グライダーとは、空気中を紙飛行機のように滑空する「乗り物」のことである。
概要
ここで言う「グライダー」は通常は上級滑空機と呼ばれ、日本ではよくパラグライダーやハンググライダーと間違えられる。パラやハンググライダーは体が外に出ているが、グライダーは乗り込むタイプで飛行性能もよい。翼幅が13m~30m と幅広く、大体滑空比が30以上(滑空比とは、上空1kmから地上につくまで何km滑空できるかを表した数字)である。最近の機体では滑空比が60以上のものもある。
グライダーといっても種類があり、基本的にモーターグライダー・ピュアグライダーがある。モーターグライダーは離陸からある程度の高度までを背中(しまうことが可能)またはコックピット前に搭載しているエンジンを使って、上空でエンジンをストップさせて滑空する。離陸は出来ないが、補助用(アウトランディング回避)に付いているものもある。それに対してピュアグライダーは完全に動力がなく、離陸は機体に引っ掛けたワイヤーをドラムで巻き取るウィンチまたは他の飛行機に引っ張ってもらう飛行機曳航というものがある。
基本的にグライダーも航空機なので、金属でできていると思われるが、木造のものやプラスチック製のものがある。最近の機体はほとんどがプラスチック製で軽く丈夫にできている。ちなみに耐空類別U類がほとんどで、MDM-1 Fox や Swift S1 などの機体はA類と呼ばれ、Foxだと +9G/-8G と戦闘機並みのG耐力を持つ。
日本でのグライダー競技人口は約4000人程度と言われ、少ない。 しかし、大学によっては航空部というものがありそこでグライダーの飛行を行なっている。各地様々な場所に滑空場があるが、関東近郊では利根川沿いに滑空場が多い。
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関連項目
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