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ゲルズゲーとは、機動戦士ガンダムSEED DESTINYに登場する地球連合軍が開発したモビルアーマーである。
形式番号はYMAG-X7F。
概要
アドゥカーフ・メカノインダストリー社が開発した拠点防衛用モビルアーマー。
ダガーLの上半身に、6本足の下半身という昆虫にも見えるゲテモノ的な容姿が特徴。しかしこの6本足のおかげで足場の悪い山岳地帯でも安定して運用できる。また足を折り畳む事で単独での飛行も可能としている。しかし巨体のためか機動力が低く、必ず護衛機とともに運用される。
機体には陽電子リフレクターが搭載され、前面にしか展開できないもののミサイルだろうがビームだろうが陽電子砲だろうが何でも防ぎ切る。この鉄壁こそが、ゲルズゲーが拠点防衛用モビルアーマーと呼ばれる所以である。
不整地での運用が想定されている割には宇宙空間でも運用が出来る。
巨体を誇るためか一人では操縦できず、車長・操縦手・射撃手の三人で運用される。自衛用ユニット兼センサーのダガーLの両手にはビームライフルがグリップされており、これを使って敵を攻撃する。また下半身の前面に装備されたクローにもビームライフルが備えられており、両腕を失った状態でも攻撃が可能となっている。ビームサーベルと言った近接武器は一切所有していないため内懐に飛び込まれると脆弱である。その一方で、ゲーム「連合vsZ.A.F.T」ではクローで敵機を拘束して投げ飛ばす技がある他、クローを突き出し、機体をドリルのように回転させる格闘技もある。ビームサーベルの代わりにクローを近接武器として使えるようだ。また作中では一度も使われた事は無いが、機体後部には死角を埋めるための2連装砲が配置されている。
少数ながら量産され、ガルナハン基地やダイダロス基地に配備された。
デュランダル議長が示したデスティニープランに反対する地球軍の残党は、クライン派と合流。描写は無いが、この時にゲルズゲーもクライン派に持ち込まれたとされている。その後はメサイア攻防戦に参加し、ザフト軍と交戦したと思われる。
ガンダムクロスウォーにも登場。尻餅をついているジン・オーカーに、ビームライフルの銃口を向けている絵が描かれており、本編にはない活躍が見られる。
劇中での活躍
ガルナハン・ローエングリンゲートに配備されたゲルズゲーが初登場機体となった。
抵抗勢力を支援するためザフト軍が何度もガルナハン基地を突破しようと試みたが、ザフトの攻撃は全てゲルズゲーが防いでしまい、全く歯が立たなかった。そして、お返しと言わんばかりにローエングリン砲を放たれザフト軍の部隊は壊滅。ずっと突破出来ないでいた。まさにゲルズゲーは盾、ローエングリンは矛であった。
そこでザフトは虎の子のミネルバ隊を増援として得たラドル隊を差し向ける。ゲルズゲーはミネルバの陽電子砲タンホイザーを防ぐという凄まじい防御力を発揮したが、砲台の直下から出現したインパルスガンダムに気を取られているうちにセイバーガンダムによって両腕を吹っ飛ばされ行動不能となってしまった。
その後、しばらく出番は無かったが物語終盤に再登場。ダイダロス基地の守備隊として2機ほどが出撃、ミネルバのタンホイザーを防ぎ切るという相変わらず凄まじい防御力を見せ付けたが1機がデスティニーガンダムのアロンダイトで叩き切られた。残りの1機の動向は不明。
SEED DESTINY ASTRAYにも登場したが対MS戦は不得手なためか完敗している。
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関連項目
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