グロイザーX(えっくす)とは
1976年7月から1977年の3月までテレビ放送されたロボットアニメである。
監修はマジンガーZやデビルマンでおなじみダイナミックプロの「永井豪」
原作者は「冒険王」でマジンガーZのコミカライズを担当した「桜多吾作」
そしてアニメーション制作はニコニコ動画でおなじみ「チャージマン研」の「ナック」
この時点で嫌な予感をしている人は多いだろうがどうかお付き合い頂きたい。
この作品最大の欠点は終始作画が安定しない事である。(まあ、いつものナック) 時には文句どころか当時のスタッフの体調を心配したくなるぐらい酷い回もある。 さらに制作会社が同じナックであるせいか同社作品の音楽の使い回しもかなり多い。 あの有名なチャージマン研の「キチレコ」はもうグロイザーの曲だかチャー研の曲だか分からない頻度で使われているくらいである。(しかもアレンジでチャー研のOPが流れた事すらある。)
しかし…それらを差し引いてもお釣りがくるくらい魅力あふれる作品である事は間違いない。
特にロボットアニメを愛好する層の方々にはたまには変わったロボが見たいなーと思ったら是非見て頂きたい作品である。 歴史に埋もれがちなこの作品が改めて人々の目に留まる助けになれば幸いである。
若い命を炎と燃やす概要
ここでは第1話の大まかなあらすじについて説明させていただく。
民間航空会社「飛島パイロットチーム」に所属する主人公の青年「海坂 譲(かいさか じょう)」はその日行われた全日本航空ショーで見事なアクロバット飛行を披露し人々の歓声を一身に浴びる。仲間たちと喜びを分かち合いながら故郷の島、伊豆七島「茜島」へと帰還すると、飛島パイロットチームの基地へ自衛隊レーダー基地から茜島へと未確認飛行物体が近づいていると連絡が入る。
墜落した部隊の調査に出かけた譲たちの前に現れたのは巨大な爆撃機の前面に顔がくっついたような異形のマシンだった。 飛行機のプロフェッショナルである譲をして「恐るべきフライングマシン」と称されたその中から、譲たちは一人の傷ついた少女を保護した。
すぐさま茜島唯一の診療所、四村診療所へと運び込まれた少女は昏睡しながらもうわごとで「グロイザーX」「ガイラー星人が攻めてくる」などと言い続ける。名前の判明した「グロイザーX」を調べる譲と飛島であったが高度な科学力で作られたそれは一朝一夕に理解できる代物では無かった。
そんな時、tVのニュースで自衛隊の東海防衛基地が国籍不明の軍団に襲撃されたという一報がはいった。それだけではない。少女を介抱していた医師の四村から信じられない事を聞かされる。少女の血液は明らかに地球人のそれとは違う異質なもので、つまり彼女が異星人だという何よりの証拠であった。
目を覚ました少女は疲弊しきった体を押して、東海基地を襲ったのは「ガイラー星人」の「空爆ロボ」です、と告げた。そして…。
「グロイザーXで日本を守ってください。ガイラー星人の空爆ロボに対抗するにはグロイザーXしかありません。操縦法は私が教えます。」
ともに戦うという少女。いきなりの事に困惑する譲だったが恩師飛島は言う。
「やってみろ譲。お前には私の航空知識の全てを叩きこんである! グロイザーXで日本を守るんだ!」
師の後押しに元々正義感の強い譲はグロイザーXに乗り込むことを決意する。グロイザーXへと向かう2人は初めてそこでお互いの名前を明かす。少女の名前は「リタ」といった。
リタの教えの元、大空へ飛び立ったグロイザーXは、なおも虐殺を続ける空爆ロボへ戦いを挑む。不慣れな操縦ながらもグロイザーXの性能に助けられ敵空爆ロボを追い詰める譲。しかし、撃墜したはずの空爆ロボは飛行形態から戦闘ロボ形態となり再び襲いくる。
だがリタの指示で「ファイト・アップ」したグロイザーXは敵機と同じく戦闘ロボへと変形。高熱を帯びた鉄拳「フラッシュ・ボンバー」恐るべき破壊力の「タキオン光弾」その力によって辛くも勝利を収める譲たちであったが、リタの表情に勝利の喜びはなく、深い悲しみに包まれているのだった…。
「リターン・X」
再び飛行形態へともどったグロイザーXは大空へと舞い上がる。今ここに大空の勇者グロイザーXとガイラー星人の戦いの火蓋は切って落とされたのだ!
守る誓いの登場人物
- 海坂譲(かいさか じょう) CV:古谷徹
- 本作の主人公。飛島パイロットチームに所属する青年。
- 飛行機の中で出産されたという経歴を持ち仲間からは根っからの大空野郎と称されることもある。両親とは死別し、ふとしたきっかけで学生時代は手の付けられない不良になっていたが、飛島博士の尽力と飛行機との出会いで更生する。
- 飛島博士からは十分な航空知識と並々ならぬ操縦技術を叩きこまれており、グロイザーXのパイロットとしての下地は十分に出来ていた。その腕前は開発途中の試作航空機のテストパイロットとして推薦されたり、仲間からはすぐにでもジャンボ旅客機の機長になれるレベルとも言われている。
- そんな譲をしてグロイザーXは「こいつは恐ろしいほどのフライング・マシンだ!それだけに乗りこなすのも難しい」と言わしめた。しかしそれは根っからの大空野郎にとって挑戦する価値のあるものだったに違いない。
- 正義感の強い熱血漢でまさに主人公といった性格。戦闘中は多少攻撃的なセリフが増えてしまうものの、目上の者には敬意を表し、年下の子供たちには優しい好青年である。
- リタ CV:野崎貴美子
- 本作のヒロイン。というよりもう一人の主人公。場合によっては譲よりもメイン主人公ともいえる。
- 容姿は地球人とそう変わらないが上述の通りその正体はガイラー星人。つまり敵側出身の少女でグロイザーXの開発者ヤン博士の一人娘。そもそもガイラー星人はもともと地球侵略の意志は無かった。ヤン博士を筆頭に巨大宇宙船ゲルモス号で宇宙開発の旅をしていたガイラー星の探検隊は事故によって300年前の地球に不時着してしまった。頼るもののない地球の氷の大地の下で、コールドスリープを繰り返しながらガイラー本星の救助を待った。
- しかし、それから300年。地球人の核実験の影響でガイラー星人は目覚めてしまう。300年経っても救助が来ない事に痺れを切らしたのか、軍部のリーダー「ゲルドン」を始めとする一部の過激派が、もはや母星に帰れないのなら地球侵略すべしとガイラー帝国の建国を宣言。ゲルモス号の艦長キャプテン・ミハルタスを始めとした平和主義者を一掃しクーデターを起こす。生き残り捕虜となったヤン博士は降伏し、帝国に協力するふりをしてグロイザーXを開発。機を見てリタは父ヤン博士の捨て身の援護で帝国を脱出。父と多くの仲間を失いながらも譲たちと巡り合えたリタはかつての同胞たちとの戦いに身を投じてゆく。
- 心優しく芯の強い性格だが自らの立場に苦悩し、かつての仲間、恋人、友人に裏切り者と罵られ殺し合いをすることに心を痛め複雑な表情をすることが多かった。が、今の仲間たちと過ごす時間が増えると笑顔が少しずつ増えていった。
- ちなみに、ガイラー星人は地球人と違い生命力が高く寿命も長い。リタさんも実年齢は3ケt…いやいや女性の魅力は年齢じゃないですよ皆さん。そんなことよりこれが本当ならガイラー本星には合法ロリがうようよry
- 飛島秀樹(とびしま ひでき) CV:勝田久
- 皆から先生と慕われる保護者的立場の人(類義語:おやっさん)。譲の父親代わりで民間航空会社「飛島パイロットチーム」のオーナーにして自身も現役のベテランパイロット。さらに宇宙工学の世界的権威を持つ博士であり軍部ともコネを持つすごい人。老齢ながらも浅黒く焼けた肌と厳しくも信念をもった発言は類まれなるバイタリティを感じさせる。が、こういうキャラのご多分に漏れず頑固で融通が利かない所がある。
- 第4話、何言ってんの若いでしょ!()
- バクさん CV:竜田直樹
- 飛島パイロットチームに所属する元ゼロ戦乗りの老パイロット。……と、書くと何かかっこ良さげだが担当するのは主にコミカルな部分。チームのムードメーカー。出身は阿波踊りで有名な徳島生まれ。(本人談)
- 明確な年齢は劇中示されないが、おそらく飛島先生より年上。年下連中から憎まれ口を叩かれたり小馬鹿にされているが、それは皆がバクさんの事を好きだからなのは間違いない。いつまでも元気でいて下さいね!
- サブ CV:沢田和子(兜シロー)
- 飛島パイロットチームに所属する最年少の少年(ただし劇中で明確な年齢は示されない)。事あるごとにバクさんを煽っては大騒ぎをおこすチームのトラブルメーカー的存在。金のためなら脱ぐ事もいとわない。
- お調子者だが譲を慕い尊敬する気持ちは本物らしく、自称凄腕パイロットが現れたときは「日本一は譲だい!」と噛み付いていた。一時期妙に体がマッチョになっていた気がするが…気にするな!(同社某魔王様のお言葉)
- 一平 CV:沢木郁也
- 飛島パイロットチームに所属するメカニックマン。物静かで自分から発言することはあまりなく、目立つ活躍はしないが、さりとて存在感が無いわけでもないまさに脇役。
- とはいえメカニックとしてはかなり優秀でGタンク(の見た目だけ)を複製(した車)を作ったときは譲や飛島を勘違いさせてしまった事もある。
- ゲン CV:山下望
- 事あるごとに飛島パイロットチームに関わりたがるバンカラ少年。
- 茜島の漁師の息子で、自身も漁に出ることが多いが、なぜか飛行機(もしくは飛島パイロットチーム)に強く憧れており、しつこいくらいに仲間になりたがる。が、適性が無いと思われているのか、ゲンの年老いた両親に気を使っているのか、冷たくあしらわれることが多い。(もっともバクさんなんかはゲンのそんな気持ちをおだてて飛行機の整備など細かい雑用を手伝わせたりしているが…)。だが海で活動することがメインなせいか、ガイラー帝国の海洋関係の作戦は彼がきっかけで発覚することも多い。
- 吉田局長 CV:岡田道郎(政宗一成)
- 国防軍国家保安局の局長。譲たちの最大の協力者。亡命してきたリタとグロイザーXをすぐに受け入れる態勢を整えたり、茜島に超短期間でグロイザーXを収容できる基地を建造したりとなかなか優秀な指揮能力をもつ人物と思われる。
- ガイラー帝国の強大な科学力に軍は蹴散らされ、最終的にグロイザーに頼らざるを得ない状況に陥ることが殆どだが、グロイザーとスムーズな連携を行ったり、敵の足止めに成功したり、(グロイザーが事前に大ダメージを与えていたとはいえ)空爆ロボを撃墜した実績もあるので、この作品の軍はそこそこ優秀な部類に入るのではないだろうか。
- 四村大吉(しむら だいきち) CV:岡田道朗
- 茜島で医師を営む壮年の紳士。リタが地球人でないことは彼の診察で発覚するのは前述のとおり。激しい戦闘で生傷の絶えない譲やリタにとって必要不可欠な人物。正直出番は少ない。
- 四村みどり(しむら みどり) CV:高木早苗
- 四村医師の娘。父の診療所を手伝っており(ナース服着てるとかそんなんは無いからな…)、とても心の優しい女性。ガイラー帝国の犠牲になった姉夫婦の息子、マサトを引き取り立派に育てることを決意する。EDにもワンカット出演しておりそれなりに存在感は有る。 …が、やっぱり出番は少ない
- マサト CV:不明
- 上述の四村家に引き取られたのが北海道に嫁いだ姉夫婦の息子、マサト少年である。ガイラー帝国の侵略作戦初期において猛威を振るった気象兵器「サタン一号」によって両親を失ってしまい、心を閉ざして荒んでしまう。ガイラー星人であるリタに憎悪と敵意をむき出しにしていたが、長い時間をかけて明るさを取り戻してゆくのだった…。が、後半彼にまつわるある重大な秘密が譲たちの心を激しく揺さぶるのであった…。
- 将来の夢はグロイザーXのパイロットになって憎いガイラー帝国をやっつける事。
愛の心を失いしガイラー帝国
- ゲルドン帝王 CV:藪内英喜
- ガイラー星人の平和主義者たちにクーデターを起こした人物。すなわちすべての元凶。元々ガイラー星軍部に属するタカ派の筆頭で、いずれはガイラー星全土を軍事力で支配しようと企んでいたらしい。宇宙開発に協力していたのもいずれ本星に反旗を翻すための下地づくりをするためだろうか…?
- 勝手に帝国、帝王を名乗ったり、ことあるごとに手柄を立てた兵へ勲章を与えるなど、権力に固執している人物なのが劇中の描写から見て取れる。
- ダガー元帥 CV:岡田道郎
- ガイラー帝国の地球攻撃部隊の初代総司令官。
- 短気なのか作戦はいつもゴリ押しめいた作戦が多く、仲間のアドバイスにも耳を貸さないことも多い。
- そのくせ野心だけは一人前だったようで、いずれゲルドンに変わり自分がトップに立とうとしていたようだ。
- 息子が3人いる。
- ドゴス元帥 CV:河西清
- ガイラー帝国の地球攻撃部隊二代目総司令官。
- 体のほとんどを機械化しており、極めて異様な風貌をしている。だが、自分の家族や血縁者を戦場へ送ることになった折には迷いや不安など人間らしい感情をのぞかせていた。
- しかし帝国へ忠誠を誓う事に迷いはなく、何度となくグロイザーXを苦しめた。最終的に作戦が失敗してもそこそこの戦果を挙げているせいか、ダガーより永くその地位を守り続けていた。単に代わりの人材がいなかったせいかもしれないが…。
- ゴーレン科学長官 CV:不明
- ガイラー帝国の科学力を一手に担う科学者。多彩な空爆ロボや様々な超兵器を生み出し、日本国民を恐怖のどん底へと突き落とした。ゲルドン帝王の側近としても高い地位にいる。
- そんな彼でもヤン博士が開発したグロイザーXの力の源「タキオンエンジン」だけは再現することはできなかった。
しろがねの翼・グロイザーX
本作の主人公ロボグロイザーXとはリタの父、ガイラー星の天才科学者ヤン博士が作り出したスーパーロボットである。
劇中のカテゴリーに分類するならグロイザーXもまた空爆ロボだが、譲たちがグロイザーXを空爆ロボと呼ぶことは無い。
飛行形態と戦闘ロボット形態
空爆ロボの基本形態はあくまで飛行形態である。グロイザーXもその例に及ばず、爆撃機のような飛行形態こそが基本であり、この状態を「グロイザーX」と呼称する。操縦者の「ファイト・アップ」の掛け声とともに操縦桿のレバー左右のヘッドを合わせることで変形シークエンスへと移行する。そして地球人類の科学力を凌駕した変形プロセスによりグロイザーXは戦闘ロボット形態へと変形する。この形態は「グロイザーロボ」と呼称される。なお、グロイザーロボからグロイザーXへ戻るプロセスの事を「リターン・X(エックス)」と呼称する。
なお、グロイザーロボは全36話中12回ほどしか変形したことが無く、あくまでグロイザーXと言う作品は「グロイザーX」が主役であるという事をご理解頂きたい。
人型ロボ好きの人たちには物足りないかもしれないが、好意的に考えてみるとグロイザーロボそのものがグロイザーの最終兵器と言えるのかもしれない。事実、グロイザーXで勝てなかった相手にロボで再戦を挑んだ時に圧勝したり、100mと設定されているその巨体で体操選手顔負けの運動性を発揮したり、ロボ自体に黒星が無いあたりその強さは折り紙つきである。
グロイザーXのスペック
全長100m 総重量1200t
動力源は劇中で夢の未来エネルギーと称される新エネルギー「タキオン」で、それを使って駆動する「タキオンエンジン」を搭載。自軍でもガイラー帝国でも複製が不可能な上、タキオンの採取法が確立されていない現状、おそらくエネルギーは自ら生み出しているのではないかと思われる。
装甲、および全体的なメカに使われている構造材は「ミラクルシリコニュウム合金」と呼ばれる超合金。こちらは劇中で複製が可能だと明言されている。おそらくガイラー帝国の空爆ロボも同素材で出来ていると思われる。高い剛性と柔軟性を併せ持ち、グロイザーや空爆ロボの異様な変形プロセスを可能としている他、ある程度の形状記憶能力や再生能力をもっている。いや、再生能力があるゆえに複製が可能と考えるべきだろうか? だが再生には何らかの刺激が必要なのか、搭載された「自動修復装置」を手動で動かす必要がある。(おい)
他にも被弾して出火した所を消火する「自動消火装置(やっぱり手動)」を持ち、タキオンエネルギーをバリアに転用するシステムも兼ね備えている。
チート? いいじゃない。
かゆい所に手が届く3つの小型サポートメカ
グロイザーXには状況に応じて発進する3機の小型メカを収容している。
…この3つである。
ちなみにGはグロイザーの略。主な操縦者は譲。リタさんはお留守番。飛島パイロットチームの仲間たちが乗り込むこともある。3つともあくまでグロイザーが調査を行えない場所(深海、地底など)に赴くサポートに徹したマシンで強力な武装を備えているわけではないが、その特色を生かしてしっかりとグロイザーの戦いを支えた。
特にGタンクの戦果は目を見張るものがあり、何度かグロイザーを差し置いて空爆ロボに致命傷を与えたり敵の基地を潰したりした。Gシャークもやはり海底と言う特殊な地形で活躍の機会も多かった。海底戦用でありながら飛行能力も有するこの機体は場所を選ばずに活躍し、譲たちの戦術の幅を広げた。彼らはグロイザーXのなくてはならない相棒達なのである。
…え、Gジェット? ええっと、偵察したりじいちゃんたち乗せたり後ろを取られたグロイザーを援護したりもちろん活躍してますよ? ミサイル代わりにされた? 何のことやら…?
お待ちかね、グロイザーX 必殺の兵器
- タキオン光弾
- 頭部左右のアンテナの間にタキオンエネルギーをスパークさせて放つエネルギー光弾。
- 譲の初陣で空爆ロボを粉砕した兵器でありグロイザーXを代表する武器。
- 派手さはないが高い威力を誇り、グロイザーを中心に広い射角で放つことができる。
- フラッシュボンバー
- グロイザーロボの状態のみで使用できる特殊兵器。腕に高熱を発生させ、鉄拳ハンマーパンチによりその熱と衝撃で相手を粉砕する。
- …まさか爆熱ゴッドフィンガーもアムロの方が先に使っていたなんて!
- タキオンレインボー
- レインボー光弾とも称される。
- 厳密にいうと破壊兵器ではなく、敵の目をくらませたり、相手の幻覚攻撃を見破ったり、敵の作り出した特殊フィールドを除去したりと様々な効果がある。
- もしかしたらレインボーの名の通り7つの効果があるのかもしれないが、使用回数はそんなにない。
- エンダーミサイル
- グロイザーX状態で使用するミサイル。
- 後方の翼端に装備されており、後ろを取られた場合はこのミサイルしかロクに攻撃方法が無いらしく、そのことをよく敵に狙われピンチになることも多かった。
- もちろん前方に発射することも可能でグロイザーXの主力兵装の一つである。
- タキオン万能ミサイル
- どのくらい万能かと言うと、ロボ変形時に関節部に変形するぐらい万能。
- Gミサイル、スピリットミサイルなど、話数によって呼称が変わることがあるのだが、威力、性質などがどれぐらい違うのかは劇中では言及されない。
- それよりも発射孔でもあるミサイルコンテナが弾薬を積みながらもサポートメカまで収容することが出来るあたり(右手側にGタンク、左手側にGシャーク)、グロイザーX最大のブラックボックスと言っても過言では無い。
- フライング・トーペドー
- 最強兵器。グロイザーXの胸部に内蔵された巨大空中魚雷。発射担当はリタさん。
- こいつを見てくれ、どう思う?
- すごく…大きいです。
- グロイザーXの武装の中でも最大級の破壊力を持ち、主にフィニッシュホールドとして使用された。爆発力もさることながら貫通力にも優れ、並の空爆ロボは爆発よりぶち抜かれたことで破壊されていた。
- アッー!
- 汎用力も高く時限式の爆弾としても使用可能。しかしその大きさのため、一度の出撃で一発しか搭載できないという欠点がある。がんばっても2発。
- え、26話?
- 知らんな。(同社某警察の方より)
使用回数が少ない兵器色々。
- ネックミサイル
- 文字通り首の部分に収納されている特殊なミサイル。
- 首の左右から不完全なパーツが射出され、空中でカプセル状に合体してから敵に向かう。
- 左右のパーツに別々の化学物質が入っており、合体することで反応を起こすような爆弾なのだろうか?
- 誘導ミサイル
- とある強敵空爆ロボに対抗するために急きょ国防軍の協力で作られた武器。破裂すると中から生ゴムが飛び散り、相手を絡め取る。
- 余談だが、もともと無い武装を積み込むため、一時的にGジェットのスペースが削られたことは想像だに難くない。
- Gジェットェ…。
おまけ
- 赤とんぼ
- 飛島パイロットチームが所有する複葉機。
- 持ち主たちをしてオンボロなどと称されるが、いつも丁寧に手入れをされ、何度落ちても何度でも修理されたり、チームの皆から愛されている。
- ただのお飾りでもなく、空の偵察任務についたり、ストーリーに大きく絡んだり、装備された光線銃(おそらくガイラー製)で戦闘に参加したりと大活躍。そして、とあるキャラクターの大きな活躍にともに挑み、彩りを添えた。
- 赤とんぼもまた、グロイザーXと言う作品になくてはならない存在なのである。
- …Gジェットェ…。
空爆ロボット…殲滅だ!
ガイラー帝国の戦略兵器の総称が空爆ロボである。グロイザーXに匹敵する巨体で飛行し状況によって戦闘ロボ形態を使い分ける。しかし、すぐに地球環境に適応させたのか、中盤から後半にかけては地球製の航空機に似たフォルムの空爆ロボも多く作られ、それらが戦闘ロボ形態に変形するケースは少なかった。ガイラー帝国の資源が限られている以上、万能の一体より作戦にあわせて機能を特化させたマシンを作る方針だったのかもしれない。
話数 | 登場空爆ロボ | 空爆隊長 | 備考 |
第1話 | ダイガン | ダイガン | 自衛隊東海基地を攻撃。 実質、地球人に宣戦布告をした。 異様な姿をしていて鼻から光線を放つ。 |
第2話 | デビル | デビル | 原子力研究所を攻撃。 魚類、哺乳類、鳥類の特徴をごった煮にしたような見た目をしている。 そんなに強くない。 |
第3話 | デーモン | デーモン | 母艦を攻めるグロイザーを迎撃するために出撃。 異様に下半身が痩せてたのは被弾したパーツを捨てたせいだろうか? そんなに強くない。 この回はむしろ気象兵器サタンが甚大な被害を出した。 |
第4話 | アタッキンガー | キンガー | 偽のSOS信号でリタをおびき寄せ捕まえようとした。 比較的地球製の航空機にフォルムが似ている。 なにかとてつもない秘密兵器があるようだが、 使う前にグロイザーの秘密兵器 フライング・トーペドーにやぶれた。 |
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