『ゲームセンター』とは、
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曖昧さ回避 |
- 遊技設備を設置して客に遊技させる営業を行う店舗。当項目で解説。
- アップルがiOSおよびOSX Mountain Lion以降に提供しているオンラインサービスの名称。
- スマートフォンアプリ「アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ」に実装されているミニゲーム機能の一つ→ゲームセンター(デレステ)
おおまかなゲームの種類
- ビデオゲーム
汎用の筐体でモニターに表示される映像でゲームを行うもの。価格が比較的安価で基板交換・メンテナンスが容易。
格闘、シューティング、アクション、パズル、麻雀などがあてはまる。 - 大型筐体ゲーム
専用の筐体を用いてモニターに表示される映像でゲームを行うもの。体感ゲームとも呼ばれる。
ジャンルはレースゲーム、音ゲー、ガンシューティング、カードゲーム、クイズゲームなど多岐にわたる。 - プライズゲーム
エレメカを用いて小額の景品を獲得することを目的とするゲーム。
UFOキャッチャーなど。 - ベンダー
金額を入れると必ず商品が出てくるもの。
プリクラや子供向けカードゲームなど。 - メダルゲーム
ギャンブルを金銭の授受を伴わずにシミュレートするゲーム。
パチンコ、スロット、競馬、プッシャーなど。
上に行くにしたがって利益は少なくなる。
要するに格ゲーやシューティングは一般的なゲーセンにとってお荷物に他ならないのである。
ちなみに、つい最近までにビデオゲームとメダルゲーム以外の大半はゲーム機として扱われなかった。
レースゲームは乗り物遊具、音ゲーはジュークボックス、プリクラは自販機ということになっていた。
営業時間
基本的に午前中(10時頃)から24時までではあるが、条例によって認められたところは午前1時まで営業していることもある。逆に、店舗の都合によりそれよりも早く閉店するところもある。
また、対象ゲーム機(汎用筐体もしくはメダルゲーム)の設置面積が店舗面積の10%以下ならば風営法の対象外になり24時間営業も可能であった。(遊園地・温泉宿やスーパーのゲームコーナーが風営法の対象外なのもそれを利用している。)
・・・が近年風営法の規制強化にともない、ほとんどのゲームが対象になってしまったため、この手法を用いることは困難になった。
特定の郊外商業地域の場合24時間営業や深夜営業を行ってもよい場合もあるらしく、この手法を用いずとも営業している店舗もあるらしい。
ちなみに、風俗営業としては唯一18歳未満の青少年が入店できるのもゲームセンターである(ただし、風営法と各都道府県の条例によって入店に関する規制がなされている)。
ゲームセンター分類
ここではWikipediaに載るレベルの主要店を一部掲載しておきます。
ゲームメーカー系
- バンダイナムコグループ
展開ブランド:ナムコ(namco)、ナムコランド、プラボ、きゃらんど、ナンジャタウン、VS PARK等。
セガ・タイトーとは関係が以前から比較的良好なので、相互にセガ・ナムコ・タイトー系のゲームが揃うことが多い。近年はセガとコナミとの関係改善のおかげか、少数ではあるがコナミ系のゲームを置く店舗も増えてきた。
かつては北海道の有名ゲーセンのひとつであった「MAXIMHERO」をグループ子会社のプレジャーキャストが運営していた(現在はアムジー傘下)。 - タイトーグループ
展開ブランド:タイトーステーション、タイトーFステーション、Hey、X-BOWL、マリオンクレープ。
屋号名にFが付く店はフランチャイズ店。詳細は当該記事 参照。 - カプコングループ
展開ブランド:プラ"サ"カプコン、ゲームランド、あそびライブラリー、アミューズファクトリー等。
アルファベット表記こそ「PLAZA」であるが、プラ"ザ"と誤表記されることが多い ので要注意。(「プラサ」はスペイン語で「広場」「市場」の意味で、「スペインの都市にある市場があるような広場」というイメージで命名された。バイオハザード4の一件といい何かとスペイン語を元ネタにすることが多い辺り、カプコンはスペインかぶれを起こしているのだろうか。)
非ゲームメーカー系
- ラウンドワングループ
全国くまなく展開するボウリング場界の巨人。詳細は当該記事 参照。 - マタハリーグループ
展開ブランド:シルクハット。
本業がパチンコ屋のため、そのビルに同居していることが多い。コナミグループとは比較的関係が良好とのことで、コナミ音ゲー(BEMANIシリーズ)のロケテストをやることが多い。またKACのエリア大会会場になることもある。かつては「AM PIA」「サントロペ」等の屋号もあったが、2020年にグループ店舗全ての名称をシルクハットに統一(パチンコ部門ではPIA・ROPE st.・サントロペを今後も使用)。 - コロナグループ
展開ブランド:メトロポリス。
ゲームセンター単独での運営は無い。もともと映画館として創業した関係でシネマコンプレックスを併設する店舗があるほか、パチンコ屋・ボウリング場・スーパー銭湯・カラオケなどを併設する店舗もある。 - イオンファンタジー系
展開ブランド:モーリーファンタジー、モーリーファンタジーf、パロ等。
イオングループ傘下。詳細は当該記事 参照。 - 山崎屋グループ
展開ブランド:レジャーランド、スポーツウェーブ鉄腕24、ゆめのゆ、ATCあそびマーレ等。
本拠地の石川県を中心に北陸・関東甲信越・東北地方に進出している。千葉県ではスポーツウェーブ鉄腕24も展開。24時間営業店が多め。(ただし、店舗内の一部フロアで営業時間が決まっているところもある。)他にも「レジャーランボウル」というボウリング場や「ゆめのゆ」というスーパー銭湯、大阪ATCでは「ATCあそびマーレ」というアスレチックレジャー施設も運営している。なお、東海地区、関西地区のレジャーランドと千葉レジャーランド稲毛店は下記の分社化して誕生した株式会社レジャランに運営移管、または委託されている。詳細は当該記事 参照。- レジャラングループ
展開ブランド:レジャーランド、ゲームパニック、Spica
2005年に上記の山崎屋から分社化して誕生。レジャーランド系のゲームセンターのうち、東海地方、関西地方の店舗を運営。2014年には、かつてゲームパニック系やムー大陸系のゲームセンターを運営していた株式会社アトラスから分社化して誕生した株式会社NEWSと逆さ合併。現在は同系列のゲームセンターも運営している。しかし、ムー大陸は2017年12月に稲毛店がレジャーランドに置き換えられたのを最後に消滅した。この名残からか、看板に未だにアトラスのロゴが残っている店舗もある。
これ以外にもタイトーFステーションの一部店舗のフランチャイジーにも加盟。(あべのアポロ、市川妙典、上越、郡山オリエントパーク、オリナス錦糸町)
- レジャラングループ
- キャッツアイ系
北海道最大手。道内でディノス(健康コーポレーション傘下の「SDエンターテイメント(株)」、かつてはレンタルビデオ屋のゲオ傘下だった。この「ディノス」はフジサンケイグループとは無関係なので要注意。)としのぎを削っている。 - ワイドレジャー系
展開ブランド:楽市楽座、楽市街道、楽市ぼうる、スペースタイム25、アドアーズ、ゲームファンタジア等。
福岡県発祥。九州を中心に展開。店舗の多くがイオングループのショッピングモールのテナントにあることから、イオングループと蜜月な関係にある。2018年に「アドアーズ」を傘下に収め関東圏での勢力を強化。詳細は当該記事 参照。 - ウェアハウス系
元々はレンタルビデオ屋のグループ。2013年にレンタルビデオ屋大手のゲオホールディングスに買収された。川崎店は18歳未満入場禁止(ネットカフェ含む)ながら、「電脳九龍城」「廃墟ゲーセン」の異名をとる凝った内外装で特に有名であったが、2019年11月17日に閉店することとなった。 - 共和コーポレーショングループ
展開ブランド:アピナ(APINA)、YAZ、ゲームシティ等
長野県発祥。北陸・関東甲信越・東海を中心に店舗展開。子会社に首都圏でゲームシティ系のゲームセンターを運営しているシティエンターテイメントを持つ。店舗によってはバッティングセンターやボウリング場も併設されている。また、YAZ系のゲームセンターを運営しているYAZアミューズメントを子会社化し、現在ではこの3トップブランドで全国展開している。2018年3月には東証2部に上場した。マスコットキャラクターであるアピにゃんはゆるキャラグランプリにもたびたび出場しており、期間限定プレゼントで配布されるアピにゃん柄のe-AMUSEMENT PASSやUFOキャッチャープライズは全国から遠征客が来るほどの人気ぶりである。 - ザ・サードプラネット(THE 3RD PLANET)系
北海道、東海以外で展開しているTHE 3RD PLANETのグループ。通称"サープラ"。元々は長野興産という会社が運営していたが、2005年に分社化して新会社の株式会社ザ・サードプラネットに移管。本社は神奈川県横浜市都筑区に置いた。しかし、ゲームセンター市場の不況の煽りや不採算店舗の増加を受けて2015年に民事再生法の適用を申請。(事実上の倒産となる)
その後は民事再生スポンサーとなった株式会社HANA(本社:山口県周南市)が設立した株式会社サードプラネットに営業権を全譲渡。2018年1月には親会社のHANAを吸収合併し、新たなスタートを切っている。 - GiGO系(旧:セガグループ)
展開ブランド:セガ、ハイテクセガ、クラブセガ、セガワールド、セガアリーナ等(順次「GiGO」に変更)。
元々はセガグループによる運営だった。2020年、東京都にあるアーケードゲーム機レンタル業者の「GENDA」(ジェンダ)に全株式の約85%を売却し社名を「GENDA SEGA Entertainment」に変更。2022年に残る株式もGENDAに売却され、「GENDA GiGO Entertainment」に変更したことで、セガはゲームセンター運営から撤退した。
セガグループ時代は「AGスクエア」や「GIGO」等の業態もあった。ちなみにAGスクエアはかつて、ルパン三世やアンパンマン、名探偵コナンのアニメ制作を行った「トムス・エンタテインメント」の運営だった。また、アミューズメント施設として「ジョイポリス」があったが、業績不振により閉店している(「東京ジョイポリス」はセガサミーの別の子会社が運営している)。
諸般の事情で長らくコナミ系のゲームが設置できなかったが、セガとコナミが業務提携したため問題が解消された。現在はそもそもゲーム会社とは無関係な会社なのでゲームは会社に関わらず自由に置けると思われる。
有名なゲームセンター
例えば、格闘ゲームに力を入れていることもあるし、音ゲーに力を入れている店もある。店のこだわりで特定のジャンルしか置かないというピンポイントな例も。
さらには、それぞれのジャンルの中でも特にこのタイトルのプレイヤーで賑わっている、という特徴が店それぞれにあるため、好きなジャンル・タイトルによってその店の重要度は違ってくる。
地域によって、どんなタイトルで遊ぶにしてもとりあえずはこの店、というように、賑わいが一箇所に纏まっているところもあるし、音ゲーならこの店だけど格ゲーならこの店、という風にばらつきの強いところもある。
もし自分の好きなゲームで有名な店を知りたければ、興味のあるジャンルについての掲示板や各タイトルの情報をまとめているWikiで調べるのがいいだろう。
北海道
関東
- 中野TRF
ニコニコではおなじみの世紀末有情ゲーセン。北斗の拳を闘劇のタイトルに復活させた功績を持つ。 - namco中野店(プラボ中野)
中野TRFと同じ中野ブロードウェイに居を構えるnamco直営店。
2004年12月17日、同店のオープンと同時にアーケード版『アイドルマスター』(アケマス)の第1回ロケテストが行われたことから、アイマスの聖地としてよく知られている。アケマスのオンライン終了イベントもこの地で開催された。 - ミカド
レトロゲームとSTG好きには有名なゲーセン。最近ではメディアでの露出も多い。ニコニコ界隈では、戦国陸上の聖地としても有名。
現在は高田馬場に2店舗、池袋に1店舗という形で営業中。 - HEY
秋葉原にあるSTGの聖地。タイトー系列。ここでプレイできないSTGはあまり無い。CAVE祭の会場でもある。
QMA界隈では過去「アロエ専用台」が置かれてあったことでもおなじみ。
ギャラ専が非常に多いので神経が細い人は注意。 - Game in えびせん
練馬区は江古田にある小さなゲーセン。トップスコアラーの居城。ブロックアウト推し。 - 西日暮里ゲームスポットバーサス
JR西日暮里駅から歩いてすぐにあるゲーセン。格闘ゲームの対戦会や大会が毎日の様に行われている、猛者の集まるゲーセン。動画もよく投稿されている。 - BAYON
埼玉県ふじみ野市の複合施設内にある、カンボジアのバイヨン寺院をモチーフにしたゲーセン。メダルゲーム、特にシングルマシン(ビデオスロット・ビデオポーカーなど)の設置数が多いことで有名。ピンボールコーナー、レトロゲームコーナーもある。 - VGMロボット深谷店
埼玉県深谷市にあるゲーセン。格ゲー・レトロゲー・大型筐体など、ワンフロアで150台ほど稼働している。店舗内外に大量のガチャもあり。格ゲーは有志により対戦会が開かれている。特定タイトルとレトロゲーを配信している。
北陸
- ゲームセンターベティ
石川県の奥能登地方に唯一あるゲームセンター。音楽ゲーム、麻雀格闘倶楽部で有名。猫がいるゲームセンターとして知られ、毎年遠征プレイヤーが絶えない。最近では同人サークルのRe:Plugが主催している音ゲークラブイベント「べてぃろ」が毎年開催され、わずか十数平米しかない店舗内に100人以上の参加者が集結している。 - ゲームスポットアップル
富山県魚津市にあるゲームセンター。音楽ゲーム、麻雀格闘倶楽部で有名。麻雀格闘倶楽部では一時期富山県総本部店舗、★5店舗に指定されてこともある。音楽ゲームでは晒しモニター、録画設備などが充実している。
甲信越
- ゲームセンターテクノポリス
新潟県長岡市にあるゲームセンター。通称"テクポリ"。主にレトロゲームや格闘ゲームに強いお店。特にダライアスIIの2画面筐体が確認されているのは現状ここのみ。店舗内公式大会、交流会も毎月開催されており、遠征プレイヤーも多い。
近畿
- a-cho
京都の有名店で、大型筐体からビデオゲームまで手広く扱っている。また、独自に対戦動画なども配信している。 - namco梅田店
大阪梅田は阪急村の一角に堂々と店を構える。周りはリア充だらけ。すぐ近くにラウンドワン梅田店があり競合している。
2~3階の吹き抜けの壁一面に、300インチの超巨大晒しモニターが設置してある。
バンダイナムコ系列店舗ではあるが導入するゲームのメーカーは幅広く、コナミ系も比較的多い。 - アミュージアム茶屋町店
MBS毎日放送前にある店舗で、西日本DDRの聖地として有名。現在でもDDRパフォーマンス大会が開かれており、開催日は全国から覚えのあるパフォーマーが集結する。かつては建物の外まで筐体を持ち出していたが、警察の指導により店内に押し込まれた。特にBEMANI系音ゲーが充実しており、更新が終了したGuitarFreaks&DrummaniaV8や、KeyboardManiaの筐体が現在でも設置されている。 - KO-HATSU
日本一長い商店街・天神橋筋商店街の一角にある店。規模こそ小さいが格闘ゲームを中心にラインナップは充実しており、殆ど毎日のようにイベントが行われている。 →コーハツ動画
店内カウンターで格安のドリンクを購入できる。 - ラウンドワンスタジアム千日前店
大阪ミナミの中心に位置する西日本でも最大級の規模を誇る店舗。メーカー各社の新作ロケテストや大会の西日本会場として使われることも多い。かつてはDanceEvolutionが入り口近くの晒し台になっており、西の聖地として知られていた(東はお台場のラウンドワンダイバーシティ)。現在は後継作のDANCE aROUNDが晒し台になっている。
土地柄なのか治安が悪く、置き引きなどの事件が起こることも度々ある。荷物の管理はしっかりと。 - ゲームセンターザリガニ
大阪新世界にある「趣味の延長のゲームセンター」。博物館クラスのレトロゲームが惜しげもなく並んでおり、ここでしかプレイできない貴重な作品も多い。大型筐体の例を挙げれば純正品のナイトストライカーやアウトランのデラックス筐体、アフターバーナーのダブルクレイドル筐体など(きちんと可動部分も動く)。ただ古い筐体でメンテナンス費用がかさむため、ゲーム料金に上乗せされている(大型筐体は300円前後)。シューティングや格闘ゲームも数多く設置されており、特にシューティングは著名なシリーズが大体揃っているという国内でも屈指の充実ぶり。1Fにはほとんど大型筐体しか置かれておらず、初代タイムクライシスやHODシリーズなどガンシューティングゲームも充実している。新世界北側にあるのがメインの店舗で、新世界や日本橋に小規模な店舗を複数持っている。店長の趣味で大体の店舗にゴルゴ13筐体が置いてある。関西で閉鎖された遊園地などから筐体を積極的に引き取っている。 - 天野ゲーム博物館
愛知県西尾市にある、名のとおりにレゲーを大量に動かしているゲームセンター。
電源が入っていないゲームは自分で電源を入れる、一度電源を入れたら自分では切らないというローカルルールがあるので注意。
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