概要
テーブルターニングやウィジャ盤などの西洋の占いを由来とする占いまたは儀式。
「妖怪博士」の異名をとる井上円了曰く、1884年に伊豆半島の下田沖に漂着したアメリカの船員が当時自国で流行っていたテーブル・ターニングを地元の住民に見せ、これをきっかけとして各地の港経由で日本中に知られるようになったという。当時の日本にはテーブルがあまり行きわたっていなかったため、お櫃を3本の竹で支えたものを代用して行われた。「コックリさん」はお櫃が「こっくり傾く」様子から取られたらしい。
その後、1970年代に起こったオカルトブームの中で、つのだじろうの漫画『うしろの百太郎』の作中でコックリさんが紹介され、これにより学校に通う子供たちの間で流行。全国の学校教室を席捲したことで、今現在も教室で行われるというイメージが強い。
地域によって様々な呼び名を持つのも特徴。
方法
- 白い紙に「はい」、「いいえ」と書き、その中間に鳥居を、そしてその下に数字や50音などを書く。
- 参加者全員で机を囲み、皆で人差し指を硬貨の上に乗せる。
- 「こっくりさん、こっくりさん、どうぞおいでください。もしおいでになられましたら『はい』へお進みください」と語りかけ、硬貨が「はい」へと向かったら降霊に成功。動かない場合は、繰り返し語りかける。
- 聞きたいことを質問したらこっくりさんが硬貨を文字の場所に動かして回答してくれるので、質問が無くなるまでこれを繰り返す。なお、回答してもらうごとに「鳥居の位置までお戻りください」と唱える必要がある。
- 終わらせたくなったら「こっくりさん、こっくりさん、どうぞお戻り下さい」と唱える。硬貨が「はい」の位置に行き鳥居まで戻ったら「こっくりさん、こっくりさん、ありがとうございました。お離れください。」とお礼を言って終了。
というもの。
関連動画
関連静画
関連リンク
関連項目
脚注
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- なし
- 1
- 0pt