グイード・ミスタとは、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の登場人物である。
CV:伊藤健太郎(黄金の旋風)、赤羽根健治(ASB・EoH)、鳥海浩輔(TVアニメ)
そーか、そーか、ケケケ。オメーもオレの概要が気になって
しょうがねーのかよォ~~。 さっきから、オレもなんだよォ~~~っ
ジョジョの奇妙な冒険・第5部「黄金の風」の登場人物。
ギャング組織「パッショーネ」の構成員で、ブチャラティの部下。チーム内のムードメーカーでもある。
- 生年月日:1982年12月3日生まれ(第5部本編時点で18歳)
- 血液型:B型
- 身長:179cm
- 好きな映画:プリティ・ウーマン、マディソン郡の橋。
- 好きな食べ物:トスカーナ地方の白豆、トリッパ(牛の胃袋のトマト煮)、ピッツァ。
- 嫌いなもの:4という数字(及び、4の数字が絡む事柄全て)、寝てる時ギターの練習をする隣人の学生。
- ヒーロー:ロベルト・バッジオ、モニカ・ベルッチ。
- 持病:ワキガ
元は普通の生活を送っていた街のチンピラであったが、17歳のある時に女性を暴行するチンピラ達に出くわし、女性を救うべく割って入った際銃の才能に目覚め、チンピラ達の銃を奪って自身は無傷のまま全員を射殺。しかし、行為そのものは正当防衛であったにも関わらず話の全貌が客観的に見ればあまりにも非現実的であり、被害者の女性もどこかへ逃亡してしまった事で証言者が誰もいなかったため禁固刑を言い渡されてしまう。
しかし、この裁判の記事を新聞で読んでいたブチャラティによって釈放された後に組織に勧誘された事から、「入団試験」をクリアした末彼もパッショーネのメンバーとしてブチャラティと共に行動するようになる。
ジョルノが入団してからはいち早くジョルノに協力・意気投合する姿勢を見せており、ギアッチョやチョコラータとの戦闘ではジョルノと共同戦線を張っている。「銃弾に生命を与える」という使い方ができる故に双方のスタンドは相性が良く、また本人達の相性も良い。その仲の良さたるや、ナランチャに「オレは覚えてないぞ!なぁーんも覚えていないッ!」と言わしめたほどである。
髪型が見えない帽子に、ヘソが見える短い丈のセーターという容姿をしている。またリボルバー式の拳銃を常に携帯しており、帽子の中や服の袖、ブーツの中など身辺のいたる所に装填用の銃弾を隠している。そのため銃が弾切れになっても頭を振って帽子の中の弾丸を瞬時にリロードしたり、他にも様々な場所から弾を即座に補填する事ができる。
自由奔放で楽天的な性格をしており、「これから先もまあ、何とかなる」「どんな災いも自身の周囲を通り過ぎていくだけで自身の元へは訪れない」といった考えを持っている。ストーリーの当初から存在したメンバーでは(途中で離脱したフーゴを除き)ブチャラティチームでジョルノ以外では唯一生存していることもあり、本人も述べている通り第5部の登場キャラの中でも屈指のラッキーボーイなキャラでもある。
それを裏付けるエピソードとして、本編中だけでも以下のような幸運がミスタの元へ舞い込んでいる。
- ストーリーの前日譚で禁固刑を受けた際はブチャラティがたまたまその裁判についてを掲載した記事を読んでいた(=ブチャラティがイタリア国内の犯罪に目を光らせていた)事がきっかけで牢屋の中で人生を終えずに済んだ。
- ブチャラティをローリング・ストーンズから救うために、7階建てのビルの上から飛び降りて生存してみせた。
- プロシュートがペッシと共に列車を襲撃した際はブチャラティやトリッシュ共々、亀の中の冷蔵庫に入っていた冷たい飲み物をたまたま飲んでいたお陰で老化攻撃のダメージが軽く済んだ。
- その後ペッシのスタンドで釣り針を喉へ喰らいつかれるもペッシがビビリだったお陰で命拾いした。さらにその後プロシュートに頭部めがけ銃弾を3発撃ち込まれるもスタンド能力に助けられる。
- 続くギアッチョとの戦闘では銃弾を合計18発も喰らいながら、生きながらえてみせた。
- ブチャラティが組織を裏切った際も、「ボスの隠し財産がありそうだから」「勝算があるのだろうと思った」という気楽な考えでブチャラティやジョルノ達に付いて行く事を選択。
- チョコラータとの戦闘ではスタンド達を切り刻まれながらも、やはり生き延びた。
- アバッキオやナランチャ、ポルナレフ、ブチャラティが殺害され、トリッシュも一時的とはいえ死亡した激闘の中、彼のみ一度も死んでいない。
など、並外れた強運に守られていると言っても過言ではないだろう。勿論一番のラッキーは、ストーリーのラストまで生き残って組織の「次の幹部」となった事であるか。そしてそのヘタは、ヴェルサスたちが掴まされ・・・
しかし、昔近所で起きた子猫に関するエピソードから「4」という数字を極端なまでに嫌悪しているため、4という数字が何かしらの形で少しでも絡んでくると途端に弱気・消極的になってしまい、どんな取るに足らない事にも怯えるようになる。前述の回想話でも、3人のチンピラに対して合計4発の銃弾を撃ち込んでおり、後に自身が禁固刑を言い渡されたのもそれが原因と考えている。ミスタの中の「4=アンラッキー」のジンクスは本編中でも揺るがなかったようで、ブチャラティが勧誘時に料理を4皿奢ろうとしたところ「デザートを追加して5皿にする」ことを要求したり、戦闘ではリボルバーの弾丸が残り4発になった際も「これなら3発の方がまだマシだぜ」と単身毒づいていた程。
ストーリー終盤ではレクイエムの能力によってトリッシュと精神が入れ替わった際は、ミスタの身体となったトリッシュに「なによこの顔この体ーーッ!!くっ、くさいッ!あたしすごくワキガ臭いわあーッ!!」 などと絶叫されてしまい、逆にトリッシュの身体となったミスタはバストが寄せて上げられている事を何の気なくカミングアウトしたり、タンカスを路上に吐き捨てるなどパッと見美少女のイメージとは程遠い行動を起こしている。
これらの一連のやり取りもまた多くのジョジョファンに印象付けられているため、「ミスタ=ワキガ」のイメージが少なからず定着してしまっているようである。とはいえこちらはトリッシュ以外の人物からは特に誰からも言及されていないため、ミスタの体臭にパニックに陥った潔癖症のトリッシュが勘違いしただけだった可能性もあるが。
ちなみに第5部完結から半年後を描いた小説『恥知らずのパープルヘイズ』でも登場しており、ディアボロを倒してボスとなったジョルノに次ぐNo.2の地位に立っているが、「2は乗ずると4になるからやはり不吉だ」という理由から本人は組織のNo.3を自称している(ミスタに曰く「真のNo.2は(亀の中の)ポルナレフである」との事)。
PS2版ソフト「黄金の旋風」では独特の操作とステージの難しさから、ストーリーモードで3つあるミスタを操作する面が一つの壁となっている。
そればかりかギアッチョ戦の後のアレとか、トリッシュがミスタの身体へ入った結果女言葉で喋るなど、本作のミスタはネタキャラと化している感が否めない。
名前のミスタ(Mista)とは、イタリア語で「混ぜた(ミックスした)」という意味。
ニコニコ動画でもフルネームの「グイード・ミスタ」よりは「ミスタ」とだけタグ登録されているケースも少なくない。
→「ミスタ」でタグ検索
オレの能力は「暗殺」向きだ・・・
- セックス・ピストルズ
【破壊力:E / スピード:C / 射程距離:=弾丸の届く距離 / 持続力:A / 精密動作性:A / 成長性:B】 - ミスタのスタンド。拳銃の弾丸を操る力を持ち、小人のような容姿をしている。
リボルバーの弾倉の数と同様で6体存在し、ミスタ自身の抱くジンクスによりNo.4は存在せずに、No.1、No.2、No.3、No.5、No.6、No.7までがそれぞれ存在。人間と同じ言葉を話すだけではなく人間と同様の生活習慣を持っており、人間と同じ食事を食べ、昼寝の習慣を持っているという特徴がある。これらを認めないと怒ってストライキを起こしてしまうらしい。また、「匹」と数えるなど人間(と対等の存在)として扱わないとやはり不機嫌になる。 - 一人一人に別々の人格・感情があり、No.1はチームの指揮を執るリーダー格で、No.2は明朗快活なお調子者、No.3は短気な暴れん坊、No.5は泣き顔に特徴がある気弱な泣き虫、No.6は怒り顔が特徴のクールガイ、No.7はサブリーダー(No.1が指揮を執れない時は、彼が指揮を執っている)。
- 戦闘では6人が一丸となったチームプレーでピストルの弾丸の軌道を曲げたり蹴飛ばしたりなど変幻自在に操る事で、「精密動作性:A」というステータスが示す通りいかなる場所にも的確に弾丸を命中させる。特にギアッチョとの戦闘では、高速で動いているスケート靴と地面の間に弾丸を撃ち込む、という事もやってみせたほど。ただしこのスタンドはあくまでもピストルの弾丸を操作するだけであるため攻撃力は専らピストルの弾丸に依存しており、スタンド自身の攻撃力は無いに等しい。もっともスタンドのパワーが関わっているためか、「スタンドでしか倒せない」とされる相手のスタンドに実弾でダメージを与える事が可能になっているようである。
- 他にも、ミスタ自身の視界が及ばない場所の様子を偵察・監視しては逐一報告したり、複数人で力をあわせて銃弾を割る事で複数のターゲットに銃弾を命中させたり、プロシュートとの戦闘では1人でミスタめがけて発射された敵の銃弾を3発受け止めるという芸当も見せた。
寧ろなぜそれをギアッチョとの戦闘で使えなかったのかと。 - また、本体であるミスタの自由気ままな性格が反映されているのか自主行動に優れるスタンドとしても有名で、本体であるミスタと連携して戦闘ではミスタの指示やコントロールを受けるまでもなく各自で最適な行動を起こしており、時にはスタンド自身の自主行動でブチャラティやジョルノを手助けするという活躍も見せているため、スタンドというよりは使い魔といった印象が強いか。でもそれを本人達の前で言ったらやはり怒られそうだなぁ。
- CVは出演作品ごとでそれぞれ、伊藤健太郎(黄金の旋風)、今井麻美(オールスターバトル)、鳥海浩輔(TVアニメ)。
オレに関するついでの話なんだっつーのは、見りゃわかる!
なんで話のネタが「4つ」なんだ!このオレに死ねっつーのかッ!
- 先述の通りミスタが4という数字を蛇蝎の如く忌み嫌っているのは有名だが、4に限らず現実では国や文化によって様々であるが7や9、13といった数字も「忌み数(いみかず)」として語られている。特に日本や中国といった漢字文化圏では四という字の読みが「死」と、九の読みが「苦」と同音である事から4と9、49が忌み数とされ、自動車のナンバープレートやスポーツ選手の背番号にも「49」の番号が敬遠されている傾向にある。
ついでに言うと、第5部の舞台となっているイタリアでは4よりも寧ろ17の方が忌み数として定着している。
もっと詳細な内容は「忌み数(wikipedia記事)」も参照。
- フリーゲーム「ディアボロの大冒険」では敵キャラの1人としてミスタが登場、セックス・ピストルズの能力をもってディアボロを銃撃してくる。ステージのどこにいてもディアボロを攻撃してくるという点に関しては「風来のシレン」でいうアークドラゴンを彷彿させる部分があり、ジョンガリ・Aもビックリの狙撃能力でディアボロを追い詰めてくる。フロア内のミスタの居場所が解らない(解ってもすぐに撃破へ向かえない)場合は素直に、スター・プラチナ発動や鉄球などといった防御アイテムで守りを固めるのが吉。
- 作品中では帽子を外した描写が一度もなく(回想シーンでも、現代とは違いニット帽を被っている)、帽子の下はどんな髪型になっているのかという議論がファンの間で語られる事がある。ピクシブ百科事典
によれば「普通の黒髪ショート説が有力」とあり、pixivなどでも帽子を被っていないミスタが描かれる際は専らこの髪型となっているようだ。
亀のスタンドと同じ原理で、帽子の中にはピストルズの居住空間が広がってるんじゃないかという話もあるとか。 - ピストルを題材としたスタンドだけに、第3部で登場したホル・ホースのスタンド「エンペラー」とはしばしば、戦ったらどちらが勝つかという議論も発生する。もっともこちらについては、エンペラーの方に軍配が上がるだろうというのが大方の予想とされているらしい。理由?それはエンペラーの大アルカナ番号を見ればすぐに解るかと・・・
おまえ… このオレに……「オレの関連動画」があんのか…と…言ったが
見してやるぜ。ええ…おい。 見せてやるよ…
キスでもしてんだな… 「液晶さん」に熱烈なヤツをよォーーーーッ
実力からいって… 次のコミュのオーナーはオレかな。
お前はオレ達の関連項目を見て来い。
それができなかったら、あらためてオレがお前を殺す…
- ジョジョの奇妙な冒険
- 黄金の風
- ブチャラティチーム
- トリッシュ・ウナ
- ピストル / 拳銃
- ギャングダンス
- ミスタいじめ
- キャプテン翼やってるぜ
- 「覚悟」とは!!暗闇の荒野に!!進むべき道を切り開く事だッ!
- 質問すんのはこのオレだ
- ジョジョの奇妙な冒険 関連項目一覧
- ホル・ホース(ミスタと同様、拳銃に関連するスタンド使い)
- ジョンガリ・A(ミスタと同様、銃弾操作に関連するスタンド使い)
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