ゲンゴロウブナとは、コイ目コイ科の淡水魚であり、一般的には「ヘラブナ」として知られる魚である。
概要
ゲンゴロウブナ | |
目 | コイ目 |
科 | コイ科 |
学名 | Carassius cuvieri |
英名 | Japanese crucian carp |
全長約30センチメートル程である。他のフナ類と比較して体高が高く、真横から見るとひし形の体型をしており、眼も若干下方についている。寿命は長く、中には数十年生きるものも存在する。繁殖期は春から夏(4月~6月)で、この時期になると水草や水草の根などに卵を産み付ける。食性は雑食性である。
元々は琵琶湖の固有種であったが、食用や釣りの対象魚として、人為放流され現在日本全国で見られるようになった。この人為放流されたのが一般に言われる「ヘラブナ」である。そのためニコニコ動画の関連動画でも「ヘラブナ」タグがほとんどである。
ちなみに、琵琶湖に生息する本来のゲンゴロウブナは、生息地の減少やオオクチバスなどの外来種による食害などによって個体数が減少し、現在では絶滅危惧種・IB類(EN)として環境省のレッドリストに指定されている。
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