それは共に、現在へと続くゲーム機達の覇権をめぐる争いの始まりでもあった。
ゲーム機大戦。
ゲーム機大戦とは、MIDORIKAWAおよび、その後継作者の手描き動画各作品のことである。
なお第1作に限ってはタイトルがゲーム機戦争と表記されている。
概要
ゲーム機の歴史を戦争形式で紹介するという趣旨の動画で、テレビテニスから始まる日本ゲーム機(一部輸入)の栄枯盛衰を描く。ゲーム機自体の優劣を語るものではなく、どちらかと言えばゲーム機開発と営業戦略の歴史とみて取ることができる。
作りとしては時系列や過程に脚色があり、結果の大筋について大体あってる系の動画。だがこの動画を通して時代を振り返り、不足ならばゲーム機の紹介動画などを作ってみると良いだろう。ニコニコ動画は歴史を保存することのできる媒体である。
登場するゲーム機
『ゲーム機戦争』編
1972年に海外で初のゲーム機『オデッセイ』が開発された3年後、海を越えた地、日本にて初の国産ゲーム機『テレビテニス』が生み出された。それの登場は、現在までに至るゲーム機戦争への火種を生むこととなった…
テレビテニスの発売からファミリーコンピューターが発売された1983年に至るテレビゲーム黎明期を描いたシリーズ第1弾。
1975年 テレビテニス(エポック) ¥19,500 日本初のゲーム機。ポンテニスを楽しめるが、二人強制プレイとなる。
1977年 カラーテレビゲーム15/6(任天堂) ¥15,000 三菱電機との共同開発。ゲーム全15種類。ステージの違うポンテニス14種+射撃ゲームが内蔵。廉価版のカラーテレビゲーム6と同時発売。
1979年 カセットTVゲーム(エポック/Atari) ¥57,300 当然Atari2600の並行輸入版。性能はAtari2600と同じもの。超円安が起こっていた当時の輸入版のため価格も跳ね上がってしまった。
1981年 カセットビジョン(エポック) ¥12,000 カートリッジ式。コントローラは本体一体型。CPUはソフト側に搭載されており、ゲーム機本体は電源とテレビ出力だけのためにある。
1982年 ぴゅう太(トミー) ¥59,800 日本語BASIC(といっても、PRINTがカケになっている程度のお粗末なもの)採用。キーボードはゴム製で、コントローラの操作性も劣悪。実はこの時代で16bitCPUを搭載している。VDPにTMS9918を採用しており、スプライト表示が可能。
1982年 M5(ソード。動画ではタカラ) ¥49,800 CPUにZ80A、VDPにTMS9918を搭載しており、翌年発売されたMSXやSC-3000にハード構成が酷似している(互換性はない)が、メインボードにZ80 CTCを搭載しており、割り込み処理が可能であった。BASIC-I付属。ナムコゲーの移植に恵まれていた。※タカラ発売のゲームパソコンM5はBASIC-Gとコントローラ付属で¥59,800
1983年 アルカディア(バンダイ) ¥19,800 クソゲーキャラゲー充実。互換機が30機以上存在するが元締めは不明。
1983年 コンピュータビジョン・光速船(バンダイ) ¥54,800 ベクタースキャン方式採用の9インチモニタとの一体型ゲーム機である。実は海外のGCE社が「Vectrex」(ベクトレックス)という名前で出したハードであり、日本で売られていたのはローカライズ版。バンダイはこの時期に上記のアルカディアやインテレビジョンなどもローカライズしている。
1983/7/15 ファミリーコンピュータ(任天堂) ¥14,800 説明不要の伝説的ハード。CPUに6502ベースのRicoh 2A03を採用。ゲーム性能を重視し、同価格帯ゲーム機の中でも高い性能を誇った。
1983/7/15 SC-3000(セガ) ¥29,800 本体はキーボード一体型。CPUにZ80A、VDPにTMS9918を搭載しており、別売ではあるがBASICカートリッジを購入すればプログラミングも可能であった。海外でも発売。
1983/7/15 SG-1000(セガ) ¥15,000 SG-3000からキーボードとカセットインターフェースなどをオミットして低価格化。SC-3000との完全互換性があり、キーボードなどを別途購入することでプログラミングも可能だった。
1983年 ぴゅう太Jr.(トミー) ¥19,800 廉価版ぴゅう太。キーボードなどをオミットしてゲーム専用機化することで低価格化に成功。SC-1000と違い、上位機種と同等にすることは不可能だった。
1983年 カセットビジョンJr.(エポック) ¥5,000 廉価版カセットビジョン。上述したようにカセットビジョン本体には大した機能がないため、大胆な低価格化が可能だった。本家メーカーによる廉価版ハードとしてはゲーム機史上最安値を記録。ある意味伝説
『第2次 ゲーム機大戦』編
1985年までのファミリーコンピュータ発売からの2年間を描いたシリーズ第二弾。ファミリーコンピュータがゲーム機としての地位を築いていく中、他メーカーは様々な機種を投入し、任天堂に挑んでいくこととなる。
1983年 RX-78 GUNDAM(バンダイ) ¥59,800 SHARPとの共同開発であり、Z80Aを搭載して当時のホビーマイコンとしては性能は悪くなかった。インベーダー風ガンダムゲームが楽しめるゲームパソコン。
1983年 TVボーイ(学習研究社) ¥8,800 本体一体型ジョイスティック形式。電車でGО!コントローラーに近い形状。当時学研の学習雑誌を購読していた子供以外には、知名度がほとんどないのではないか?
1983年 マイビジョン(日本物産) ¥39,800 圧倒的ボタン数。誰から見ても麻雀ゲーム以外の用途が見当たらない
1983年 PV-2000(カシオ計算機) ¥29,800 愛称は楽がき。CPUにZ80A、VDPにTMS9918を搭載しており、SC-3000と違ってBASICインタープリタも標準搭載していた。MSXとハード構成が酷似しているが、互換性はない。
1983年 PV-1000(カシオ計算機) ¥14,800 PV-2000の下位モデルだが、ハード構成そのものが異なっており、両機に互換性は全くない。
1983年 オセロマルチビジョン(ツクダオリジナル) ¥19,800 セガSG-1000との互換性を備えたオセロ専用機
1983年 C1(シャープ) 1445,000(ブラウン管、19型) ファミリーコンピュータとテレビを合体。内部ではRGBで繋がっており、画質の良さでゲーム雑誌編集部には好評だった。完全互換性があるかと思いきや、動かないゲームもある。今でも旅館に多く生息している(?)
1984年 SG-1000Ⅱ(セガ) ¥15,000 SG-1000のマイナーチェンジ版。機体の形を変更し、本体直結だったコントローラを着脱式に変更した。同時に、評判の悪かったジョイスティックも廃止されてパッド型になった。
1984年 オセロマルチビジョン2(ツクダオリジナル) ¥19,800 オセロマルチビジョンの後期版。ジョイスティックをパッドに変更
1984年 ぴゅう太mk2(トミー) ¥29,800 ゴム製キーボードをプラスチック製に変更し、英文型ベーシックも搭載した
1984年 スーパーカセットビジョン(エポック) ¥14,800 この時代では画期的な128枚表示可能なスプライトを搭載したが、単色表示のためグラフィックは見劣りした。
1985年 セガ・マークⅢ(セガ) ¥15,000 SC-1000のグラフィック機能を大幅強化(CPUは変わらない)。64色からカラーパレットを選択可能になり、スプライトは16色表示が可能となった。SC-1000との互換性も維持しているが、一部発色がおかしくなる不具合が存在する。
『第3次 ゲーム機大戦』編
ファミコン発展期からゲームボーイ発売までの3年間を描いた第三弾。PCEやメガドライブなど、現在もバーチャルコンソールなどで楽しめるタイトルを輩出したゲーム機が登場。
1986年 ファミリーコンピュータディスクシステム(任天堂) ¥15,000 ファミリーコンピュータの周辺機器。規格はクイックディスクであるが、市販の生ディスクが使えないように外形は変更されている。ディスクライターで安価に書換が可能なのが売りだった。
1986年 ツインファミコン(シャープ) ¥32,000 ファミリーコンピュータとディスクシステムを合体。別々に買うより定価は高いが、RF出力にしか対応していないファミリーコンピュータと違ってビデオ出力が可能だった。
1987年 PCエンジン(NEC-HE) ¥24,800 ファミリーコンピュータの4倍速のCPUを搭載し、8bit機ながら驚異的な高性能を実現。最大512色表示可能であり、最大32x64ドットのスプライトを64枚表示可能。
1988年 メガドライブ(セガ) ¥21,000 当時アーケードの主流であった16bitMPU・MC68000搭載。ゲームが面白く無いのはハードに限界があったからだ!
1988年 PCエンジンCD-ROM2(NEC-HE) ¥57,300 世界初CD-ROMゲーム機。性能は凄いが大人かスネ夫専用と言わんばかりの値段であった。
1987年 X1twin(シャープ) ¥99,800 シャープとNECはライバルの筈?元々PCエンジンはハドソンが開発したゲーム機のため、NEC以外からの発売も可能だったのです。
1989年 ゲームボーイ(任天堂) ¥12,800 携帯ゲーム機。省エネな白黒画面。爆撃や叩き付けにも耐える耐久性は後年にも語り継がれるほど有名である。同ゲーム機のブランドネームはその後15年間に渡って使用されていた。
『第4次 ゲーム機大戦』編
舞台は1990年代へ突入。スーパーファミコンやネオジオの台頭により、16bit化や回転縮小、CD-ROMなど技術の進歩は新たなステップへと進む。
1988 天の声2※付属器(ハドソン) ¥2,600 PCエンジンは一般的なROMカートリッジではなくカード型のHuカードを採用したため、バッテリーパックをソフト側に載せることが出来なかった。そこで、PCエンジンの外付けセーブシステム(バックアップユニット)としてハドソンが開発・販売したのがこれである。天の声は同社の桃太郎伝説のパスワードにちなんでおり、2は無印があったわけではなく、容量の2KBからの命名である。
1989 PCエンジンシャトル(NEC-HE) ¥18,800 拡張バスを廃止した廉価版PCエンジン。その結果CD-ROM2への接続が出来なくなり、バックアップユニットも専用品しか使えなくなった。形状も特異であり、場所を取る。
1989 PCエンジンスーパーグラフィックス(NEC-HE) ¥39,800 VDPを二つ搭載し、表示能力が2倍になった。PCエンジンで発売された全てのゲームが遊べるが、専用ソフトは5本、対応ソフトは1本しか発売されなかった。ただしシャトルとは違い専用の接続アダプタは必要だが、CD-ROM2やSUPER CD-ROM2とは接続可能である。
1989 PCエンジンコアグラフィックス(NEC-HE) ¥24,800 本体単独でのビデオ出力が可能になったのが大きな変更点。
1990 NEO・GEO(SNK) ¥58,000 100メガショック‼アーケードゲーム特化。ハード・ソフトの値段が異常な為レンタルが主流。
1990 スーパーファミコン(任天堂) ¥25,000 ファミコンの進化系である16bit機。拡大縮小回転に特化。音源には高性能なSONY製のSPU、SPC700を搭載。8chの高性能PCM音源は他のゲーム機よりも抜きん出ていた。
1990 シャープSF-1(シャープ) 1333,000(21型) スーファミ一体型テレビ。画質は通常よりも鮮明。モノラル
『第5次 ゲーム機大戦 前半パート』編
スーファミ発売からの4年間を描く。ハードの進化と共に3D描写技術も進歩、表現の幅が増えた時代。
説明不要の超!エキサイティン!!なアイツもこの時代が初出。
1990 ゲームギア(セガ) ¥19800 カラー液晶携帯ゲーム機。燃費悪し。ヨウヘイ君は?白黒なの?つまらないねぇ
1990 PCエンジンGT(NEC) ¥44800 携帯型PCエンジン。通常のPCエンジン用ソフトを併用できる。燃費悪し
1991 PCエンジンLT(NEC) ¥99800 PCエンジンGTの上位機種。折りたたみ式でCD-RОM2にも直接接続可
1991 PCエンジンコアグラフィックスII(NEC) ¥19800 PCエンジンコアグラフィックスの廉価版。ラベル等の色が違う
1991 PCエンジンDuo(NEC) ¥59800 SUPER CD-ROM2との一体型。CD-RОM機器を内蔵、端子を削除
1991 テラドライブ(セガ) 1448000~248000 メガドラ+PC。テラまで飛級する凄い性能だが値段もテラ高い
1991 メガCD(セガ) ¥49800 メガドラ+CD(CD-RОM)。通常のメガドラと合体させて使用する。超重量up!
1991 SUPER CD-ROM2(NEC) ¥47800 PCエンジン用周辺機器。取り付けるとCD-ROM用ソフトが使用可に
1991 バーコードバトラー(エポック) ¥6800 バーコード読み取り式電子ゲーム機。読み取った時の数値で競う
1993 ぴゅう太くん(TOMY) ¥9980 メダルゲーム式の知育玩具。同じ内容の商業用メダルゲームも存在する
1994 アメリカンバトルドーム(ツクダオリジナル) ¥3980 超!エキサイティン!!相手のゴールにシュウウウ!
1993 メガドライブ2(セガ) 122800 廉価版。AV端子の形状が変更→ステレオ出力に。本体も小型化されている
1993 メガCD2(セガ) 299800 メガドライブ2と同時発売。初代メガドラ+メガCD2と言う組み合わせでも使用可能
1993 PCエンジンDuo-R(NEC) ¥39800 本体カラー変更、ヘッドフォン、バッテリー端子等を省いた廉価版
1994 3DO REAL(松下電器) ¥54800 シリーズ初32bit機。3Dポリゴンに特化。だがソフトが洋ゲーに偏る
『第5次 ゲーム機大戦 後半戦』編
1994年になるとセガのセガサターン、SCEのプレイステーション、任天堂のスーパーファミコンの三つ巴時代が幕を開けた。激動の第五世代ゲーム機による世代交代と覇権争いが幕を開ける。
1994 プレイディア(バンダイ) ¥24800 長い長い眠りから覚めた8bit機。今時8bit機。動画再生に優れている
1994 NEOGEO CD(SNK) ¥49800 ソフト低価格化NEOGEO(3万円→7000円)。ジョイスティックはパッドに変更
1992 ワンダーメガ(日本ビクター) ¥82800 メガドラ+メガCD。無駄に高く全く売れなかった。コレクターズアイテム化
1994 3DO REAL II(松下電器) ¥44800 廉価版3DO REAL。廉価版にしては高い。PCメーカーあるある
1994 PCエンジンDuo-RX(NEC) 299800 廉価版PCエンジンDuo-R。ついに3万円を切りバブル卒業成功
1994 3DO TRY(三洋電機) ¥54800 三洋製3DO REAL。性能は大体同じ。強いて言うならボディが少し違う
1994 セガサターン(セガ) ¥44800 32bit(×2)機。セガハード最高傑作の呼び声も高い。2D描写に強く、変形スプライトを用いたポリゴンも可能。
1994 スーパー32X(セガ)※周辺機器 166800 メガドライブを32bit化する周辺機器。メガCDと御一緒にどうぞ。
1994 3DO ALIVE(金星電子) $349.99 多分韓国製3DO。知名度が低い為現在はコレクターズアイテム化
1994 スーパーゲームボーイ(任天堂)※周辺機器 ¥6800 ゲームボーイ互換機。一部のソフトはカラーで遊べる。
1994 プレイステーション(SCE) ¥39800 世界で1億台以上売りさばいた伝説の32bit機。もはや説明不要。スーパーファミコンCD-ROMプレイヤー計画から独立し、その後単体のゲーム機として完成させた。このゲーム機のブランドは今現在でも積極的に使用されている。
『第6次 ゲーム機大戦』編
この動画まではMIDORIKAWA制作。彼は第6次ゲーム機大戦で動画版制作を引退した。(静画版は第8次まで続いた)
三つ巴時代真っ只中。任天堂の時代を先取りした2機種が生み出される。
1995 サテラビュー(任天堂)※周辺機器 188000 衛星放送を使ってゲームを受信出来るSFCの周辺機器。
1995 PC-FX(NEC-HE) ¥49800 NECが最後に出したゲーム機。動画再生に特化しているが後期はギャルゲー収容所に。3Dブーム全盛期に3D機能に対応していないという点が致命傷となった。
1995 バーチャルボーイ(任天堂) 155000 任天堂の赤歴史、3D立体視という15年先取りした機能を搭載。
1995 ルーピー(CASIO) 255000 ゲームだけでなく、シールを作ることも出来るが、知名度が低くSEGA、任天堂、SCEの戦いからは蚊帳の外に。
1996 ピピンアットマーク(BANDAI) ¥49800 アップルと共同開発したインターネット対応のゲーム機。
1999 ドラえもんバトルドーム(ツクダオリジナル) ¥4980 ドラえもん、バトルドームも出たぁ!
『第7次 ゲーム機大戦』編
この動画から後継者候補が制作している。特に人気なのが、kokeと343rt4grの動画である。(kokeはオリジナル路線、343rt4grは静画版を再現した路線となっている。)また、それと同時に釣り動画が多く投稿されるようになった。
任天堂は後発として64bit機・Nintendo64を発売。第五世代ゲーム機戦争が本格的になる。3Dによる立体的な操作と表現という分野が成長し、ゲーム機は新たな時代へと進む。また再先発でセガは第六世代ゲーム機・ドリームキャストを投入。PS2発売より先に発売することで逃げ切り体勢でのシェア確保に挑む。
携帯ゲーム機ではポケモンやたまごっちブームが到来、携帯ゲーム機の存在が大きくなり始めたのもこの時期である。
1996 Nintendo64(任天堂) 255000 64bit機。ソフトはカートリッジ方式。Zバッファを使用できたりとトップクラスの性能を誇るが開発が難しいこともありソフト不足に苦戦する事となる。
1996 KID'S GEAR(セガ) 144800 ゲームギアの廉価版。バーチャファイターminiが同梱。
1997 ゲームボーイポケット(任天堂) ¥6400 大幅なスリム化を行い値段が半額、電池も単3の4本から単4の2本に。
1996 たまごっち(BANDAI) ¥1980 社会現象まで引き起こしたペット育成型ゲーム。カートリッジ交換式ではない。ブーム終焉とともに一度消滅するも復活。ネット機能強化を携え現在に至る、現バンナム代表の長寿機種。
1998 ゲームボーイライト(任天堂) ¥6800 ゲームボーイシリーズで唯一バックライトが搭載されているが、基本はポケットの上位機種。電池がポケットの単4から単3に戻ったため、電池持ちも良くなっている。
1998 ゲームボーイカラー(任天堂) ¥6800 TFTカラー液晶を搭載したゲームボーイ。従来との互換性もあり、本体のカラーも豊富。
1998 ネオジオポケット(SNK) ¥7800 モノクロ液晶。名前の通り格闘ゲームが充実するもカラーの時代になっていた事やソフトのバランスが悪く撃沈。
1999 ワンダースワン(BANDAI) ¥4800 モノクロ液晶。任天堂を退社した横井軍平が最期に関わったハード。省エネ性能に優れ、単3電池1本で30時間の長時間稼動を実現したが、カラー化の波には勝てず。
1999 ネオジオポケットカラー(SNK) ¥8900 ネオジオポケットの液晶をTFTカラー液晶にしたもの。性能や画質面では携帯ゲーム機としては当時最高性能を誇った。
1999 ドリームキャスト(セガ) 299900 セガの社運をかけた次世代機。通信モデムを搭載するなど高い性能を誇ったが部品のトラブルで生産が追いつかずスタートダッシュに失敗する。結果的にセガ最後のハードとなった。
『第8次 ゲーム機大戦』編
この動画で343rt4grは本編から撤退(後に動画も非公開)、海外版ゲーム機戦争へ活動の場を移した。
2000年になり各メーカーが次世代機へ突入。セガがゲーム機市場から撤退したことにより、任天堂とSCEの戦いへ。
一方、海の向こうからはマイクロソフトがその足音を響かせていた。
第六世代ゲーム機となり、3Dグラフィックの表現力増加に加え、インターネット通信やサラウンドなど現代ゲーム機の礎となる技術も登場。
2000 プレイステーション2(ソニー) ¥39800 言わずと知れたプレイステーションの後継機。旧プレステソフトとの互換機能だけでなく、DVD再生機能も搭載しており、圧倒的な需要を叩きだした。
2000 PS one(ソニー) 155000 旧式機となった普通のPSの小型廉価版。
2000 ワンダースワンカラー(BANDAI) ¥6800 ワンダースワンにSTNカラー液晶を搭載したもの。
2001 ゲームボーイアドバンス(任天堂) ¥9800 ゲームボーイシリーズの最終進化形態。携帯機としては他の追随を許さない極めて高いスペックを誇り、なおかつ旧ゲームボーイソフトとの互換機能まで備えている。バリエーション機にゲームボーイアドバンスSPとゲームボーイミクロがある。
2001 ゲームキューブ(任天堂) 255000 満を持して登場した任天堂の次世代機。従来のカセットロムから脱却してCDロム媒体をソフトに使用している。
2002 スワンクリスタル(BANDAI) ¥7800 ワンダースワンカラーの液晶仕様をTFTに変更したマイナーチェンジ版。
2002 Xbox(マイクロソフト) 344800 Windowsで有名なマイクロソフトが開発したゲーム機。スペックこそ申し分ないものの、元が海外ハードなため当時は日本人に合うゲームが少なく、認知、普及までには時間がかかった。
2003 PSX(ソニー) ¥99800 PS2とはコンセプトが真逆のゲームが出来るDVDプレーヤーとして発売。かつての家電メーカーの法則に先祖返りしてしまっている。
『第9次 ゲーム機大戦』編
DS、PSP発売。2機種の登場で携帯ゲーム機が大きく台頭し始める。据え置き側は第七世代となるHD画質による鮮明なグラフィックを目指したPS3、Xbox360。任天堂はゲーム人口の拡大を目指して今までとは異なる方向に進化させたWiiを発売した。
これ以後は初代ゲーム機大戦を作っていたMIDORIKAWA氏のプロットや画像素材が無くなったため、完全な独自路線となる。
2004 ニンテンドーDS(任天堂) 155000 当時は画期的だった2画面仕様、タッチスクリーン、64並の3Dポリゴン等を新たに採用。サードパーティも豊富で幅広い年齢層に支持された。後に上位モデルとしてDSLite、DSi、DSiLLが発売。
2004 プレイステーション・ポータブル(ソニー) ¥19800 ソニー初の携帯機。独自規格「UMD」でソフト、動画を提供。性能ではDSを上回った。後に後継モデルの2000、3000、goが発売。
2005 Xbox360(マイクロソフト) ¥39795 さらに向上した性能に加え、海外の人気ゲームシリーズだけでなく、しっかり日本のゲームメーカーも取り込んだソフトのラインナップにより、ようやく日本でのシェアの獲得に成功した。
2006 プレイステーション3(ソニー) ¥49980 プレイステーション2の後継機。インターネットオンライン対応から前2機種との互換性、さらに同社製の家電製品との互換を見越したCELLおよびブルーレイ再生機能も搭載。ただし初期型の20GB/60GBモデル以外はコスト削減のためにPS2との互換は削除されている。
2006 Wii(任天堂) 255000 スティック型リモコンによる人間の動作そのものを取り込んだ全く新しいプレイスタイルを実現。その上ボードやハンドル型リモコンなどを用いてのより体感的なプレイが楽しめるようにもなっている。
2008 iPhone3G(Apple) 199$(海外) ゲーム機ではないが動画に登場したので記載。日本に初めて上陸したiPhone。これ以後、日本でもフィーチャーフォン(ガラケー)からスマートフォンへの移行が徐々に始まり、2010年後半以降はその流れが加速。同時にスマートフォンにおけるゲーム市場も広がりを見せるようになる。
『第10次 ゲーム機大戦』編
koke氏は第10次で完結として、この動画で撤退。時代が追いついたため、一応の完結となる。
この頃からサードパーティはマルチプラットフォームソフトの発売を増加させたことにより第七世代ゲーム機の状況は一変。シェアトップのWiiの入力デバイスの特殊性や唯一のHD非対応ハードのことなどからマルチプラットフォームリリースの対象外となることが増え始めた。2011年の地上デジタル放送の完全移行を控え、HD対応テレビの普及率が著しく上昇。Wiiの長期展開にとって大きな痛手となってしまうこととなる。
また、ファーストパーティである任天堂も次世代機の開発や新型携帯機の立ち上げにリソースを割いた結果晩年になるとWii専用タイトルの数も大きく減少。結果的にXbox 360やPS3のラインナップが充実していく中、逆にWiiは新作ソフトが慢性的に不足する結果となってしまった。
2010年代初頭から徐々に世代交代が始まっていった。携帯機はNintendo3DSとPlayStation Vita、据え置き機はWiiU、PS4、XboxOneと新たなステップへ。
一方各メーカーが新天地開拓としてスマートフォン向けアプリの開発にも乗り出し、いよいよ戦場は現代に突入。
ゲーム専用機は据え置き機・携帯機ともに、スマートフォンにおけるゲーム市場との共存も課題となった。
またスマートフォンのゲーム分野における進出は据置機と分離した市場を築いていた携帯機には致命的であり、PSVitaのみならず、3DSの地位も大幅に低下。特にスマートフォンの性能が大幅向上するきっかけとなった10nmプロセスチップの出現がトドメをさす格好となり、任天堂は据置機と携帯機の分裂の歴史に終止符が打たれることとなったほか、SONYに至ってはわずか2世代で携帯機から撤退、再び据置のみに尽力するようになった。
2011 ニンテンドー3DS(任天堂) 255000 ニンテンドーDSの後継機でDSとの互換あり。立体視による3D機能のほか、ジャイロセンサー・モーションセンサーを搭載。後に大型サイズの姉妹機である3DSLL、上位モデルとしてNew3DS/New3DSLL、廉価版モデルとして3D立体視機能を切り捨てた2DS/New2DSLLが発売。
2012 プレイステーション・ヴィータ(ソニー) 299980 プレイステーション・ポータブルの後継機で、タッチパネル・ジャイロセンサー・カメラを搭載。初期型のPCH-1000は有機ELディスプレイを採用し、3G対応機種も存在。
2012 Wii U(任天堂) ¥26250 任天堂初のHD対応機でWiiとの互換あり。コントローラーとサブ画面が一体となったゲームパッドが特徴。オンラインサービス「Miiverse」に対応。
2014 プレイステーション4(ソニー) ¥39980 プレイステーション3の後継機。過去のPSハードとの互換性はなく、クラウドサービスで提供予定。有料オンラインサービス「PlayStation Plus」に対応。
2014 Xbox One(マイクロソフト) ¥49980 Xbox360の後継機。体感CPUであるKinectを標準搭載。日本では発売が半年遅れという事情や価格の高さもあり、普及ペースは極めて鈍い。後にKinectを別売りにして価格を下げたモデルも発売されたが、出遅れを巻き返すには至っていない。
『第11次 ゲーム機大戦』編
製作者はちびすけ。現段階ではこのユーザーのシリーズが最も詳しいと言える。
WiiUが不振に終わった任天堂が送り込んだ起死回生の一手であるNintendo Switch。より高性能で高価格路線に舵を採ったPS5を輩出したソニー。日本市場でいまだ健在のマイクロソフトによるXbox Seires X/Sと、2022年現在に至る現行ハードまでの流れが描かれる。
2020年代の新型コロナウイルス流行による在宅時間の増加、e-Sportsの浸透によりゲーム機需要が再び上昇。ゲームタイトルのダウンロード販売はもはや常識となり、インディーズゲームの台頭も目立つようになった。エミュレーターゲームのプレイに特化した中華タブレットが乱雑に発売され始めたのもこの時期である。
2022年以降には半導体に強い台湾からAMDやインテルのモバイル向けのチップを積んだゲーミングUMPCが競うように発売された。日本で圧倒的なシェアを持つSwitchに比べると倍以上に高いが、ハイクラスのモバイルチップを搭載しているのが強み。変わりどころではSteamを運営するバルブからミドルクラスの性能を持つAMDチップを搭載したSteamのプレイに特化した専用モバイルPCが発売されている。
またAndroidスマホで1強状態の中国からもハイクラスの性能を持つAndroid搭載のゲーミングタブレットが発売されるようになり、ゲーム専用機は更なる変革の時代を迎えることになる。
第11次以降の登場ハード
2011 Xperia PLAY(ソニーエリクソン) オープン価格 Playstation Mobileに初対応したスマートフォン。どっかで見たような(PSP goっぽい)特殊構造ゆえに防水やワンセグに対応できず、また性能不足でゲームもあまりできないという迷ケータイの仲間入りをしてしまった。
2013 GameStick(プレイジャム) \12800 AndroidOS搭載の据え置き機。ただしオプション品のコントローラーなどが別売りの上、専用の液晶画面がオプションにないという存在意義が見出せないハードだったため、日本では空気。
2013 G-cluster(Gクラスタ・グローバル) \9980 クラウドゲームの先駆けとして登場し、本機はその専用機。……なのだが知名度の無さと当時の技術では遅延もあったために日本では終始空気だったが、現在もサービスは継続中。また先駆けとしての役割も果たしており、その後に大手企業が次々自社サービスとして展開している。
2013 NVIDIA SHIELDシリーズ(NVIDIA) $299 ゲーム機の分類だがどっちかといえばAndroidタブレットに近い。当時のゲーミングチップ争いでAMDに敗れたNVIDIAが自社制作したゲーミングタブレットだが、そのチップの性能は日本でのArrowsスマホを見ればお察しであり、相手にされなかったのも頷ける。実質的な後継機はその後継チップを提供されているNintendo Switchであり、いわばドリームキャストとXboxの関係に近い。
なおNVIDIAは現在においてもゲーミングタブレットを未だに諦めていないようだが、Androidのタブレット市場に関してはNVIDIAのチップよりも安価である他社のミドルレンジチップや型落ちハイエンドチップを採用した中華タブレットに寡占されてしまっており、それらのチップでもそれなりの性能が見込めることからゲーミングタブレット用途としての市場はほぼ死に体である。ハイエンドのAndroidタブレットもSamsungのGALAXYしか存在しない状況であることを追記しておく。
さらに2023年以降はアジア圏で主に台湾から中心に出ているゲーミングUMPCに交じる形で、中国からAndroid端末をグローバル展開する大手のレノボ、Xiaomi、ZTEなどもアッパーミドル以上のゲーミングAndroidタブレットを出し始めたので、参入に遅れが出ているNVIDIAにとってはさらに逆風である。
2013 PlayStation Vita TV \9480 一言で言えばPS Vita版のスーパーゲームボーイ。ただしセンサーの関係で対応ソフトが少なかったことが仇となり空気化。
2016 PlayStation4 Pro(ソニー) ¥44980 PS4の完全上位互換機。CPUの処理性能を2倍以上に高め、ゲーミングPCと比較して破格の性能と安さを実現。PS VRの利用には最低でもこの機種が必要。
2016 PlayStation4 Slim(ソニー) 299980 PS4の亜種。こちらは性能向上を行わなかった代わりに大幅な省電力化と小型軽量化を実現。
2016 PlayStation VR(ソニー) ¥44980 他のVRゴーグルが10万円台の中、破格の安さを実現。しかし転売厨のせいでスタートダッシュに失敗、せっかくの利点を活かすことができなかった。
2017 Nintendo Switch(任天堂) 299980 据置機と携帯機の両方の性質を兼ね備えた第三の概念となるハイブリッドゲーム機。SoCにNvidia製のTegraを採用。720pの高画質大画面を搭載したモンスタースペックの携帯機としても使用できる。マイナーチェンジ版としてグレードアップされた有機ELモデルがある。
2019 Nintendo Switch Lite(任天堂) ¥19980 上記の廉価版。基本スペックはほぼ同じだが、外部出力が事実上の前世代機となったDSシリーズ同様に通常の手段ではできないため、据え置き機とのハイブリッドではなく完全な携帯ゲーム機。やってることはNECの黒歴史の氷山の一角であるPCエンジンGTと発想は大差ないが、あちらとは違い廉価版として安く出したので発売前の低評価とは裏腹にSwitch人気に引っ張られる形でそれなりに好調。
2020 PlayStation5(ソニー) ¥49980 ゲーム機の皮をかぶったゲーミングPCと表現した方がいいスペックを擁するPS4の後継機。内臓ROMにSSDを搭載することで高速読み込みを実現。PS4に続いてAMDチップを採用したことが功を制し、PS4とは後方互換性を持ち、PS VRにも対応する。ダウンロード専用とどっかで聞いたSONYの黒歴史ことPSP Goを彷彿とさせるデジタルエディションモデルも同時発売されており、スタンダードモデルより10000円安く販売されている。なお円安と世界的な半導体不足の影響をもろに受け、PS史上初めて定価が発売後に5000円値上げされた。この値上げ自体は半導体というよりドル高の影響が強かったのだが、その後にグローバル市場における価格改定で大元のドル価格で50ドル値上げされると、結局日本では3回に及ぶ価格改定を経て最終的に30000円も値上げされただけでなく、純正の周辺機器まで軒並み大幅に値上げされた。
2024年9月に発表されたPS5 Proは日本ではドル換算で1ドル155円扱いとなる(699ドル→税込119800円)値段になったのはまだしも、日本では需要が大きい光学ドライブ搭載版が発売自体されなかった(なお周辺機器としてDE用の純正外付けドライブ自体は最初からあるのでディスクソフトが使えなくなること自体はない)ことからもSIEは規模の小さい日本市場をPS5販売においては配慮しなくなったと言っても過言ではない。
2020 Xbox Series X(マイクロソフト) ¥49980 PS5よりやや上位のスペックを持つXboxシリーズの最新機。XboxOneソフトに関してはKinect専用タイトル以外のソフトと後方互換を有し、Xbox360、Xboxソフトに関しては一部タイトルのみ後方互換を有する(XboxSeriesSも同様)。
2020 Xbox Series S(マイクロソフト) 299980 上記の廉価版。でかい本体で有名なXBOXの中でも異色となるコンパクトモデル。ただし安くコンパクトにした分だけXと比較すると性能はかなり抑えられており、メインCPUこそ同じだが、RAMに関しては10GBであるほか、最大解像度が1440pだったりGPUがランクダウンしてるほか、光学ドライブも非搭載。
2022 Steam Deck(Valve Corporation) ¥59800 機種名を見てわかる通りSteamを運営しているバルブ・コーポレーションが出したゲーミングPC。WindowsOS搭載のなんちゃって感の強い中華ゲーミングPCとは違いLinuxOSベースの専用OSを積んでいるため、Steam用にしっかり最適化されている。さらにPSやXboxと同様にAMDのカスタムチップを搭載し、RAMも16GBと同格。ちゃんとPC扱いなのでやろうと思えばwindowsOSのインストールもできる。最低価格は\59800からだが、ROM容量が多いモデルの方が(実測値はそこまで差は無いものの)読み込みが速いストレージを搭載しているため、快適性で勝る。問題はPC扱いなので据置ゲーム機より値段が高く、さらに小型機故に性能もPS5やXboxSXよりは落ちる点。重量もSwitchの倍以上なので、日本人が持ち続けてプレイするにはやや重たいかもしれない。後に据え置きのPS5が日本で最終的に30000円も値上げされたため、結果的にこっちの方が安くなるとPS5発売時点で考えていた人はあまりいなかったと思われる。PS5 Proに到っては発売時点で約12万円とこちらのOLED版の最上位モデルの値段を超えるどころか、競合他社の上位ゲーミングUMPCとタメを張れる値段という有様なので、明らかに物売るってレベルじゃねぇぞ!というPS3以来の状態になってしまった。
2023年11月に液晶を有機ELに置き換えるなどのグレードアップが施されたOLED版(¥84800)が発売。これにともないROMがeMMC5.1で64GBだった最下級モデルが廃止され、発売当初はミドルレンジ扱いだったSSD256GB版がエントリーモデル(¥79800→¥59800)として値下げされたことで一般ノートPCのエントリーモデルと同レベルのコスパになった。
2023 PlayStation VR2(ソニー) ¥74980 鳴る物で発売されたPSVRの後継機。……なのだが台頭してきたMeta Quest2(旧Oculus Questの後継機)などの競合他社が既に席巻してた上に何故かPSVRとの後方互換が無いというVitaでもやらかした失敗を繰り返し、トドメに互換を切り捨てたにもかかわらず円安に加えて無駄に高機能にしたためかライバルと同価格以上(同年10月発売でシステムが違うとはいえ後方互換があるQuest3が¥74980~)の高額設定になった影響もあるのか発売当初の宣伝とは裏腹に売り上げは不調で、2023年11月時点でローンチを除く専用ソフトが(アップグレードタイトルを含めてすら)ほぼ0、ソニーにも発売半年の8月に出荷本数を縮小され、その2か月後にはSIE営業の最高幹部からコメントでほぼ見捨てられたことが判明するというPSP Goに悪い意味で匹敵する事態に陥ってしまった。
派生動画
視点の取り方による負け組、勝ち組の考え方の変化について考察している。
世界版
343rt4grの製作による世界版ゲーム機大戦。
ただし世界版と銘打ってはいるものの、実質的には世界最大のゲーム市場であるアメリカを舞台としている。
関連項目
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