曖昧さ回避
グリーングリーンとは、2001年10月5日にGROOVERから発売された、18禁恋愛アドベンチャーノベルである。または、同ゲームのOP主題歌。
グリーングリーンの概要
山奥の全寮制男子校"鐘ノ音学園"の共学化にまつわるドタバタコメディを描いた作品。「青春」「バカ」「恋愛」「泣き」「鬱」など様々な要素を併せ持つ作品である。
プロデューサーであるbambooの高校時代とその学校をモデルにしている。登場キャラにもbambooがモデルのキャラが存在する。
恋愛アドベンチャーなのにもかかわらず、男子キャラとの日常シーンも細かく描かれていることや、各ヒロインごとにEDテーマソングが用意されていることなどから、一部のファンから熱烈な支持を受けている。
2002年3月22日にDVD版グリーングリーン、2003年4月24日にコンシューマ版グリーングリーン(鐘ノ音ダイナミック、鐘ノ音ロマンティック)が発売された。また、2003年夏にテレビアニメ化された。
グリーングリーンの続編として、『グリーングリーン2』『グリーングリーン3』、ファンディスクとして『鐘ノ音ダイナティック』がある。
2013年10月25日にグリーングリーン1のリメイク版『グリーングリーン OVERDRIVE EDITION』が発売された。
グリーングリーンのストーリー
緑豊かな山奥に存在する、男子校、私立鐘ノ音学園。外界から隔離された状態で毎日、野郎たちとやるせない日々を送っていた主人公・高崎祐介とその仲間たち。
そんな鐘ノ音に重大なニュースが!!なんと、来年度から鐘ノ音に共学化の話が持ち上がったらしい。そして試験的に女子が編入。期間は約一ヶ月半の間。入学以来、女の子と話をしたことがない祐介たちはどう接すれば良いのか慌てふためく。
登場キャラクター
記述例:
主人公
ヒロイン
- 千歳みどり(ちとせ みどり) - CV: 中山さら / - / -
祐介と同じクラス。天然ボケ。何故か祐介に惚れている。 - 朽木双葉(くつき ふたば) - CV: 藤巻恵理子 / - / -
祐介と同じクラス。いわゆるツンデレ。胸が小さいのが悩み。 - 朽木若葉(くつき わかば) - CV: 満仲由紀子 / - / -
双葉の妹。後輩。世話好き。いつもサボテンを持ち歩いている。 - 美南早苗(みなみ さなえ) - CV: 杉本沙織 / - / -
後輩。長袖。ちょっと病弱で無口。いつもビタミン剤を持ち歩いている。 - 飯野千種(いいの ちぐさ) - CV: 鈴木麻里子 / - / -
保健の先生。Eの乳房。学園内恋愛禁止派。
野郎(男子)
- バッチグー - CV: 田中一成 / - / -
本名は伊集院忠知。3バカの一人。「~っしょ」が口癖。情報通(正確かは不明)。モデルはmilktubのbamboo。 - 一番星光(いちばんぼし ひかる) - CV: 土門仁 / - / -
イケメン。3バカの参謀的存在。Dr.田中の著書の愛読者。モデルはmilktubの一番星☆光。 - 天神泰三(てんじん たいぞう) - CV: 浜田賢二 / - / -
3バカの一人。妙な鹿児島弁を話す。祐介と同室。根っからのロリコン。 - 総長(そうちょう) - CV: 神谷浩史 / - / -
本名は堀田健一。喧嘩が強いからという理由だけで総長に選ばれた。実は秀才。 - 毒ガス(どくがす) - CV: 高橋あきお / - / -
本名は子安ケンタ。盗撮マニア。イジメの仕返しに作った毒ガスを自身で吸ってしまい病院送りになったことがある。
その他
- 謎の少女 - CV: 中山さら / なし / なし
迷子になっていたところを祐介が保護。小みどりと名付け、祐介と共に暮らすことになる。 - 轟やすし(とどろき やすし) - CV: 高橋あきお / - / -
祐介たちの担任。怪しい広島弁を喋る。いつもやかんを持っている。 - 小野カツ子(おの かつこ)
寮母さん。鐘ノ音の母親的存在。 - 緒方和夫(おがた かずお)
用務員さん。普段は無口で無愛想だが、本当は優しい。 - 春乃亜理紗(はるの ありさ) - CV: 吉竹範子 / - / -
祐介と同じクラス。自意識過剰なところがあるが、最近自分の美的評価が低いことに気付き始めている。
主な開発スタッフ
- 片倉真二(キャラクターデザイン・原画)
- 主な参加作品:カナリア ~この想いを歌に乗せて~ (フロントウイング)、キラ☆キラ(OVERDRIVE)
- 桑島由一(シナリオ:主に早苗、千種ルートを担当)
- カナリア ~この想いを歌に乗せて~ (フロントウイング)、CARNIVAL(S.M.L)、神様家族(MF文庫J)
- ヤマグチノボル(シナリオ:主にみどり、双葉、若葉ルートを担当)
- カナリア ~この想いを歌に乗せて~ (フロントウイング)、ゼロの使い魔(MF文庫J)
- milktub(音楽)※bambooはプロデューサーも担当
- エーデルワイス(OVERDRIVE)、キラ☆キラ(同左)
グリーングリーン OVERDRIVE EDITION
OVERDRIVEより、グリーングリーン1のリメイク版『グリーングリーン OVERDRIVE EDITION』が2013年秋に発売されることが、2013年6月19日放送の696TV内で発表された。
GROOVER活動終了後も、OVERDRIVEにグリーングリーンシリーズのサポート依頼がユーザーから来ていたが権利的な関係もあり、断らざるを得なかった。
グリーングリーンプロデューサーであったbambooは、以前よりいつか版権をとってリメイクすることを考えており、Windows XPもサポート終了となると、いよいよゲームが動かなくなる可能性も出てきたため、これを機に版権元と交渉を続けリメイクの許諾を得た。
このゲームの開発資金を集めるにあたって、業界初のクラウドファンディング方式の使用を発表している。
リメイク版について
- シナリオは、誤字脱字をのぞいて一切手を加えない。
- 立ち絵・イベントCGなどのグラフィックは片倉真二による新規描き下ろし。
- 解像度は800×600へ変更。
- キャラクターボイスについては新規録音はなく、当時の音声データを用いて高音質で収録。
- ゲームシステムは、OVERDRIVE作品(僕が天使になった理由)にも使われているシステムに準拠する。
- OPムービーやOP主題歌やEDテーマは一新。歌にはNANA、佐藤ひろ美、YURIA、AiRI、yozuca*が起用される。
- 旧OP主題歌や旧EDテーマはソングライブラリ内に収録される。
- ゲーム演出については強化し、当時あった立ち絵の目パチ口パクも取り入れられる。
- できるだけ、当時の開発スタッフでゲームを作成する。
などが挙げられる。
コンシューマ版グリーングリーン
コンシューマ版は2003年4月24日にWellMADEから発売された。
当初、コンシューマ版グリーングリーンは、『グリーングリーン 鐘ノ音ダイナミック』をXboxから、『グリーングリーン 鐘ノ音ロマンティック』をPS2から発売する予定だった。諸事情によりXboxからの発売を中止。鐘ノ音ダイナミックもPS2からの発売となった。
鐘ノ音ダイナミックは"勢いとノリ"を好む人向けで、鐘ノ音ロマンティックは"せつなさ"を好む人向けとされている。この二つの違いはそれぞれに二人ずつ追加されるヒロインのことを言っている。
そのほかにPC版との違いは、ボツキャラ『小林 樹』の登場 、隠しエンディング5本追加、エンディングソングを一新し新曲10本に、男シナリオ多数追加などが挙げられる。また『朽木』の読み方が『くつき』から『くちき』に変更された。
追加キャラクター
鐘ノ音ダイナミック
- 楠木かおり(くすのき かおり) - CV: 前田このみ / - / なし
クールな女の子。普段はあまり感情を表に出さず、喋るときも抑揚をあまりつけない。忍術の訓練を欠かさない。 - 伊吹美菜(いぶき みな) - CV: 大本眞基子 / - / なし
産休をとった先生の代理。担当教科は英語であるが、まともに授業をしたことがない。賭け事が大好き。
鐘ノ音ロマンティック
- 山咲枝理(やまざき えり) - CV: やなせなつみ / - / なし
温和な性格。いつも笑顔を絶やさない。趣味は家事・掃除。 - 月森こずえ(つきもり こずえ) - CV: 大野まりな / - / なし
自称『古代帝国の姫の生れ変り』。いつも抱きかかえている、ぬいぐるみ『イブリート』からは炎がでる。
アニメ版グリーングリーン
グリーングリーンOVA
テレビアニメ化前の2002年12月20日にメディアファクトリーから発売された。
原作の設定とは逆に、男子が都会の女子校に編入することになっている。
原作制作側があまりアニメ制作側に干渉出来なかったため、出来は良くない。ファンの間でも黒歴史とされている。
テレビアニメ版グリーングリーン
2003年7月から9月までUHFアニメとして全12話が放送された。また本放送開始前に、実写特別番組が放送された。
監督はムトウユージ、音楽は光宗信吉が担当した。
多くの点で、原作の設定と異なっている。
まず、小みどり、小野カツ子、緒方和夫が登場せず、新キャラとして森村麗華が登場した。また、女子編入に関しては事前に鐘ノ音の生徒が知っており、それを歓迎するところから話が始まる。朽木若葉が持つサボテンには『トゲ村さん』という名前の設定が付け加えられた。
この他にも物語に重要なことなども変えられたところがあるため、ファンの中では受け入れることが出来ない者も多い。
このアニメ版グリーングリーンは、現在のアニメ規制では実現できない表現が多々あった。
本編も過激なのだが、特記すべきはオープニングである。セミヌード姿のキャラクターにPCゲームのようにマウスカーソルをあわせて選択(クリック)して服を着させていくという内容になっている。これでキャラクターを脱がさせることなくセミヌード姿でオープニングに登場させることを実現させた。
TVアニメ放送終了後、キャラクターDVDとして、各女子ヒロイン2名ずつにスポットを当てた内容のDVDが計3本発売された。
18禁ではないのにも係わらず過激なお色気シーンが多く描かれたショートストーリーや、それぞれのヒロインのイメージソングミュージッククリップ、自重しない声優たちによる座談会などが収められた。
追加キャラクター
グリーングリーン エロリューションズ
2004年5月28日にStarLinkから発売された18禁OVAである。
当初はテレビアニメのストーリーの後日談のような形のオリジナルアニメの予定だったが、あまりにも過激なシーンが多々あったため一般アニメとして出せなくなってしまった。幻の13話とされていた。
グリーングリーンの関連動画
リメイク版
グリーングリーンの関連商品
ゲーム
CD
DVD
グリーングリーンの関連項目
- GROOVER
- OVERDRIVE
- milktub
- NANA
- UR@N(現:AiRI)
- 佐藤ひろ美
- YURIA
- エロゲのタイトル一覧
- エロゲが原作のアニメ作品の一覧
- アニメ作品一覧
- エロゲが原作のコンシューマ移植作品の一覧
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