ケルン(Köln)とは、以下の事を表す。
- ドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州に位置する大都市。ケルン大聖堂が有名である。
- ドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州・ケルンを本拠地とするサッカークラブ、1.FCケルン。
- 山の山頂付近に作られる積み石。旅人の道標として使われる。「ケアン」と表記されることもある。
- 上記の都市に因む、ドイツの軽巡洋艦ケーニヒスベルク級3番艦「ケルン(軽巡洋艦)」
- 上記の艦を元ネタとする、STGアプリ『アズールレーン』のキャラクター、艦船少女。→ケルン(アズールレーン)
概要
ケルンは、ドイツ連邦共和国の西部ノルトライン=ヴェストファーレン州の大都市である。人口は約102万人で、ドイツではベルリン、ハンブルク、ミュンヘンに次ぐ第4位。ノルトライン=ヴェストファーレン州の州都はデュッセルドルフだが、そこよりも人口が多い。
地名はラテン語で「植民地」を意味する Colonia (コローニア)に由来。英語では Cologne (コロウン)、フランス語では Cologne (コローニュ)[1]、イタリア語では Colonia (コローニア)となるので、飛行機の行き先案内などを読む際には注意を要する。
欧州有数の大河ライン川の畔に立地。付近一帯がローマ帝国の属州「ゲルマニア・インフェリオル」だった時期にその州都がおかれた。中世にはフランク王国を経て、神聖ローマ帝国の選帝侯でもあるケルン大司教の本拠として栄えたのち、自由都市として欧州有数の大都市へと発展した。
ナポレオン戦争の際にはフランス(フランス第一帝政)のものとなったり、かと思えばナポレオン失脚後はプロイセンへと引き渡されたりと統治する国が安定しなかった時期もあったものの、近代に入ると工業化の波に乗って更に拡大を続けた。第二次世界大戦で旧市街の大部分が空襲で失われたが、奇跡的に倒壊を免れたライン河畔の大聖堂(ケルン大聖堂)は修復され、現在では世界遺産に登録されている。
フランクフルトからは鉄道で直行約1時間。あるいはマインツ経由で、更にライン川下りをしながら到達することも可能。欧州有数の日本人街を擁するデュッセルドルフまでは鉄道で約30分。
関連項目
脚注
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