コウサカ・チナとはガンダムビルドファイターズに登場するキャラクターである。
CV:石川由依
ここでは、彼女の制作したガンプラのベアッガイⅢも解説する。
概要
本作のメインヒロイン。主人公イオリ・セイと同じ聖鳳学園に通う中学一年生でセイのクラスメイト。実家はレストランを営んでおり、弟が一人いる。
理知的でやや控えめな性格であるが、クラスの委員長を務めており、セイからは「委員長」と呼ばれ、その他女生徒からは「チナ」と呼ばれている。
物静かで内気、華奢で眼鏡を掛けており、絵画の才を活かすため美術部で水彩画を学ぶなど、絵に描いたような文系少女。人見知りも激しいようで、接客も苦手。
公式サイトでは蛇足的にスタイルに対する言及があるが、中学一年生という年齢を考慮するとメリハリのあるボディラインなど、線は細いが全体的にはけして発育が悪い訳……というかむしろ良い方の部類に含まれる。
そんな彼女がガンプラに興味を抱いたのは自分の絵をほめてくれたイオリ・セイが彼自身の美術の才をガンプラに注いでいると知った事がきっかけ。その後、セイのパートナーであるレイジの学園乱入事件等でガンプラバトルを目にして以後、生徒会長のユウキ・タツヤや神出鬼没の青い巨星のラルさんからガンプラバトルに賭ける想いや醍醐味を教えてもらう中で自身もガンプラを持つことを決意。
ガンプラを通じて交流を深める中、イオリ・セイのよき理解者として頼り頼られの関係にある模様。
まだ異性の親友の域を抜け出ない関係だが、一応セイに彼女の好意は伝わっている様子。
主人公を頼りにしながら未知の分野に踏み込んで成長してゆく姿は本作の青春ドラマとしての側面をしっかり表したキャラクターといえる。
ちなみに劇中で言及していた弟は続編である「ガンダムビルドファイターズトライ」の主要キャラコウサカ・ユウマ。
ベアッガイⅢ(さん)
チナが初めて制作したガンプラで(四話ではまだ制作中で未登場)名前が指し示す通り「模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG」に登場したイロモノガンプラのベアッガイの発展モデル。「Ⅲ」の部分は「スリー」ではなく「さん」と読み、単に敬称として付けられているのだと推測される。
デザインはガンダムエクシアやガンダムAGE-1などのデザインを手がけた海老川兼武氏。
氏曰く、劇中世界では「Ⅲ」のデザインが(液晶含めて)キット化されており、チナが手を加えた部分は僅か。
ガンプラの説明書によると女の子ガンプラファイターに人気のスタンダードモデルと化している模様。
余談ながら、Ⅲというネーミングはベアッガイシリーズの通算3番目のデザインから来ている(「模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG」のエピソード含む)のではないかと解釈する向きもある。以下にその変遷を記す。
- プロトベアッガイ→毛皮をかぶせて木彫り鮭持たせただけのほぼ素組のアッガイ。
「プロト」という呼称は公式ムックなどで便宜上用いられているものであり、作中でそう呼ばれることはない。 - ベアッガイ→コレが本家であり所謂「普通のベアッガイ」。作中のバトルでノヤマ・リナが使用していたタイプである。
頭部中央のモノアイや機械的なディテールなど、アッガイ要素が残っている。 - 〜〜 ここまで 模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG 〜〜
- ベアッガイⅡ→アニメではⅢより後に登場。チェアストライカーを背負っている以外Ⅲとの違いはない。
- ベアッガイⅢ←これ。頭部にアッガイらしさが皆無になったが、女の子向けとして正しい形となった。
- プチッガイ→弟のコウサカ・ユウマがプレゼントに制作したベアッガイのプチ版。ベアッガイFのオプションパーツだったが財団Bにより様々なオプションパーツを付けたカラバリやパンダ型、犬型、猫型、更なる小型のプチプチッガイなどが大量に産みだされ販売される。
なお誤解されることもあるが、上記のプロトがⅠで普通のがⅡに当たるというわけではない。
海老川氏によるとあえてナンバリングするなら普通のベアッガイがⅠで、Ⅱは存在しているのかどうかも不明とのことであったが、続編のビルドファイターズトライにおいて登場し弟のコウサカ・ユウマがカミキ・ミライのため制作協力をしたベアッガイFのベース機となる※色替えのみで背中のプチッガイを除けば特別な改造は施していないためⅡと同形状。
元となったベアッガイが既に色々とアレながらもアッガイとしての面影は残していたものの、このベアッガイⅢはアッガイの面影すらも消えかかってしまっている。
申し訳程度のアッガイらしさだったはずのモノアイも隠れ、指のクローアームも埋まって肉球のように。
その他ビーム縦笛や内蔵目がメガ粒子砲などの武装の類いもオミット。ただし両腕や口がビームガン兼ビームサーベルになり、バトル用の基本的な要素はしっかり押さえている。
また、最新液晶モニターが搭載され、プラフスキー粒子影響下では表情が変わる(現実のガンプラでは2種類のフェイスパーツに各9種と2セットのシールで再現)。
チナのベアッガイⅢは「可愛いぬいぐるみがロボットになった」というやや乙女チックな設定のもとで仕上げられており、機体色も某100エーカーの森在住のクマみたいなパステルカラーな黄色に塗りかえ内部に綿も詰められている。
またランドセルに代わり装備した背中のリボンはチナの手製のリボンだが、誰の発案によるものなのかストライカーパックのコネクタでくっついており、「リボンストライカーパック」という名称がある。(ガンプラでもジョイント規格が本当にストライカーパックなので、ストライクルージュに装備させて「女の子ストライク」とかいうネタも可能。)
OPには制作者のチナと共に映っているほかにもEDではチナ自身がこのガンプラのMS少女を披露している。
余談だが、このベアッガイコスチュームの原案は島田フミカネ氏。先生何やってんすかシリーズ(公式)。後にプラモ化される。
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関連項目
- ガンダムビルドファイターズ
- イオリ・セイ(興味以上の対象)
- ユウキ・タツヤ(先輩)
- ラルさん(このおじさん、誰?)
- ヤジマ・キャロライン(一方的にライバル視されている。チナにとっては仲のいい友達)
- アイラ・ユルキアイネン(好きな人がそれぞれのパートナー繋がり、本人同士も友達)
- コウサカ・ユウマ(実弟)
- アッガイ(ベースとなったガンプラのベース機)
- 模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG(ベース機の出演作)
- 委員長
- 眼鏡っ娘
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