グミとは、 |
概要
ゼラチンを固めて作り、ゼリーよりも固い。ゼリーもゼラチンを固めて作るお菓子なのである意味親戚といえるかもしれない。ソフトキャンデーの一種に数えられ、今日ではハードキャンデー(俗にいう飴)を凌ぐほどの売上を見せており、主に飴を作ってきた製菓業界にとっては主力収入源となっている。また、手に取りやすい商品であることから、コンビニやスーパーのレジの手前にコーナーを設けていることも多く、男女問わず人気商品となっている。またグミは、コラーゲン豊富と喧伝しているが、糖分も多いことを忘れてはいけない。
多くの企業がグミ業界に参入しており、日本国内のめぼしい企業でも15社以上存在する。
- 明治 …国内グミの元祖。果汁グミやコーラアップシリーズを作っている企業。果汁グミが国内グミヒットの第一号といえる。またゼリービーンズっぽいポイフルもある。また、キシリッシュもガムからグミに鞍替えすることになった(ガムの立場は…)。
- カンロ …サワーパウダーをふりかけ、かなり食感を柔らかくしたピュレグミで一躍有名となった企業で、グミブームに火を付けた企業の一つ。カンデミーナ、噛王(カミキング)というハードグミも作っている。
- ノーベル製菓 …ピュレグミやピュアラルグミのヒットで、グミがソフト化していくなか、ハードな食感のサワーズグミで大当たり、今はカメカメサワーズとして、子供に親しみやすいデザインにも。海外のハードグミよりは柔らかめに作ってある。ペタグーというハードグミを更に追求した商品(噛みやすいように中が空洞になっている)もある。
- ブルボン …2017年に出したフェットチーネグミが生産が追いつかないほどヒットし、グミの形状も多様化。また、ハードコーティングしたソフトグミ、しゃりもにグミもヒットさせた。
- カバヤ …ピュアラルグミをヒットさせる。グミの中にゼリーが入っており、他のグミとは一線を画す存在に。一方、タフグミという男性に訴求したハードグミも大ヒットとなり、販売軌道に乗せている。
- UHA味覚糖 …かのドンパッチの後継、シゲキックスや携帯食をヒントに得たハードグミ、忍者めしや生の果物の食感を追求し、若い男子から乳首グミと呼ばれるようになったコロロなどがヒット。大阪の企業らしく、目新しい色物グミが多く、果汁グミとつぶグミを合わせたようなコグミ、水グミ、氷グミというものも。
- 春日井製菓 …一粒サイズにしたつぶグミがヒットし、限定販売だったつぶグミプレミアムも定番商品化。類似商品に明治ポイフルがあるが、そっちはゼリービーンズのような食感で、糖衣コーティングされている。他に高級路線のまるごと果実がある。
- ライオン菓子 …ぷよぷよグミやナタデココグミなどバラエティに富んだグミを多く世に送り出している。
- 扇雀飴本舗 …にくきゅうグミというファンシー向けと高級路線の二極化。10年以上前から、コンビニ向けに高級路線のグミを送り出しており、今日では贅沢なグミシリーズがある。
- ロッテ …ガムの技術を生かした薄型のハードグミを作っている。
過去にはアサヒグループや森永製菓、不二家、リボンなどもグミ事業に参入していた。なお、海外のグミはハリボーなどに代表されるようにかなり固いイメージがあるが、実際はそう極端でもないらしい。
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関連項目
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