グロス=ゴルカ(Groth-Golka)とは、クトゥルフ神話における旧支配者の名前である。グロス=ゴールカ。
概要
グロス=ゴルカは一本足に一つ目の巨大な翼竜の姿をしたシャンタク鳥(Shantaks)の支配者でもある旧支配者である。
南極の「アンタルクトスの黒い円錐」と呼ばれている場所の地下に住んでいる怪物であり、その姿を見ると燃えるような目と鋭い歯を持つ翼竜のように見えることだろう。黒い鱗状の翼や棘の生えた尾がそう見せるのかもしれない。
〈悪魔の鳥神〉、〈鳥の形をした魔神〉もしくは〈バルサゴ(Balsagoð)の鳥神〉とも呼ばれている。
彼らは縄張りに入られることは嫌うようで、許可なしに入って行こうとすれば死が訪れることだろう。
グロス=ゴルカはかつてジンバブエやハイパーボリア、アトランティスの残された植民地であるバル・サゴス(Bal-Sagoth)で崇拝されていたという。そして現在ではアフリカや南米の未知の民族によって崇拝されており、あの世からの漁夫に奉仕されているという。
また、ドリームランドの月に住む恐竜のような旧支配者ムノムクァ(Mnomquah)は兄弟だという説も存在する。シャンタク鳥の首領であるクウムヤアガ(Quumyagga)はグロス=ゴルカに従属しているとされているが、ケイオシアム社のRPGではまったく別の存在となっている。
グロス=ゴルカはR・E・ハワードの『バル・サゴスの神々/The Gods of Bal-Sagoth』という非神話作品で創作され、リン・カーターによってクトゥルフ神話に取り入れられた。
リン・カーターはゴル=ゴロス(Gol-Gokla→Gol-goroth)と間違えたため、修正が加えられた過去がある。
関連動画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
- 0
- 0pt