グルメスパイザー!!!
(うまそぉ~~~!)
グルメスパイザーとは、2011年7月30日に発売されたトリコの玩具である。
概要
バンダイから発売されてしまった赤い腕型のおもちゃ。正式名称は「トリコ 菓子粉砕機グルメスパイザー」。中にスナック菓子を入れてレバーをシャカシャカ動かすと、内部で菓子が粉砕され、ふりかけとなって出てくる仕組み。ぶっちゃけタカラトミーのおかしなフリカケのパクリ
CMも作られており、トリコが嬉しそうにグルメスパイザーをシャカシャカしている。
それだけでは飽き足らず、何とアニメでも登場。トリコ世界では最新型のポータブルスパイス調理器という設定らしく、研究所に置いてあった試作機をトリコが勝手にパクっt頂戴していたものを、「料理人が持っていた方がいい」と言って小松に渡した。後に商品化されたようで、グルメデパートに大量に並んでいた。
10話で初登場して以来、12話、15話、16話、17話、18話、20話、22話、23話、25話と怒涛の勢いで登場し、販促のために登場人物に絶賛させたり、アニメ中で使い方を説明口調で実演したりとやりたい放題。BBコーン編では、ストーリーに大きく関わる重要アイテムとして位置づけられるなど、ここまで露骨に販促されるとある意味清々しいものがある。一流レストランのコック長がこんなおもちゃ使うなよ・・・
新販促品のグルメスティックセンサーが登場してからは、お役御免になったのかすっかり登場しなくなったが、32話にてさりげなく節乃が使用するという形で久々に登場。美食人間国宝も愛用してますグルメスパイザー。
しかし、どうやらスタージュン様はお気に召さなかったようで、一度は手に取るもすぐに投げ捨てている。GJ。
以上の理由により、アニメ版のトリコがあまり評判のよくない要因の一つとなっている。
そこまでして必死に売り込みをかけた実際の玩具はどうなのかというと、
- 構造がやたら複雑で、その上プラスチック製なので壊れやすい。粉砕力も意外と弱く、クッキーやカールはギリギリいけるが、煎餅レベルになるとアウト。下手すると本体がポン!クラッシュ!する。
- 一回の使用で内部が油まみれ・粉まみれになり、その都度分解して水洗いする必要がある。部品がやたら多いので、分解して組み直すのは大変。
- そもそもスナックを砕くだけなら素手でおk。しかもポン!クラッシュ!して作ったスパイス(?)なんて使うところが無い。コミックボンボンの「リトルグルメ」の悪夢が蘇る。それがいいという人もいるけど
このように、なんとも微妙な物体である。なお、他局の番組「ヒルナンデス!」に、クッキングトイの一つとしてこれが取り上げられた際、スタジオに何とも言えない空気を作り出してしまったことも付け加えておく。
ちなみに、アニメ版の販促物のためなのか、原作には一切登場していない。ただし、スイッチ一つで食材を粉砕できるポケットフードプロセッサーというマシンで乾燥・宝石の肉のふりかけを作るシーンがある。スパイザーより明らかに小型で高性能なブツだが、果たして偶然なのかしまぶーなりの皮肉なのかは不明。
なお、数年後に「ポチっと発明 ピカちんキット」から「ふりかけメーカー」なる製品が発売されている。
ぶっちゃけこっちの方が完全に上位互換の性能なため、単純に「お菓子をふりかけにする道具」が欲しいなら素直にこちらを買おう。
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