曖昧さ回避
概要
米の代表的なブランドのひとつ。その粘り気のある食味から人気が高い。
全国の稲の作付面積と収穫量で1位を誇り、2位のひとめぼれに対して3倍以上の差をつけている。
1945年に水稲農林22号と農林1号を交配して誕生し、1956年に農林100号として正式に登録された。その後徐々に全国へと広まり、1979年以後は作付面積1位を守り続けている。また、作付面積の上位を占めている「ひとめぼれ」や「ヒノヒカリ」、「あきたこまち」などもコシヒカリを親にもつ品種である。
コシヒカリBL
実は、コシヒカリとして販売されている銘柄の9割は「コシヒカリBL」というコシヒカリを品種改良した品種群である。ちなみにBLはBoys Love Blast resistance Lines(いもち病抵抗性系統)の略。いもち病は収量と食味の低下をもたらすため、米農家にとって大敵である。
いもち病感染のリスクを分散するため、異なるコシヒカリBLのいもち病抵抗性遺伝子(の組み合わせ)をもつ系統が育種されてきた。また、9品種のうち4品種を混ぜて栽培しており、発生したいもち病の系統(感染したBL品種)状況を踏まえて品種構成を変えることで、新たないもち病菌系統の出現や拡散を防止する仕組みとなっている。コシヒカリ新潟BLでは、コシヒカリ新潟BL1号~6号、9号~11号の9品種から4品種を混合して栽培している。
関連商品
▼ 米
▼ 書籍
関連項目
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