コオロギとは、バッタ目キリギリス亜目コオロギ上科(あるいはコオロギ科)に属する昆虫である。漢字表記は蟋蟀。英語ではクリケット(cricket)という。
概要
独特の鳴き声で知られ、日本でも風物詩として古典などに登場する。特にコオロギ亜科に属するものをコオロギと呼ぶことが多い。スズムシやマツムシ、ケラなどをコオロギと呼ぶかどうかは人によって異なる。
日本での主な種類はエンマコオロギ(Teleogryllus emma)、ツヅレサセコオロギ(Velarifictorus micado)など。
バッタ目の他の昆虫と共に食用種として知られ、中国・東南アジアなどで料理に使われている。肉食の実験動物やペットの餌としても優秀。
『スーパーマリオRPG』にはアイテム「コオロギせんべい」が登場する。2020年には本物のコオロギせんべいを無印良品が販売している。
中国では闘牛や闘鶏ならぬオスのコオロギ(主にツヅレサセコオロギ)同士を戦わせる「闘蟋」という文化があり、歴史的な賭博競技になっている。
同じバッタ目キリギリス亜目のカマドウマの仲間の俗称に「便所コオロギ」というものがあるが、こちらはカマドウマ上科に属する。また、コロギス(Prosopogryllacris japonica)やあのリオックが属するコロギス上科(あるいはコロギス科)とも別物(コロギスの名前の由来は「コオロギ+キリギリス」だが)。
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