ゲッターエンペラーとは遥か未来で戦いを続けている巨大なゲッターロボである。
ゲッターロボファンからはゲッペラー(様)と呼ばれることもある
概要
早乙女研究所地下のゲッタードラゴンが真ゲッタードラゴンに進化した更に後、幾段かの進化を遂げたものである(真とエンペラーの間にゲッター聖ドラゴンが挟まれると思われる)。火星で岩となった真ゲッターロボの記憶を持っているため、どこかで両機が融合したものと思われる。
ゲットマシン一つが惑星クラスの大きさで、ゲットマシン形態のゲッタービーム一撃で衛星ごと敵勢力を吹き飛ばす。船体にはあらゆる攻撃を防ぐゲッター線シールドを備えている。
各ゲットマシンの名称は劇中では言及されておらず、超合金魂シリーズで初立体化された際には初代ゲットマシンの名称の頭に“エンペラー”を付ける形で呼称されていた。初映像化となったアニメ版『ゲッターロボ アーク』の公式サイトでは「エンペラー壱號艦」「エンペラー弐號艦」「エンペラー参號艦」と紹介されている。
合体時にはビッグバンを引き起こす程のエネルギーを発生し、人型となる。手で物理的に時空跳躍の亜空間入り口を握り潰すなど、常識的にも物理的にも考えられないアクションを見せている。最終的なエンペラー形態でのサイズは太陽系とほぼ同じ。更には戦いを繰り返す度に進化する性質を持っており、言ってしまえば上記の段階でもまだ成長途中。
搭乗者は不明だが、ゲッター軍団と言語による意思疎通を行っていた際の声は流竜馬のものと同じであった。
あまりにも強力過ぎるためスーパーロボット大戦には参戦していないが、武器の演出でちらりと見えるという、本当の意味で「居るだけ参戦」はちょいちょいしている。
ゲッター軍団
エンペラー配下のゲッターロボ・ゲッター戦艦達。多くの戦艦は一機だけで星一つを壊滅させる程の力を持っており、ロボも現代のゲッターロボより遥かに強力である。
ゲッター線シールドは巡洋艦級ゲッターなどでは、内部に乗り込んでいる人間用に小型のものも用いられている様子。また、司令官などの指揮系統を取る人造人間は常に完全なバックアップが残されており、不慮の事態で死亡しても新たな肉体をもって復活することが可能である。
過去に戻ってエンペラーの起源を絶とうとする敵が現れた際には、圧倒的な戦力をもってその敵生体を殲滅させている。また、ゲッターと進化を共にする人類により時空間因果律の仕組みもほぼ解明・解析されている。時空を超越してきたゲッターアークを出迎えたり、アークに(ゲッター軍団から見て)過去の人間であるマクドナル達を倒させたのも、時空超越のシステムを解明したからに他ならない。
未来の地球人類は、自分たちがゲッターという神に選ばれたと理解している。その強固な選民思想で自らに敵対する宇宙の全てを殲滅し、宇宙を支配する事を進化の究極としているが、ゲッター自身がどのような目的でそれを行っているかは不明である。
石川賢作品における立ち位置
石川賢の作品群において最強度ランキング上位に入り込むには「空間支配能力」が必須とされ、いくら規格外の能力で好き勝手する上にまだまだ育ち盛りのゲッペラー様も、これを持つ描写がない故に石川ワールドにおいてはラ=グース(虚無戦記)や時天空(魔獣戦線)といった存在には“まだ”及ばない中堅クラス、というのがファンの間での長年の認識であった。
しかしアニメ版アークでの登場に際し「ゲッターエンペラーはその場に存在するだけで特異点となり、閉じた宇宙を形成するため過去改変の影響を受けない(=進化途中の時点で実質的な空間支配能力持ち)」という新たな設定が登場。一気に石川ワールド最強格に上り詰めることとなった。
関連動画
PSソフト「ゲッターロボ大決戦!」では早乙女博士開発の宇宙戦艦として登場。
2011年1月現在、唯一ユニットとして使えるゲッターエンペラーである(もっとも壱號艦だけだが)。
関連商品
関連項目
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