グリーンランドとは
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曖昧さ回避 |
- デンマーク領の世界最大の『島』。本項で解説する。
- 熊本県荒尾市にあるテーマパーク。元・三井グリーンランド。→『熊本グリーンランド』の記事を参照されたし。
- 北海道岩見沢市にあるテーマパーク。『北海道グリーンランド』とも。
- 千光寺公園グリーンランド - 広島県尾道市にある遊園地。
- 高子沼グリーンランド - かつて福島県福島市に存在した遊園地。
- 天王グリーンランド - 秋田県潟上市にある道の駅てんのう。
などである。
概要
基本データ | |
正式名称 | グリーンランド Greenland (英語) Kalaallit Nunaat (グリーンランド語) Grønland (デンマーク語) |
州旗 | |
州歌 | 祖国よ、汝はいと星霜重ねり Nunarput utoqqarsuanngoravit |
公用語 | グリーンランド語、デンマーク語 |
首都 | ヌーク Nuuk (デンマーク語名:ゴッドハープ Godthåb) |
面積 | 約217万6000km2[1] (うち約175万5000km2は氷床) |
人口('22) | 約5万6000人(世界第209位) |
通貨 | デンマーク・クローネ(DKK, kr) |
総面積約216万6000平方km[2]。世界最大の島である。ちなみに、これより大きい陸地は『大陸』に分類されている。位置的には北大西洋と北極海の間にあり、島の半分以上が北極圏に属する。およそ80%の陸地が氷床になっており、年々氷床が溶け始めている環境問題がある。
住民の先祖は西方から渡ってきたエスキモーと北欧から渡ってきたヴァイキングである(グリーンランドでは「エスキモー」という言葉はあまり問題視されない)。
ヨーロッパ側としては10世紀に赤毛のエリック(Eric the Red)が発見したとされるが、エスキモーはその前から住んでいたと言われている。現在ではかなり混血が進んでいるが割合としてはエスキモーの方が多く顔立ちは同じモンゴロイドの日本人に近い。
長年デンマークの統治下にあるが、1979年に自治州に昇格し自治政府が置かれており、全島を統括している。公用語はグリーンランド語だが、長年デンマークの支配下に置かれていることにより、デンマーク語が使用されていた。近年はデンマークと離れていることから、独立する声も大きくなっているようだ。
人口は日本の市の基準となる5万人を超す程度の人口しかいない。これは、大部分が氷床と万年雪に覆われており、一部の海岸(最低でも夏には必ず海氷が溶ける西岸・および東岸のごく一部)にしか人が住んでいないためである。
鉱物が豊富に獲れる産業地帯であり、金や鉄、銅や亜鉛はもちろんのこと、ウランも採取されている。
漁業も盛んで捕鯨も行っていて、獲ったり狩ったりした動物の毛皮も無駄にせず活用している。この捕鯨と毛皮についてEC(EUの前身)と対立し、1985年に住民投票でECから脱退している。なおグリーンランド産のエビなど魚介類は日本へも輸出されている。
ヨーロッパと違ってメキシコ湾流の恩恵を受けないためもちろん寒冷な気候だが、一般人が住むような場所なら一年中氷点下ということはなく、どんなに寒い場所でも夏には0℃を超える日はある。というか年中氷点下の場所に一般人は住まない。
交通手段
外部との交通
海外との交通手段は一般向けの海路は無く、空路のみ。デンマーク首都・コペンハーゲンからカンゲルルススアークに飛ぶ便(グリーンランド航空)がある。
他にアイスランド首都・レイキャヴィーク(ケプラヴィークではない)からグリーンランド南西部・東部へ飛ぶ便(エアー・アイスランド(アイスランド航空とは別の航空会社))もある。
内部の交通
大きな街の中では自動車も走っていてタクシーがある所もある。しかし点在する街・集落を行き来する交通手段は スノーモービル・犬ぞり・船・飛行機・ヘリコプターである。郊外に車道なんぞ無いのである。
例外としてカンゲルルススアーク周辺だけは他の街へこそ繋がっていないものの、氷床の先端など郊外にも道路が延びている。
空路ではカンゲルルスアーク空港がハブ空港となっていて、ここで乗り換える場合が多い。
犬ぞりは他の北極域と同様にスノーモービルに押されて廃れつつあるが、集落に人間よりも犬の方が多いなどということもまだよくあることである。
関連動画
関連項目
脚注
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