ココ・ジャンボとは、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の第5部「黄金の風」の登場キャラクターである。
概要
ディアボロが長を務めるギャング組織「パッショーネ」の組織で飼われていたカメ。このカメもスタンド使いである。
後記のようにギャングという身分上便利なスタンド能力を持ったカメであったため大事に飼育されていた模様で、何か重要な任務が発生した際にメンバーのために派遣させる。
当然ながらこのカメは生き物であり、魂が存在する。
そのため、黄金の風の終盤に発生した恐怖の事態「シルバー・チャリオッツ・レクイエム」の暴走が始まった時も、「シルバー・チャリオッツ」の使い手であるジャン=ピエール・ポルナレフの魂がこのカメの体内に吸い込まれて、カメの身体でジョルノたちをサポートすることとなった。
戦いが終わった後は、すでに亡き身となったポルナレフがこの世に居座る格好でまた悠々としていた。
作中では「ココ・ジャンボ」の名前が呼ばれたことは一度も無く、単行本のスタンド紹介の項でもこの亀は「カメ」、後述のスタンド能力も「カメのスタンド」としか紹介されていない。「誰からも名前すらつけてもらってない」とあるため、ブチャラティ達のみならずディアボロにも名づけられなかったらしい(ディアボロも「亀」としか呼んでいない)。
設定資料「JoJo A-Go!Go!」の発売前のインタビューでは、亀のスタンド名は「T-レックス」としていたが、設定資料では「ミスター・プレジデント」とされた。亀のココ・ジャンボという名前が判明するのは他の名称不明のキャラクターと同じく設定資料「JoJo A-Go!Go!」からで、どこで誰に名づけられた名前であるかは不明。
名前のココ・ジャンボとスタンド名「ミスター・プレジデント」の由来は、ドイツのユーロダンスプロジェクト「Mr.PRESIDENT」のアルバム及び楽曲名「Coco Jamboo」より。最初のスタンド名とされた「T-レックス」はイギリスのグラムロックバンド「T.Rex」より。
スタンド
- ミスター・プレジデント
【破壊力:E / スピード:E / 射程距離:E / 持続力:A / 精密動作性:E / 成長性:E】 - カメの甲羅にある八角形の模様と、この模様の形に合った鍵をはめ込むことで、ココ・ジャンボはこのスタンド能力を発現させるように訓練されている。
このカメの甲羅を境にして、なんと部屋が存在している。当然幻覚の類ではなく本物の部屋である。入室する際はカメの甲羅に体を突っ込む形になり、退室する際は天井から体をむき出すようにする。
部屋の中にはテーブルや花瓶などの家具類もあるほか、冷蔵庫もTVも作動している。この電気はカメの中に吸い込まれていくと考えるのが自然か。 - また本人が退室するという意思がない場合は強い力が作動しているのか、外部からの影響を受けない。現にポルナレフはシルバー・チャリオッツ・レクイエムの暴走が解けた際に本来は天国へ逝くはずなのだが、カメの中に吸い付かれる力のほうが強い模様で、カメの中に居座りとどまっていた。
フリーゲーム「ディアボロの大冒険」でも、アイテムを保管できる倉庫としてこのスタンドと亀が登場。ジッパーの中にアイテムを一定数捨てると、それを養分に亀のスタンドが成長を遂げ、倉庫の面積が拡張される。
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