コクゾウムシ単語

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コクゾウムシとは、米びつに湧く虫である。

概要

成虫は体長3mm前後。体色は赤褐色または黒褐色で、上翅には4個の赤黄色の不明瞭な紋がある。
米・麦・トウモロコシなどの穀類はじめ、干めんやマカロニなどの加工食品が好物。野外では水田や麦畑に生息する。
年2～3回発生し、成虫は3月下旬頃から10月下旬頃まで活動する。気温が23度を超えると活動が活発になり、生活適温は28～29度とされる。15度以下、33度以上では繁殖できない。

米びつを開けてみたらコクゾウムシを発見してひっくり返りそうになる場合がある。
駆除するのに殺虫剤を使用するわけにはいかないが、成虫も幼虫も水に浮くので米を砥ぐ際に取り除くことは可能である。
また光に反応するので、晴れた日に屋外で新聞紙やブルーシートの上に米を広げてコクゾウムシを追い出すという方法もある。
取り除いた場合も、食するには勇気がいるものと思われる。

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