ゲリョスとは、『モンスターハンター』シリーズに登場する大型モンスターである。
「毒怪鳥」の別名を持つ鳥竜種モンスター。
亜種の別名はMHSTでは「紫毒鳥」となっているが、かつてはこの別名はMH2とMHFでのみ使われており、それ以外のメインシリーズでは原種と区別されないことが多く、あまり使われている感じが無い。
主に沼地に生息し、毒攻撃を得意とする。
名前の由来はギリシャ語の「Geleioz(滑稽な)」からという説があるが、ゲロ+竜+ガスという説も有力。
概要
鳥竜種 | |
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ゲリョス |
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別名 | |
原種 | 毒怪鳥 |
亜種 | 紫毒鳥 |
登場作品 | |
モンスターハンターのモンスターテンプレート |
黒い(亜種は紫色)ゴム質の皮膚に覆われており、雷属性は全く効かず、打撃にも強い。ついでにシビレ罠も効果がない。逆に火属性・切断攻撃には弱い。
鉱物のようなトサカは摩擦によって強烈な閃光を発し、ハンターや獲物の動きを封じる。また、ついばみ攻撃でハンターの所持品を奪い取ることがある。貴重品は持ってこないようにしよう。
性格は狡猾。時には死んだふりをし、剥ぎ取りに来たハンターをカウンターで屠るといった戦い方もする。
弱点は切断と射撃では尻尾、打撃では頭。尻尾をある程度強力な大剣で攻撃するとほぼ一発で怯むので場合によっては「逃げようと定位置移動→尻尾で怯む→また逃げようとする→尻尾(ry」の半ハメ状態になる。
絶縁性の高い表皮は、毒属性武器や雷属性武器の柄やガード部分に必要となる。
ただ防具にするには雑菌が繁殖しやすいため、抗菌石という素材と掛け合わせて使用される。
またその体液には強力な強壮効果があり、しばらくの間疲れ知らずで走る事が出来る強走薬グレートが作れる。
特徴的な形状の頭に惹かれる物好きもいるらしい。しかしゲリョス素材の中でも屈指のレア物でそうそうお目にかかれない。
ちなみに旧沼地では水を飲むこともあるが、その姿を目撃したハンターは少ない。
行動・対処法
閃光
トサカから発する閃光はガード可能で、前転やステップで回避することもできる。ガード・回避に成功すればゲリョス側に大きな隙が生じるためこちらの攻撃チャンスになる。また、トサカを粉砕するか、気絶無効のスキルをつけておけばモーションすべてが巨大な隙となる。
しかし、MHP2Gの村上位、G級からは、トサカを壊されると何故か閃光に代わって毒ガスを噴出するようになり、却って近づけなくなってしまった。
毒液
かなりの頻度で紫色の何かを吐き出し、命中すると毒に冒されてしまう。慣れればそうそう当たらないが万が一食らってしまった場合馬鹿にならない持続ダメージを負ってしまうため、熟練者でも解毒薬は多めに用意してから挑戦した方が無難である。
なお、MHP2Gの村上位、G級からは、ゲリョスの毒攻撃は(この攻撃以外も)全て猛毒攻撃となり、通常の毒よりはるかに早いペースで体力が減っていくため、さらに危険性が上がる。
パニック走り
毒液を左右に撒き散らしながら走り回る。毒液も危険だが轢かれた時も痛いので、防御が低いうちは致命傷にもなりうる。ただし、回避は容易で隙も大きいためこの隙に回復や砥石を使って態勢を整えたい。キレるとこの動作を繰り返してエリア移動するパターンが多い、がこの時は異常に足が速いので回避に専念した方が良い。
暴走を始める前に定位置まで低空飛行するので追いかけて怯ませれば止められるが、風圧に注意。
ついばみ攻撃
標準的でありながら地味に厄介な攻撃。長い飛び込み距離もさることながら、概要で述べたようにハンターの所持品を盗んで……もとい、食べてしまうことがある。メラルーの強奪と異なり黒龍の魔眼さえも捕食の対象になる上、メラルーに盗まれた時と違って取り戻すことは出来ない(一応リタイアすれば戻ってくるが)。ゲリョスとは持ち物を整理してから戦おう。間違っても一度しか入手できないアイテムを持っていかないように。
なお、ガードしても所持品は持っていかれる、スタミナは大量に持っていかれる、と旨味が少ない。回り込めれば、切断武器の場合尻尾を攻撃するチャンスではある。
鉱石か光り物を優先的に盗む傾向があるため、あまった光蟲かクリスタルがあれば持っているとお守り代わりになる。
しっぽ攻撃
大型モンスターの大半が持っているこの技だが、ゲリョスの場合は攻撃中しっぽが伸びてくるため、射程が長い。サイズによってはリオレイア・リオレウス並みの当たり判定になるので、ここまでは届かないと思って油断しないように。
ゲリョスの左足(向かって右側)のすぐ後ろ付近が安全地帯である。
死んだふり
ゲリョスの最大の特徴であり、初心者殺しの攻撃。その場に崩れ落ち、ハンターの接近を感知すると起き上がり致命的なダメージをお見舞いする。ただし、一度覚えてしまえば引っかかることはまずない。そもそも、ゲリョス1体を倒すクエストならば倒した瞬間ファンファーレが鳴るのですぐわかる。ペイントしてあれば倒した場合ペイントがピンクから灰色になる。他にも発見状態を示す目のマークがダウンしきるまで消えないといった特徴がある(近くに他のボスモンスターがいる場合は除く)。死んだふりの場合、しばらく待っていても起きるが、ダメージを与えればすぐに起き上がる。ガンナーの攻撃や石・ペイントボールを投げつけれるのが安全だが、ギリギリで溜め攻撃を当てることもできる。ただ、起き上がり攻撃の持続時間は見た目より長いので早く近づきすぎないように注意は必要である。
なお、上位・G級ではハンター感知ではなく時間で起き上がるようになる。この時、生きているにも関わらず剥ぎ取りが可能。時間は、死んだふりをした時点で近くにいたハンターが1回剥ぎ取れるぐらいで、欲張ると一撃で叩き伏せられてしまう。
MHF
MH2続投組。
原種
基本的にはMH2と同じだが、死んだふり関連の剥ぎ取りやダメージ仕様が変わったこともあった。
また、変種はF.2肉質改善の対象となった。
MHF-G当初(2013/4/17)からG級対応。難易度は★2。
閃光のモーションで体に毒霧を発生させる。
P2GのG級モーションと似ているが、こちらは鶏冠の破壊に関わらず毒とは別の地形スリップダメージのため毒無効スキルでは防げない。
さらに死んだふりの時に殴ると即座に暴れる。
亜種
MHF-G5(2014/7/23)で特異個体実装と共にG級対応。難易度は★3。
原種の毒霧は使わないが、特異個体の疑似落とし穴攻撃の変化バージョンを使用してくる。
特異個体
原種
シーズン10(2011/1/26)実装。
閃光攻撃の予備動作が短縮化された他、尻尾による攻撃や毒ブレス関連の攻撃が追加されている。
また、麻痺したフリ→尻尾攻撃や寝たフリ→閃光など、さらに姑息な攻撃も仕掛けてくるようになった。
擬似睡眠は寝るモーションが睡眠武器で眠らせたときと違うためモロバレである。ぶっちゃけ隙だらけ。
擬似麻痺のほうはシビレエフェクトの有無が違いだが、麻痺武器を持ってる場合は引っかかりやすいので注意したほうがいいかも。しかしながら麻痺武器を持ってなくても構わずにやってくるのでこちらの武器によっては簡単に見分けられる。
下位上位は問題ないが変種になると尻尾ふり攻撃が地味に痛いので注意。
亜種
MHF-G5(2014/7/23)実装。
基本的な部分は原種のモーションを基準にしている。
あたらしく360度尻尾を大回転させる技を数パターンと「落とし穴に落ちたフリ」を使ってくるようになった。
ただし落とし穴真似は罠を仕掛けてない時点でバレバレなので全然真似になっていない。更に言うとHCで罠を使う人はほとんどいないので・・・。
むしろそれを見越してるのか落とし穴真似をするときは大ジャンプするため開き直ってる疑惑もある。
G
MHF-G実装寸前のエイプリルフールに配信されたクエスト「Gの洗礼を受けよ」に登場。
Gの洗礼というからどんな高難易度クエストかと思いきや、そこはやはりMHFお馴染みのエイプリルフールクエスト。
Gとはゲリョスのことであった。
しかしこのゲリョスはチャージから繰り出す閃光で後にニフラムと呼ばれる超速スリップダメージ(ガルバダオラの烈光など)を発生させてハンターを蒸発させにくる。
数回の閃光に耐えきることでゲリョスが自滅しクエストクリアとなる。
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関連項目
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