グレル&エンエン単語

グレルアンドエンエン

2.5千文字の記事

掲示板へ

記事編集

グレル、エンエンとは、映画「プリキュアオールスターズ」に登場する妖精学校の妖精である。
声優はグレルが愛河里花子、エンエンが玉川紗己子（玉川は『Yes!プリキュア5GoGo!』のモンブラン国王や、『ハートキャッチプリキュア！』の志久るみ（志久ななみの妹）を演じている）。

概要

『映画プリキュアオールスターズNewStage2 こころのともだち』の主人公である2匹の妖精。グレルはタヌキのような外見で、マントとおもちゃの剣を付けている。エンエンはキツネのような外見をしており、頭にフードをかぶっている。プリキュアのパートナーとなる妖精を育成する妖精学校の生徒であるが、グレルはわんぱくな暴れん坊、エンエンは引っ込み思案で泣き虫な性格で、共にクラスに馴染めず孤立していた。

プリキュアの人気に嫉妬し、悪さばかりしているグレルだが、本当はプリキュアに憧れているが素直になれないひねくれ者で、自分と同じく周りと打ち解けられず独りぼっちのエンエンと仲良くなる。一方、エンエンも唯一話しかけてくれたグレルを慕って友達となった。

ある日、グレルが妖精学校の離れに保管されている影水晶を発見し、自分とよく似た姿の「影」と出会い意気投合すると、その影に唆されてプリキュアをおびき出し、初代～スマイルプリキュア！の歴代プリキュアを水晶にしてしまうなどの悪事を起こしてしまう。巻き込まれたエンエンはグレルたちを止めようとするが、止めさせる勇気が出ず、ただ見ることしかできなかったが、水晶にされかけた星空みゆきに唯一難を逃れたドキドキ！プリキュアの面々に助けを求める言づてを託される。

やがて影はグレルの言うことも聞かなくなり暴走、2匹も影に追われて逃げ惑うこととなる。しかし、崖から落ちそうになったグレルをエンエンが勇気を振り絞って助けたり、昔はプリキュアの敵として戦ったが、今は和解して自分自身がプリキュアとなったキュアパッションやキュアビートたちとの出会いを経て、2匹は励ましを教えを受けて立ち直っていった。プリキュアに退治された自分自身の影と正面から向き合ったグレルは影と和解し、グレルとエンエンはいつか自分もプリキュアのパートナー妖精となることを誓うのだった。

プリキュアオールスターズNS3での活躍

この項目は、映画『プリキュアオールスターズNewStage3』に関する重大なネタバレが含まれています。

映画『プリキュアオールスターズNewStage3 永遠のともだち』では、主要キャラクターとして再び活躍する。グレルは友達思いの心優しい性格に、エンエンはかつての臆病さを克服して積極的に行動できるようになるなど、前作の一連の事件を経て、精神的な面で立派に成長した。

本作ではそれまでの努力が見込まれ、妖精学校の先生から、プリキュア教科書に新しいプリキュアの事を記すための調査をして欲しいと依頼される。こうして新人プリキュアである、ハピネスチャージプリキュア！の愛乃めぐみと白雪ひめと出会った2匹は、子供達が眠ったまま目を覚まさない事件が起きているのを知り、プリキュアたちと共に夢の世界に向かう。

夢の世界で2匹は、以前妖精学校で一緒だった元クラスメイトである獏の妖精・ユメタと再会する。一連の事件が、ユメタの母親・マアムがユメタを守ろうとして暴走したことを知った2匹は、かつて自分たちがプリキュアに教わったように、今度は自分たちがユメタを助けるべく尽力する。特に、今作のユメタは前作のエンエンのように、なかなか自分の意志をはっきり伝えることができず、それをエンエンたちが励ます展開は、前作を見た人にとって感慨深いものがある。

>そして物語のクライマックス、2匹は妖精学校で幻のプリキュアと伝えられてきたキュアエコーこと坂上あゆみと出会い、彼女のパートナー妖精となった。事件を解決して、ユメタといつか再び会える約束を果たした2匹は、あゆみと一緒に横浜へと暮らすようになった。NS2 公開後、2匹がエコーのパートナーになる展開を望んでいたファンも多かったようで、グレルとエンエンの夢が遂に実現した瞬間であった。本作は、友情や親子の愛が物語の軸となっているが、それと同時に「夢は必ず叶う」というテーマも含まれているのは間違いないであろう。