ゲームカタログとは、@wikiで開設された、あらゆるゲームを紹介するフリーのブログ・サイトである。
正式名は「ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~」(2018/3/31に「クソゲーから名作まで」から改名)。
「カタログ」を名乗っているがデータベースサイトではなく、実態としては出典などに拠らない「ネット風評」まとめサイトの一つ。かつて放映されていた同名のテレビ番組とも無関係。
なお、当サイトでは度々ルール改定が行われるため、本記事の内容が必ずしも最新のものとは限らないので注意。
概要
元々は姉wikiである「クソゲーまとめ」「名作・良作まとめ」に氾濫したゲームをまとめる意向で作成された経歴を持つ。本ブログでの掲載要項としては、主に以下が存在する。
- 国内外問わず、据置機・携帯機・アーケード・PCのコンピューターゲームソフトを扱う
- 発売3ヶ月経過していない作品は執筆してはならない
- 同人ゲームはSteamなど企業からパブリッシングされたものであれば可
- ソーシャルゲームとブラウザゲームは対象外
- 携帯・スマホ用買い切りアプリゲームは以前は執筆対象外だったが、2020年から執筆解禁
- ゲーム企業者批判を含む内容は扱わない
- 編集に具体的な制限はないが、極端に内容が薄い記事は執筆しない
- 個人的な評価ではなく、極力大衆評価を元に作成すること
- 必ず評価点と問題点を書くこと(評価点または問題点が特徴に見受けられるページもある)
当初は長い間サイト名に(仮)がついていたが、現在は取り払われた。
かつては並~凡ゲーが対象であったが、wiki統合にあたり、クソゲーまとめ、名作・良作まとめの記事が全て本wikiに移行となった。
判定について
ゲームの特徴によって、wiki独自の「判定」を設定する。作品によっては複数の判定を持つが、併用できない組み合わせも存在する(定義そのものが矛盾する良作・クソゲー・賛否両論など)。判定は「発売当時の基準」で判断する。なお、判定基準が曖昧なためかサイト名にもなっている「名作判定」は存在しない。
判定を変更する際は必要な手続きを経た後、専用のスレッドで必ず1週間の議論期間を設けた上で決定する。結論が出ない場合は期間を延期し、それでも結論が出なければ管理人裁定となる。判定を無断で変更することは即規制の対象となる。
以下、採用されている判定についての大まかな特徴や傾向を記載(例で挙げている作品の判定は2020年6月時点のもの)。判定の詳細なルールについてはwiki内のガイドラインや各判定ページを参照。
- 良作
完成度やクオリティの高い作品。万人受けする、総合的に見て目立った欠点がなく丁寧に作られているなど。歴史的名作ゲームであっても必ずこの判定になるとは限らず、良作と呼べない問題があれば別の判定になることもあり得る。ADV(特にテキスト形式のアダルトゲーム)の良作判定基準は他ジャンルと比べて厳しく、シナリオが良いだけでなく他評価できる部分がないと良作として認められない。全判定の中でも特に該当作が多い。
例:スペースインベーダー、スーパーマリオブラザーズ、ドラゴンクエスト 等 - クソゲー
プレイするのが苦痛になる、あるいはまともなプレイが不可能なほど出来の悪い作品。システム上の欠陥(フリーズバグ・長時間ロード頻発・UIの著しい不備など)が多過ぎるもの、シナリオが酷過ぎてプレイヤーに不快感を与えるもの、そもそも中身がまるでないものなどが該当する。ただし、問題点が多いから付けられる判定という訳ではない。また、KOTY作品だからクソゲーとはならず、KOTYwikiとは切り離して評価する。良作や判定なしほどではないが、該当作は多め。
例:たけしの挑戦状、デスクリムゾン、四八(仮) 等 - 劣化ゲー
移植・リメイク作にのみ付けられる判定。元の作品と比べてクオリティが低下している、ゲーム内容的に改悪と呼べるような変更が加えられたものが該当する。劣化ゲーであっても、単体の作品としての出来が良ければ良作判定との併用は可能。
例:パックマン(ATARI2800)、重装機兵ヴァルケン(PS2)、海腹川背Portable 等 - シリーズファンから不評
旧「黒歴史」判定。略称「シリ不」。シリーズ物であることが前提。ゲーム内容がシリーズ作としての魅力を潰している(自由度を売りにしているシリーズなのに自由度が低いなど)、シナリオや設定が既存シリーズと矛盾、または改悪されているなど。シリーズファンから非難される、なかったことにされるようなシリーズ作に付けられる。単体の作品評価とは別に考慮されるため、他全ての判定と併用可能。シリーズファンを怒らせる内容でもゲーム自体が高クオリティであれば良作判定にもなる。逆に、クソゲー判定でもそれが単純な作品としての出来の悪さに起因するのであればシリ不は付かない。
例:サンダーフォースVI、アイドルマスター2、テイルズオブゼスティリア 等 - ゲームバランスが不安定
客観的に見てゲームバランスが著しく悪い作品。大別すると無理ゲー(まともな攻略方法がない・外部攻略情報に依存している・一握りのプレイヤーしかクリア不可など)、ヌルゲー(作業感が強い・遊んでいる気にならないなど)、世紀末ゲー(対戦バランスが悪い・ハメ技や無限コンボの横行など)に分けられる。良作判定とは併用不可。これは、不安定であることはゲームバランス面で大きな問題を抱えており、純粋な良作と呼べるクオリティに達していないという考えに基づいているため。超高難度ゲームに付けられることが多いが、単に難しいというだけでは不安定とはならない。
例:達人王、北斗の拳(アーケード)、剣と魔法と学園モノ。3 等 - 改悪
パッチ、アップデート、アペンドで発売当初から評価が下がった作品。判定が変化していることが条件で、適用前後の判定を記載する必要がある。続編、移植、リメイクは対象外。2020年6月時点では以下の1作品しか該当しない。
例:戦国無双2 猛将伝 - 賛否両論
正当な評価が困難で、人によって良作にもクソゲーにも成り得る作品。ここで言う「賛否両論」とは「単にプレイヤーごとに評価が分かれる」程度の意味ではなく、「良く見れば良作、悪く見ればクソゲー、あるいはその両方の要素を持つ」くらいの内容であることが求められる。具体的には「演出やシステムは魅力的だが、難易度が異常なまでに高過ぎる」「致命的バグを抱えているが、それを度外視すれば総合的に良作と言える出来」「シナリオが非常に難解あるいは人を選ぶ結末だが、受け入れられれば楽しめる」「根本的なゲームコンセプトがあまりにも特殊」など。なお、シリーズ物において、否定的意見がシリーズファン主体で、新規ファンからは好評と呼べる場合は賛否両論に該当しない。
例:グラディウスIII-伝説から神話へ-、ファイナルファンタジーVIII、シェンムー 一章 横須賀 等 - スルメゲー
初めの内は面白さが伝わりにくい、システムを理解しにくいなどの問題があるが、それを乗り越えることで楽しむことができる作品。強い中毒性を持っていることが多い。面白いと感じるまで時間が掛かるのは、複雑または特殊なシステム、高難度などが原因で、大なり小なり人を選ぶ要素を持つ。良作判定とは併用できないが、ゲーム作品として大きな魅力を含んでおり、「癖の強い良作」とでも言うべき判定。
例:ドルアーガの塔、ロックマンX6、アンリミテッド:サガ 等 - 改善
パッチ、アップデート、アペンドで発売当初から評価が上がった作品。判定が変化していることが条件で、適用前後の判定を記載する必要がある。続編、移植、リメイクは対象外。
例:怒首領蜂大往生 ブラックレーベル EXTRA、NEWラブプラス、ZONE OF THE ENDERS HD EDITION 等 - バカゲー
プレイヤーの笑いを誘う要素が強い作品。最初からバカを目指して作られたものは勿論、真面目に作ったはずだが結果的にバカになってしまったものも該当する。評価の高低には無関係であり、全ての判定と併用可能。
例:超兄貴、鈴木爆発、Goat Simulator 等 - 怪作
システムや作風があまりにも奇抜・奇怪で、常人には理解不可能なレベルの作品。ただし、サイコホラーや、猟奇要素が強いというだけで付けられる判定ではない。評価の高低には無関係であり、全ての判定と併用可能。特殊な作品にしか付かないため、該当作は少ない。
例:摩訶摩訶、LSD、ドラッグオンドラグーン 等 - なし
上記いずれにも含まれない作品。その特性上、良作手前からクソゲー手前まで、様々な評価の作品が幅広く該当する。「佳作・凡作判定」「普通のゲーム」などと言われる場合があるが、これは誤り。良作と並んで該当作が多い。なお、設定を他編集者に丸投げするという意味で使う者もいるが、その場合は削除対象となる。
例:Pong、ストリートファイター、メタルギア 等
評判
利点
- 作品の概要やシステムなどの特徴に加えて、巷での評判(評価点・賛否両論点・問題点)、裏話や豆知識などが一つのページにまとめられており、得られる情報が多い。
- 記事執筆の上で出典が不要のため、作品の評判やプレイ経験者の意見と言った、Wikipediaなどでは記載できないような内容の掲載が認められる。このため、客観的な情報のみならず、感覚的な話や肯定的・否定的意見も知ることができる。
- 各レビューサイトでは、各レビュアーの主観的意見が強い、レビュー数が多くて情報を要約するのが難しいなどの難点がある。当サイトでは基本的にそれらの内容がまとめられて記載されていることが多く、大まかな評価が分かりやすい。
- Wiki形式で複数人が編集する関係上、様々な情報や意見が集まりやすい。このため、極端かつ一方的な批評とはなりにくい(作品の知名度やプレイヤー層にもよる)。
- 記事の内容及び掲示板での議論では、その作品の具体的な中身をよく知っているプレイヤーの意見が重視される。「レビューなどで肯定/否定が多かったから良作/クソゲー」と言った、中身のない単なる多数決による意見は通りにくい。
欠点
- 出典不要であることは、裏を返せば誤情報や誇張が入りやすく、デマでゲームを叩く事態も実際起きている。マイナーゲーなどでは未プレイ者による編集内容が野放しになっていることもあり得る。
- 判定システムの存在により、サイト内外での対立や作品叩き活動の原因になる場合がある。
- 掲示板での議論では、作品評価関連の話題で白熱しやすく、意見が対立するユーザー同士の口論で荒れやすい。元々出典もないため不毛な水掛け論となる。
- 掲示板では運営体制批判への罵倒、IP晒し、規制などが行われている[1]。
判定のために忖度を競う事にもなるため、内輪の意見ばかりになってしまう。 - 現在表向きには行われていないが、かつてはサイト内にアフィリエイトや、管理人個人への寄付を募集するページが存在した[2]。批判を受けると取り下げたが、その後もログの残らないフッタ領域に収益型の広告が掲載される事があった。サイト初期には2ch(現5ch)に「ここに執筆してみませんか?」等の文章で始まる宣伝コピペがゲーム系スレッドに投下されていた[3]。
関連動画
関連項目
関連リンク
脚注
- *https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/51440/1511091351/
- *https://w.atwiki.jp/ksgmatome/?cmd=backup&action=source&pageid=1&num=23
- *https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/retro/1331743173/278 https://kanae.5ch.net/test/read.cgi/retro2/1349259639/228 https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/retro/1312858618/114 https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/game90/1331549482/97
- 7
- 0pt