便利な他、回復エレメントの「ヒール」系の汎用性が高い。
- 黄…土や雷のエレメント。物理防御力に関する補助エレメントもあり、先天属性限定で物理攻撃完全無効化の「Pイレイザー」がある。
- 白…光や聖のエレメント。魔法防御力に関する補助エレメントもある他、戦闘不能を回復する「リバイブ」、先天属性限定の回復エレメント「リターン」「ホーリーライト」等が特徴的。
- 黒…闇や重力のエレメント。相手を即死させることが出来るエレメントがある他、魔法攻撃力に関する補助エレメントもある。敵味方のエレメントのダメージを半減する「マナフィーブル」等が特徴的。
- 虹…謎の第七属性のエレメント。
また、各キャラごとに「先天属性」と呼ばれるものが設定されており、エレメントの得手不得手がある。
属性は青⇔赤、緑⇔黄、白⇔黒でそれぞれ対立関係になっており、相互に弱点となる。
例:主人公のセルジュは先天属性が「白」のため、白のエレメントが得意。その代わり、黒のエレメントで大きなダメージを受ける。
さらに、エレメントを使用するごとにフィールドに色が付いていく。フィールドが同じ色で染まるほどその色のエレメントの威力が増すなど、戦闘において重要な要素となっている。
強力な召喚獣を呼ぶエレメントは、フィールドを同じ色一色に染める必要がある。
そして、通常エレメントとは別に各キャラごと基本3つずつ「固有エレメント」と呼ばれる固有の必殺技のようなものがある。
これらはレベルスター獲得によって取得するものと、キャラごとのイベントをこなすことで獲得できるものがある。
特定の技を組み合わせることで『トリガー』同様に連携技(二人技・三人技)を放つこともできるが、組み合わせはかなり少なく、使うと両者の対応エレメントが使用済みになるため使い所も難しい。
キャラクター
このゲームの特徴として操作キャラクターが45人と非常に多い。
ただしゲーム上2つの世界があり、両方の世界に存在している場合があるため、ここに記載するのは仲間になる方のキャラクターとし、名前の後にどちらの世界に属しているかを(HOME)(ANOTHER)で併記しておく。
- セルジュ(HOME)
- 本編の主人公。アルニ村に住むごく普通の少年。オパーサの浜から次元を超え、そこから自分の秘密と世界に秘められた謎に向き合っていくこととなる。
通常攻撃、魔法攻撃ともにバランスの取れた性能の、まさに主人公タイプ。武器は船のオールを改造したスワロー。 - キッド(ANOTHER)
- セルジュを冒険へと誘う謎の少女。その正体は各地で恐れられている「ラジカル・ドリーマーズ」という有名な盗賊。オレっ娘でなかなかにワイルドな言動の持ち主。
身軽さが高く回避率が高い。また、敵からアイテムを盗める数少ないキャラでもある。武器はダガー。 - ヤマネコ(ANOTHER)
- 黒衣を纏った亜人。本名・正体など全てが謎に包まれており、伝説の秘法である「凍てついた炎」の情報を元に蛇骨大佐(後述)に近づく。キッドに命を狙われている。
ある理由から操作することになる。性能はセルジュに近いが、先天属性が真逆。 - ツクヨミ(ANOTHER)
- ヤマネコの片腕と名乗り、彼の傍に仕える謎の少女。立場としてはセルジュの敵だが、セルジュに助言を与えたりと不可解な行動を取る。
魔力が高く、固有技も強力。 - レナ(ANOTHER)
- セルジュの幼なじみ。この物語はある意味彼女から始まる。
魔力が高く、魔法攻撃に向いた性能になっている。武器は調理器具。仲間になる世界においては10年前にセルジュは亡くなっているため、自分はセルジュだと言う主人公が本当は誰なのかを思い出させるために行動を共にする。 - ポシュル(HOME/ANOTHER)
- レナの家に飼われている犬のような謎の生き物。人語を理解することができる。どちらの世界でも仲間にできる唯一のキャラクター(ただし片方仲間にするともう片方は仲間にならなくなる)。首に大きな南京錠をつけており、外すと何かが起こるらしい。
頑丈で物理攻撃に特化している。 - ラッキーダン(ANOTHER)
- はるか東の国から運ばれた人形。元は誰かを呪う為の人形だったが、東方から運ばれていくうちに「愛や幸運を運ぶラッキーな人形」という誤解が生じ、ついには意識を持つようになる。
全キャラ中最高の身軽さを誇り、装備次第では全く攻撃が当たらなくなる。 - アルフ(ANOTHER)
- この世に隠された神秘を求めて各地を旅する謎のマジシャン。マスクで顔を隠し、素性を知るものも誰もいない謎の人物。アルフ・スラッシュ・ピエールは択一でどれか一人のみ仲間となる。
特殊な形のグリッドをしており、弱いエレメントほど使いにくく、強いエレメントほど使いやすくなる。
※↓以下ネタバレ反転
作中にて語られる事はないが(匂わせるような記述は見受けられるがあくまで抽象的)、『トリガー』にて登場する魔王ことジャキが、全ての記憶を失った姿(DS版『トリガー』追加ED)であると思われる。なお当初の予定ではそこまで含めた部分も『クロス』で描く予定だったが、前述のパーティ人数の肥大化によって多くの設定はオミットされている。 - スラッシュ(ANOTHER)
- ビジュアル系吟遊詩人団「マジカル・ドリーマーズ」のリーダー。大型船で世界ツアーを行っている。中性的な美貌と魅惑的な声で世の中の人々(特に女性)をトリコにする。その外見や声には秘密が隠されている。
- ピエール(ANOTHER)
- 自分を勇者と信じ、周りにもそう言い回っている長身の美男子。ハデで豪華な、独特な衣装に身を包む。剣の腕はからっきしにも関わらず、自分の実力を自ら高く評価したりと自己中心的。ただし悪気はない。「真の勇者三点セット」を身に着ける事により別人のように強くなる。
- コルチャ(ANOTHER)
- ガルドーブに住む少年。生まれた頃から培ったボートの腕で運び屋をしている。口は悪いが根は優しく、困っている人は放っておけない。コルチャとママチャは択一でどちらかしか仲間にならない。
- ママチャ(ANOTHER)
- コルチャの母親。大らかで温厚だが、押しが強く正しいと思った事は有無を言わさず貫き通す性格。コルチャの協力が得られない場合、彼女がコルチャのボートを取り上げて仲間になる。
- ラズリー(HOME)
- 水龍の島に住む無邪気で可憐な妖精。風に流されて仲間と離れ離れになり、魔物に捕まって食べられそうになっている。そこで主人公が助ければ行動を共にするようになる。妖精の前に「森の」がつくが諸事情により省略。
- グレン(ANOTHER)
- アカシア龍騎士団四天王筆頭のダリオを兄に持つ下っ端団員。初期は父や兄へのコンプレックスを抱えている。ストーリーの進め方によっては仲間にする事が可能。名前は大昔に勇者バッヂとグランドリオンを持ち、魔王と打ち倒した勇者の名前をあやかって父が名づけたもの。
劇中で唯一聖剣イルランザーを装備可能な上、更に二刀流となると全装備中最強の攻撃力となる(ただし、主人公の最強装備には付属属性が大量に付いている)。 - メル(ANOTHER)
- ガルドーブに住むイタズラ好きの少女。コルチャに淡い恋心を抱き、他の女性に熱を上げるコルチャに焼きもちを焼く。
貴重な盗み要員。キッドと連携させることでレアアイテムを盗みやすくなる。 - ドク(ANOTHER)
- 大陸からガルドーブにやってきた医者。駆け出しの時に患者を死なせてしまった過去があり、自分の実力に自身を持てずにいる悩み多き人物。それでも向上心は常に持っているようだ。
- ジルベルト(ANOTHER)
- テルミナで墓守をしている仮面の大男。過去に名を馳せたレスラーで、心の闇に囚われ欲望の赴くままに戦っていた。しかし彼の親友であるゲッツが命と引き換えに改心させる。それ以後はゲッツの妹と共に、自身の罪を償いつつ質素な生活を続けている。仮面をつけているのは過去の罪を忘れないための戒め。
- スカール(ANOTHER)
- 骨だけの道化師。生前は人を笑わせるのが好きでサーカスに入っていたが、心半ばにして死亡。しかし骨だけとなった今でも道化師として変わらず行動する。バラバラになり各地に散らばった彼の骨を全て集めれば仲間となる。見た目や行動は非常に明るいが、心には深い悲しみを抱えている。
- ルチアナ(ANOTHER)
- 蛇骨大佐の元で日々研究にいそしむ(マッド)サイエンティスト。進化についての研究を行っていて、どのような状況下でも理論的に物事を捉える冷静さを持つ反面、数々の実験動物や実験生物を作り出して主人公にデータ採取と称してけしかけたりと暴走する一面も持つ。
- 改良種フィオ(ANOTHER)
- 二足歩行が可能な植物“フィオ”をルチアナが改良して作り上げた、新種の人型植物。意識を宿らせることのできる神秘の植物“生命の輝き”を使う事により、仲間にすることができる。
- ツマル(ANOTHER)
- ルチアナの手で生み出された全く新しい種類のモンスター。何かに「つまる」のが好きな事からツマルと名づけられた。研究室で生まれ育ったために未だ見知らぬ外の世界への憧れが強く、ついには研究所から脱出した。
戦闘中に使ったエレメントの属性によってその形態を進化させていくという特徴がある。
ただし、進化に重大なバグがあり長年悩みのタネとなっていた。…のだが、リマスター版で2023年2月に行われたアップデートでついにバグが修正され本来の実力を発揮できるようになった。 - スプリガン(????)
- 魔族の老婆。モンスターの力を取り込んでそっくり再現するという特殊な力を持つ。ある閉鎖された空間に居を構え、そこへ迷い込んだ主人公と外の世界に戻るため行動を共にする。
- ラディウス(HOME)
- 若かりし頃はアカシア龍騎士団の四天王を務めていたアルニ村の村長。温厚で品が良く、村人の信頼も厚い。隠居した身ではあるが、その眼光は未だ衰えず鋭い。グレンとその兄ダリオの後見人。
- ザッパ(HOME)
- テルミナの鍛冶屋主人でカーシュの父。頑固で職人気質、自分の仕事は決して妥協しない。かつてはアカシア龍騎士団四天王の一人。かつての四天王筆頭であったガライの持つ「聖剣イルランザー」を超える剣を打つべく、最高の素材である“虹色の貝殻”を探している。
- バンクリフ(HOME)
- テルミナに住むこまっしゃくれた少年。芸術を愛しているが、父が売れない芸術家だった幼い頃に母を亡くし、今なお貧乏は続いている。そのため借金を返すべく守銭奴となった。
貯金額によって威力が変わるという珍しい固有エレメントを持つ。 - イシト(HOME)
- 軍事大国パレポリの特殊部隊“黒き風”の若き隊長。伝説の秘宝「凍てついた炎」の情報を探るために単身蛇骨館に潜入する。しかし捜査を進めていくうちに、軍の方針に対し疑問を抱くようになる。
- キノコ(HOME)
- キノコ大好きな男が、得体の知れないキノコを食べてキノコ怪人になってしまう。元の人間に戻るための手段を探すべく行動を共にするようになる。人間だった頃はテルミナでエレメントショップを経営していた。
- 龍の子(ANOTHER→HOME)
- 卵から生まれたばかりの龍の子供。両親や数多くの仲間や兄弟がいたが、今は生存していない。長い卵の時を経て現代に誕生したものの、幼い故に自分以外の龍が絶滅したことを把握できていない。どこにもいない両親や仲間をいると信じ、探し出そうとする。卵の出自自体はANOTHERだが、孵化はHOMEの方で行うことになり、仲間になった後もHOMEに居着いている。
- 星の子(HOME)
- 何万年も前に他の惑星から飛来し、事故によりこの星に不時着した宇宙人。故郷の星に帰るためにバラバラになった宇宙船の破片である「星のかけら」を集めている。元々は何かの目的があってこの星を訪れたらしく、人間の常識・行動を常に興味深く観察している。
- スネフ(HOME)
- ギャンブル好きの自称“魔術師”。かつては名奇術師として名を馳せていたが、ギャンブルにより身を持ち崩し、多額の借金を返済するべく歓楽船ゼルベスの舞台でタダ働きを続けている。さまざまな魔術を使いこなせるが、中でも得意なのは人間をネコに変身させる「ドッペルヘンゲー」。
- ジャネス(HOME)
- 歓楽船ゼルベスで働いているウサギの亜人。ゼルベスで行われるモンスター同士を戦わせる催し物「グランド・スラム」に出場させるモンスターを育てるのが仕事。彼女の育てたモンスターを全て打ち負かせば仲間になる。
- イレーネス(HOME)
- 亜人たちが暮らす島「マブーレ」出身の人魚。ファルガ(後述)の妻ゼルベスの妹。「人間と亜人が共存し幸福に暮らせる世界を創る」という姉の遺志を継ぎたいと考え、まずは廃墟と化したマブーレを復興させるための方法を模索している。
- オーチャ(ANOTHER)
- ガルドーブ出身の料理人。陽気で気のいい、料理の腕も天下一品の親父。しかし暗黒面を持ち、特殊なベルにより人間を料理する“地獄の料理長”へと変貌する。ママチャの実の兄で、コルチャの伯父に当たる。
- ギャダラン(ANOTHER)
- 軍事大国パレポリにおいて、ルチアナの兄により製造された暗殺用の人造人間。数年前に研究所の爆破事故で死んだと思われていたが、特殊部隊の刺客として暗躍していた。身体の中に数々の武器が内蔵されているため、見た目に反して恐ろしい重さである。「自分より強い」者の命令しか受け入れないため、打ち負かした主人公の命令を聞き仲間になる。
- ファルガ(ANOTHER)
- 粗野だが気のいい海の男。昔、亜人の島マブーレに住む人魚ゼルベスと恋に落ち、人間と亜人が平和に暮らせる世界を築こうと誓い合った。しかしゼルベスが死ぬと、その原因は蛇骨大佐にあると考え、幽霊船に偽装させた海賊船で蛇骨大佐の船を襲うなど復讐に燃えている。
貴重な盗み要員その3。 - 蛇骨大佐(ANOTHER)
- エルニド地方の領主。かつては大陸で名を馳せた歴戦の勇士で、今も当時の階級であった「大佐」が呼び名として残っている。軍事大国パレポリの圧力に対抗するため、伝説の秘宝である「凍てついた炎」の情報を持つヤマネコと手を組んで計画を進行している。
- リデル(ANOTHER)
- 蛇骨大佐の娘。上品で控えめな令嬢だが、芯は強く不当な圧力には屈しない強さを秘める。龍騎士団のダリオ、グレン、カーシュとは幼馴染で、ダリオとは婚約者同士の間柄だった。しかし、3年前にダリオを亡くして以来、どこか憂いを隠せないでいる。父を心から敬愛しているが、友人と称するヤマネコに対しては強い不信感を抱く。
全キャラ中最高の魔力を持つ。その分打たれ弱いので装備等でのフォローが必要。 - カーシュ(ANOTHER)
- アカシア龍騎士団四天王の一人で、斧の達人。見た目は涼しげな優男だが、がさつで挑発に乗りやすい一本気な性格。リデルに心底惚れているが、婚約者だったダリオに対し恋愛においても武芸においても劣等感を抱かずにはいられなかった。ダリオの死に深く関わっているというウワサがある。
- ゾア(ANOTHER)
- アカシア龍騎士団四天王の一人で、格闘技の達人。過去に戦争で顔に傷を負い、それを隠すために仮面をつける。筋骨たくましい外見とは裏腹に哲学的で、超然とした雰囲気を漂わせている。寡黙で口数が少なく感情を測りにくいため、同じ四天王のカーシュからは苦手意識を持たれている。
- マルチェラ(ANOTHER)
- わずか9歳にしてアカシア龍騎士団四天王の一員に名を連ねる恐るべき少女。まだあどけない顔立ちとは裏腹に、いざ戦いとなると何本もの細い金属の糸で容赦なく敵を切り裂く。生まれてすぐに両親と生き別れ、ルチアナの保護を受けながらも蛇骨館で育った。子供であるが故の無邪気さと残酷さを併せ持ち、他人の痛みに対しては鈍感である。
- ミキ(HOME)
- 「マジカル・ドリーマーズ」メンバーの一人。男性から熱狂的な支持を受ける魅力的な女性ダンサー。華やかで露出度の高い外見をしているが、性格は非常にマジメで努力家。また、アネゴ肌で面倒見がよく、まとめ役として団を引き締める。
- リーア(HOME)
- “大地の怒り”と呼ばれる大規模な地殻変動の余波を受けて、はるか6000万年前から現代へとタイムスリップした原始人の少女。身体は小さいが怪力の持ち主で、強い相手と戦うのが大好き。純真無垢で他人を疑うことを知らず、亡くなった父が空の上にいる、という祖母の言葉を今も素直に信じている。『クロノトリガー』のキャラクターであるエイラの母親らしい。
- スティーナ(HOME)
- ガルドーブの「龍の社」にいる巫女にしてガルドーブの長。神秘的な雰囲気を漂わせる美女で、豊富な知識と的確な判断力で道を見失った人たちに道を指し示す。
- オルハ(ANOTHER)
- ガルドーブで酒屋を経営している女性。幼少から両親に格闘技を教わり、今現在も身体を鍛え続けている。ティアという双子の妹がいるが、幼い頃に両親と大陸に渡ったまま行方不明になった。妹と半分に分け合った家宝「青い石のブローチ」を心の支えとして、妹との再会できる日を待ち望む。
- カブ夫(HOME)
- 地中から出現したカブ人間。前世は騎士らしい。同じ植物(?)という境遇からか、改良種フィオとは気が合う様子である。
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