グリンチとは、
この記事では、全ての項目について説明する。
概要
緑色のモンスター、グリンチ。彼はクリスマスが大嫌い!
何とかしてクリスマスをブチ壊してやりたいグリンチは、こう思いました。「みんなが楽しみとしているクリスマスを盗んでやろう!」
絵本作家であるドクター・スースが1957年に出版した「いじわるグリンチのクリスマス」に登場するキャラクターとして生み出された。米国ではサンタクロースに並ぶ国民的キャラとして”クリスマスの代名詞”とされるなど、世代を超えて知名度が高い。
初版から60年以上が経った今までに何度か映像化されており、1966年にチャック・ジョーンズらによりアニメーション作品として製作。他にも1994年の「In Seach of Dr. Seuss」や、下記の映画2作が製作されている。
実写映画「グリンチ」
フー族が暮らす街、フーヴィル。世界で最もクリスマスを愛する街である。
この村を見下ろす険しい山には、全身緑色の毛むくじゃら、グリンチが住んでいた。いたずら好きで怒りっぽいグリンチはクリスマスが大嫌い。
みんなのクリスマスを台無しにしてやろうと恐ろしい計画をたくらんだ。
でも、心優しい女の子のシンディに出会って…。
実写劇場版は2000年11月に公開され、日本では翌年の2001年3月に公開された。配給はユニバーサル・ピクチャーズで、監督には「ビューティフル・マインド」でアカデミー賞監督賞を受賞したロン・ハワード。主演は「トゥルーマン・ショー」でゴールデングローブ賞主演男優賞を獲得したジム・キャリー。勿論日本語吹き替え版のグリンチは我らが山ちゃんこと山寺宏一です。歌に演技に、山ちゃんの熱演も光る。
過去に「マスク」で主演を務めたジムが当時の最新技術により緑色のモンスターに変身。7年ぶりの緑顔である。このメイク技術は高く評価され、翌年のアカデミー賞・メイクアップ賞を受賞している。ベビーグリンチは必見だぞ!
原作にほぼ忠実な映像化であり、グリンチと少女・シンディの交流を軸に、彼がクリスマスを憎むようになった過去やクリスマス泥棒を経て訪れる心境の変化、クリスマスの本当の意味を描く。シンディ役には現在ミュージシャンとして活動するテイラー・モンセン。物語を進めるナレーションは「ハンニバル」のアンソニー・ホプキンスが担当する。
アニメ映画「グリンチ」
家族も友だちもいないグリンチはいつもひとりぼっち。
ずっと寂しい日々を過ごしていた。
だからオトナになって…ひねくれ者になってしまった!そんなグリンチが一番嫌いなのは、村中が幸せな気分に包まれるクリスマス。
みんなの笑顔が我慢できないグリンチは、とんでもない作戦を思いつく。「サンタクロースに変装して、村中からプレゼントを盗んでやる!」
その頃、フーの村に住む少女シンディ・ルーは
ある”願い”を叶えてもらうための秘密の計画を立てていた。
そしてクリスマスイヴ、シンディはサンタの格好をしたグリンチと出会う…
この冬、とんでもないものが盗まれる。
実写劇場版から18年後となる2018年10月、アニメーション映画として公開された。日本では同年12月14日と、よりクリスマスに近い時期に公開されている。原作及び実写版の大まかな設定を引継いでおり、シンディや愛犬マックスといったキャラクターが再び登場。一部キャラが変更されていたり、プリクルバウムといった新規キャラクターも追加されている。
配給は18年前と同様ユニバーサル、製作は「怪盗グルー」シリーズ、「ペット」「SING シング」など長編アニメーション作品を輩出するイルミネーション・エンターテインメント。監督はこれらの作品をてがけたヤーロウ・チェイニーと「バンド・コールド・デス」などを製作したスコット・モシャーが担当。
グリンチ役には「ドクター・ストレンジ」「ホビット」シリーズのベネディクト・カンバーバッチ、シンディは「グレイテスト・ショーマン」に出演した若手のキャメロン・シーリー、ナレーションはミニオンが出演するPVで有名な「Happy」を輩出したファレル・ウィリアムズがそれぞれ起用された。
ユニバーサル×イルミネーション作品の類に漏れず、日本語吹き替え版では著名俳優、女優がキャスティングされている。グリンチには大泉洋、シンディには子役の横溝菜帆。この他にドナを杏、プリクルバウムをロバートの秋山竜次、天の声(ナレーション)を宮野真守が起用されている。
関連動画
関連項目
- 0
- 0pt