コピー(COPY)とは、ラテン語の「たくさん」の意味から転じ、
「複製」「模倣」「同じものを作る」「写す」などを意味する英単語である。
曖昧さ回避
概要
コピーとは、「真似をする」「似た物を作成」などを意味する言葉である。
日本でも「コピー機でコピーする」などの様に日常的に使われ、パソコン用語としても「コピー」はよく使われている。インターネット上で「コピー」と言った場合は「右クリックしてコピー(C)」を行うことを意味する事が多い。また、「コピーアンドペースト」を「コピペ」などと略して使われている。」
なお、その語源はラテン語の「cōpia」などの単語でこちらは「多い」を意味し、「たくさん文字(文章)を書いた紙(物)」などの意味で使われていた。そこから今日の「コピー」の意味になる。
現代は技術や機材の進歩も相まって平面・紙面に限らず、立体な形状を正確に読み取り出力できる3Dプリンタなど立体的なものも複製が容易となった。形状優先ではあるが、プラスチック以外にも可能加工な素材も増えており、一部・部品のみ複製して組み立てるといった方法も可能。(加工精度は機材による)
画家や芸術家においては、風景やモデルを実物そっくりに模写・成形してしまう人もいる。
相手を声や行動をコピー(模倣)するものはモノマネ、声マネ(声帯模写)とも。
悪い意味でのコピー
文書・画像・音声・動画・作品といった情報を容易に複製できることは、悪用も容易である。
多くの費用と時間をかけたものが容易に盗用されてしまえば、それだけでも甚大な被害である。
- 偽ブランド品、音楽、映像、漫画やアニメなどの海賊版、またそれを不正にネット上で頒布する(有料・無料は問わない)といった「無断のコピー」が出回り大きな問題となっている。(→著作権)
- 無断でアイデアや意匠をコピーしたものはパクリ、盗用、盗作とも呼ばれる。
- 製品や兵器など、コピー元に正式な許諾を得ずに製造された模倣品を「デッドコピー」とも呼ぶ。
- 勝手に商標のみが模倣され、商標登録される場合もある。(商標ビジネスなど)
中国で「横取り商標登録」が絶えない理由と対策。 | Toreru Media
企業や研究機関における脅威
- 顧客データや極秘情報・機密情報といった重要データが多く散在している。
- 小型大容量のSDカード、USBメモリなど、それひとつで大容量の情報をコピーできる。
- 写真一枚でも多くの情報を鮮明に収める(画像としてのコピー)ことができる。
…といった弱点やセキュリティ対策が必要になるなど、単純に「コピー」の一言で済ませられない多くの問題を孕んでいる。[1]
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コピーを含む記事
関連項目
- 複製
- 著作権
脚注
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