コエムシとは、「ぼくらの」に登場するマスコット・サポートキャラである。
原作・アニメ・小説でそれぞれ設定が異なる。
一人称は「オレ様」
注:この記事には「ぼくらの」のネタバレが含まれています。未見の方は注意してください。
概要
こどもたちと「ゲーム」の契約を結び、ジアースや戦闘に関するデータを教えるサポートキャラクター。
媒体によってサイズ設定が異なり、原作では握り拳大だったのがアニメ版では人の頭程度になっていた。
外見はぬいぐるみのようなユーモラスな姿だが、性格は残忍であり口も悪い。
先代ジアースパイロットであるココペリには「こいつは信用できない」と言われていた。そして実際に信用できなかった。
ジアースの動力源が操縦者の命だという肝心なことを二人死亡者が出るまで黙っていたり、都合の悪いことを聞かれるとはぐらかしたり無視したりと、マスコット的な意味で後輩であるどこぞの白い淫獣のような行動をとることが多い。
契約=どうあがいても死亡ということを考えるとある意味こちらの方がタチが悪い気もするが。
ただし、契約者との力関係はコエムシの方が弱い立場なのか基本的にコエムシは契約者の頼みごとを断れない。
契約者に強制できるのは「戦闘が始まったら強制的にジアースのコックピットに座らせる」ことだけで、「無防備なまま敵の眼前に生身のパイロットを晒す」「勝利寸前でそれを放棄し、コクピットから逃走する」ということでさえ支援した。
趣味は「死を控えたパイロットが泣き叫ぶのを見ること」
しかし契約者であるこどもたちに達観した性格が多かったせいかそういった姿を見ることはあまりなく、「頭のネジが飛んでやがる」と愚痴をこぼしたりしている。
正体はどの媒体でも別世界から来た人間。ただし、それぞれ違う個体である。
これは「コエムシ」「ココペリ」が個体名ではなく役職を示す言葉であるためで、ロボット一体につきコエムシも一体ついてくる。なお、作中に出てきたコエムシは例外なく性格が悪い。
原作のコエムシ
原作におけるコエムシはパイロットの一人・マチの実兄。実妹であるマチや地球を救うために職務に忠実。
基本的な性格は外道であるが、最終回において人間の姿に戻って新たなココペリとなり、ジアースパイロットとして契約。「次の世界」で新たな契約者と交渉する際には「パイロットになると死ぬ」「自分もこの戦いが終われば死ぬ」ということをきちんと伝えている。
アニメ版のコエムシ
アニメ版のコエムシは別世界における「ゲーム」の参加者・町史郎。
ゲーム参加者だった際はそのチーム担当だった「黒コエムシ」に媚びへつらって自分の順番を後回ししてもらおうとしたりするなど臆病で卑屈な性格だった。生への執着がかなり強く、自身の「ゲーム」終了後は黒コエムシから「コエムシ」としての体を与えられて生き永らえた。
最後に汚名返上を果たした原作版と違って最後まで外道なままで、こどもたちの中で唯一の小学生であるカナに契約を迫ったところでマチの手によって射殺、無残な最期を迎える。
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