ケープハイラックスとは、イワダヌキ目イワダヌキ科の動物の一種である。
概要
アフリカ中部や南部の乾燥地帯の岩場に、群れを作って生息している。
岩場の割れ目などを巣穴としており、基本的には昼行性だが、月明かりがあるときは夜に行動することも。
草、花、果実など植物質のものを食べる。
哺乳類なのに体温調節が苦手で、早朝や夕方に日光浴をし、熱い昼間は日陰で過ごす。
体長40~55cm、体重2.5~5Kgと小柄で、毛は硬くて短く、毛色は灰褐色や黄褐色など。
小さな耳にくりっとした丸い瞳、短い足・尻尾といった特徴を持ち、ウサギやネズミに似たかわいい外見だが、
遺伝子的にはゾウに近いと言われている原始的な動物である。
そう言われてもピンとこないかもしれないが、実際ケープハイラックスとゾウはどちらも近蹄類で、
蹄を持っているし、ケープハイラックスの上顎の切歯はゾウの牙と同じように一生伸び続ける、という共通点もあるのだ。
ちなみに大臼歯はサイに似ているといわれており、なんとも不思議な生き物である。
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