ゲッターロボの概要
ロボットに変形合体の概念を取り込んだ作品。原作は永井豪・石川賢とダイナミックプロ。
TVアニメ版は1974年4月~1975年5月まで放送。後番組の『ゲッターロボG』に引き継がれた。
漫画版はゲッターロボや敵対勢力などの共通点は多いものの、TVアニメ版の原作ではなく、独自のストーリーを進めている。
TVアニメ版
ゲッターチーム
- 流竜馬
- ゲッター1のパイロット。ゲッターチームのリーダー。
- 浅間高校のサッカー部の部員である。
- 神隼人
- ゲッター2のパイロット。キザな性格。
- 名台詞は「俺はボインちゃんが大好きでな」である。
- 巴武蔵
- ゲッター3のパイロット。柔道部のキャプテンでミチルさんが大好き。
- 最終回で死亡してしまう。ムサシィィィィィィィィ!!
漫画版
石川賢とダイナミックプロによる漫画版。少年サンデーに連載された。詳細は「ゲッターロボ・サーガ」を参照せよ。
また、この他に学年誌版と呼ばれるものがあり、そちらは石川賢の他、桜多吾作らが描いている。
実写映画版
2023年4月4日に、2025年春に実写映画化されることが発表された。この年はアニメ版『ゲッターロボ』放送から50周年の記念の年となっている。
同時に公式サイトも開設され、さらにパイロット映像を作るためのクラウドファンディングも同日に開始されたが、開始当日に目標額の500万円達成となった。
ゲッターロボ
ゲッター線を動力とするスーパーロボット。イーグル号、ジャガー号、ベアー号のゲットマシンが合体する。史上初の合体変形ロボットである(単なる分離合体ロボット自体はウルトラセブンのキングジョーが先)。各ゲットマシンは無線誘導により無人でも操縦、合体が可能だが戦闘能力は激減してしまう。
ゲッター1
イーグル号を先頭に合体する基本形態。空中戦が得意。武器はゲッタートマホーク。必殺技はゲッタービーム。しかしゲッタービームが敵に効かず、トマホークやキックでとどめを刺すことも多い。
ゲッター2
ジャガー号を先頭に合体する形態。スピード重視で地上戦向け。ドリルを使うことで地中に潜れる。武器はドリルアーム。ドリルはロケットパンチのように発射することも可能。高速移動で分身(ゲッタービジョン)ができる。
ゲッター3
ベアー号を先頭に合体する形態。パワー重視。水中戦が得意。合体のタイミングがポセイドンよりも難しいらしい。巨大な腕による格闘とミサイルが武器。必殺技はゲッターミサイルとムサシの柔道技である大雪山おろし。
続編
- 真ゲッターロボ(漫画のみ。ゲッターGと號の間をつなぐ。號の後に描かれたので一部設定に違いが見られる)
- ゲッターロボ アーク(漫画は漫画版ゲッターロボ號の続編。掲載誌休刊のため打ち切りかと思いきや完結。2021年夏放送のアニメはテレビアニメ版の各作品とは直接はつながらない)
OVA
これらは主に漫画版の設定を流用したOVAである。それぞれが独立していてテレビアニメや漫画とのつながりはない。また、原作者である石川賢の他の漫画からも設定やキャラクターを出してきたりしている。
- 真ゲッターロボ 世界最後の日(全13話 真はチェンジ!!と読む。世界観はオリジナルだが石川賢の多くの漫画に元ネタがある。通称「チェンゲ」)
- 真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ(全4話 無印ゲッターロボと號がベースになっている)
- 新ゲッターロボ(全13話 無印ゲッターロボをアレンジしているが虚無戦記などから多くの敵キャラの外観を持ってきている)
ゲーム
- スーパーロボット大戦シリーズ(J以降の携帯機シリーズ以外の全てにテレビ版かOVA版が参戦。)
- 「ガンダム」「マジンガー」と共に「スーパーロボット大戦(第1作)」より参戦しており、「御三家」と呼ばれている。
- ガンダム系が命中回避に優れ、マジンガーZが鉄壁の装甲を持つのに対し、ゲッターは火力が高いのが特徴的。また第2次スーパーロボット大戦では唯一の複数人搭乗ユニットであるため精神コマンドが豊富。スパロボにおいても変形ロボットの第1号である。
- 原作通り基本的にゲッター1系統が空中、ゲッター2系統が地上、ゲッター3系統が水中の適性が高い(例外的にネオゲッターロボのみ1が地上で2が空中)。
- 武蔵の技である「大雪山おろし」は弁慶や凱に引き継がれてゲッター3系統の必殺技となっている。過去には弁慶が大雪山おろしを習得するため特訓するシナリオなどもあったが、何の説明もなく使えることも多い。「スパロボZ」等では使えなかった。
- 当初は戦闘アニメーションがほとんどなかったため、ゲッター1のゲッタービームが胸からではなく指先から発射されているように見えた。「A」辺りから明確に胸から発射されるのが確認できる。
- 初期のシリーズでは敵勢力の恐竜帝国や百鬼帝国が登場せず敵メカが雑魚的として出てくるだけで、原作再現シナリオも非常に少なかった。「スパロボ64」になってようやく敵勢力が登場するようになる。
- 武蔵は大抵特攻・戦死イベントが用意されているが、条件次第で生存できる作品も多い。この場合、変形機能を取り除いて一人乗りに改良されたゲッター1などに搭乗する。
- 武蔵戦死の結果、原作では搭乗していないゲッター3に弁慶が乗ることもある。
- 2002年発売の「スパロボR」でOVAの真対ネオが初参戦し、以降TVシリーズからOVAシリーズへの世代交代が始まった。2008年発売の「スパロボZ」を最後に2022年現在TV版は参戦していない。
- 更に「スパロボJ」では御三家では唯一非参戦だった。以降「K」「L」「UX」「BX」と携帯機シリーズでは参戦しないことが多くなった。
- マジンガーなどに比べると火力と引き換えに防御力は薄い傾向にあるが、特殊能力「オープンゲット」を持ち、一定確率で攻撃を回避できる。ゲッター2系統は更に「マッハスペシャル」or「ゲッタービジョン」というもう一つの確率回避能力を持つため、リアル系同様に避けて当てる運用が出来る。
- ゲッターロボ大決戦!(漫画版ゲッターロボシリーズがストーリーのベースになっているSRPG)
- レジェンドオブダイナミック 豪翔伝(永井豪と石川賢の漫画のキャラクターが多数登場するRPG。ゲッターロボも出てくる)
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関連項目
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