グロブスター(Globster)とは、海岸に漂着する正体不明の有機物を指す言葉。ブロブ(blob)[1]ともいう。
曖昧さ回避
- ゲーム『バイオハザード リベレーションズ』に登場するクリーチャーの1つ。
概要
古来より海岸に謎の異臭を放つ肉塊が漂着する事例は日本を含む世界中から報告されており、その肉塊をグロブスターと呼ぶ。大きさは6mから20m以上と巨大。殆どがコラーゲンで構成され、全身から毛のようなものが生えていることが多い。その奇妙さから、度々未知のイカ・タコや巨大生物の死骸ではないか?と騒がれてきた。
「グロブスター」という言葉は、1962年にアメリカの超常現象研究家アイヴァン・サンダーソン(Ivan Terence Sanderson)が、1960年8月にオーストラリア・タスマニア州の川で発見されたグロブスター(Tasmanian Globster)を指すために作った造語である。2020年10月現在のWikipediaによれば「グロテスク・ブロブ・モンスター」の略とされるがソースは不明[2]。
アイヴァン・サンダーソンは「オーパーツ」「ファフロツキーズ」を命名したことでも知られている。
グロブスターは悪臭がする、単に気持ち悪いなどの理由で調査がされる前に廃棄されてしまうことが多く、科学的な研究がされることは少ない。現在は大半のグロブスターの正体は腐敗が進んだクジラの死骸であると考えられており、毛のようなものは体毛ではなく腐敗した筋繊維ではないかとされる。前述のTasmanian Globsterもその後の調査・研究によって正体はクジラでほぼ確定している。
とはいえ、全てがクジラという訳ではなく、「グロブスター」と呼ばれているものにも他の生物(例えばウバザメなどのサメ)が混ざっている可能性がある。
創作では、肉塊のような敵キャラクター・クリーチャーの名前に使われている。例えば『遊戯王OCG』に登場する効果モンスター「メタボ・サッカー」の英語名は「Metabo Globster」である。
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関連項目
脚注
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