COMIC CITY(コミックシティ)とは、有限会社ケイ・コーポレーションの一部門である赤ブーブー通信社が主催するオールジャンル同人誌即売会である。
ここでは、同社の男性向け即売会:青ブーブー通信社が開催する「こみっくトレジャー」についても記述する。
概要
良くも悪くも、企業主催の同人誌即売会の代名詞。略称は赤ブー、赤豚、シティなど。
コミックマーケット(以下『コミケ』)を除けば、アメリカで開催される「コミコン・インターナショナル」と並び世界最大規模の即売会である。開催頻度も多く、年間の総合サークル数では毎年10万超え[1]と世界最多。
1988年よりCOMIC CITYを主催する。第1回は神戸国際展示場にて開催された。
コミケと違い女性向け作品が中心。女性向け作品の即売会としては最大と言える。オールジャンルのため男性向けでも参加可能だが、歴史的経緯から男性向けの参加数は少なく女性参加者が99%を占める。男性向け作品のサークル層は後述の「こみっく☆トレジャー」主催により住み分けを行っている。
この規模のイベントでは比較的開催数が多く、また先着順で締切が遅めなのが特徴。また後述の新刊カードの投票も人を集める要因となっている。詳しくは後述するが、参加のしやすさから近年はコミケから撤退した女性サークルの受け皿となっている。
現在は東京ビッグサイト・インテックス大阪で主に開催されており、年一回のみ福岡PayPayドームでも開催されている。各会場の年間の開催回数は東京6回・大阪6回・福岡1回が基本とされる。
3,000~6,000スペースの中規模の場合もあれば、大阪での1月・8月、東京での3月『HARU』・5月『SUPER』・10月『SPARK』などは14,000~20,000スペースに達する。特に、2日間に渡って開催されるSUPER COMIC CITY以外は単日開催であるため、上述の大規模イベントの1日当たりの参加スペース数ではコミケをも上回る。
2013年10月からはWEBカタログサービスのNAVIOを提供する。こちらは登録不要・利用無料のサービスで、これまで店頭購入しなくては見る事の出来なかった参加サークルのカットや会場配置図をWEB上で見る事ができる。(詳細検索などの高度機能の使用には有料プレミアムIDが必要)
2014年5月からはNAVIOをプラットフォームにした、即場会連動のレンタル同人誌サービスNAVIOプラスをリリースする。
SUPER COMIC CITY(通称『スパコミ』)
COMIC CITYの中でも最大にして代表的なイベント。
5月に東京ビッグサイト+インテックス大阪、8月にインテックス大阪の、毎年2回開催される。
- SUPER COMIC CITY (東京ビッグサイト・インテックス大阪)
東京ビッグサイト全ホールを使用して、5月ゴールデンウィークの2日間に渡って行われる。
2日間合計で約24,000スペースが募集され、来場者数は約100,000人に登る。これはコミケに次いで他を寄せ付けない規模であり、COMIC CITYの中でも最大規模となる。
またday3と称して翌々週ごろにインテックス大阪でも大規模イベントが開催される。
基本的にただ『スパコミ』と言えば、(8月大阪ではなく)このイベントを指す。
- SUPER COMIC CITY 関西 (インテックス大阪)
インテックス大阪 全館を使用して、8月下旬(コミケの翌週であることが多い)に行われる。
こちらは以前2日開催だったときもあったが現在は1日のみの開催。
ただし約14,000スペースが募集され、入場者数は約50,000人。1日あたりの入場者数では東京開催に並ぶ。
関東で行われる夏コミの翌週に行われることで、盆などで参加出来なかった参加者や近畿圏同人ファンの補完イベントという位置付けとなっている。
COMIC CITY
- COMIC CITY東京
東京ビッグサイトで開催。(1996年より同会場で開催)
COMIC CITYでは、上述のスパコミと、3月に行われる『HARU COMIC CITY』、10月頃行われる『COMIC CITY SPARK』が有名である。
こちらでは、スパコミ大阪に並び約15,000〜20,000サークルが参加する上、入場者数は約62,000人、約74,000人(2013年の公式レポートより)とCOMIC CITYの中でも最も人が集まるイベントとなる。
その他では、8月開催の『GOOD COMIC CITY』がある。普段のCOMIC CITYとほぼ変わらない規模だが、夏コミに参加できなかったサークル・一般来場者救済の意味合いが強く、名前が変えられている。
- COMIC CITY大阪
インテックス大阪にて開催される。(1989年より同会場で開催)
主に「インテ」と呼称される。SUPER関西についても「インテ」と呼称する場合が多い。
会場アクセスについては、駅舎構造が大規模催事の輸送に耐えうる面積を保持していないため、交通局・所轄警察の要請を受け、最寄り駅は【中ふ頭駅】ではなく中央線の【コスモスクエア駅】下車を推奨している。詳しい情報については「インテックス大阪への公共交通機関でのアクセスについて」を参照のこと。 - COMIC CITY福岡
福岡PayPayドームで開催。年1~2回。(1998年より同会場で開催)
大阪・東京のCOMIC CITYと比べると小規模だが、九州最大規模である。また、現在では九州で行われる数少ない大型オールジャンル即売会のうちの1つである。
東京・大阪開催と違い、男性向けサークルの参加も比較的多い。告知イラストや当日のパンフレットには男性向け作品のイラストが採用される傾向がある。
〇〇 FES
東京・大阪で開催される複合作品オンリー同人誌即売会。COMIC CITYよりは小規模だが、ジャンルごとに棲み分けされて開催されている。FESの名を冠さないイベントもある。
コロナ明けより始まった「新刊カード」による運営主催オンリーの開催が特徴で、カップリング投票対象となる6月の「JUNE BRIDE FES」(ジュンブラ)・12月の「DOZEN ROSE FES」などはSUPER COMIC CITYに並ぶ大規模イベントとなることもある。
他のFESはCOMIC CITYで開催されているオンリーと、新刊カードによる作品投票を対象とした作品オンリーが開催される。毎月1日~7日はXで「#ひらいて赤ブー」というキャンペーンも行っており、担当者による開催決定の参考とされている。
擬人化オンリーの『擬人化王国』など、様々な作品をピックアップし、大規模イベント開催月以外の、東京ビッグサイトやインテックス大阪で開催されていた。現在はFESに移行している。
arteVarie
上記イベントに併設されることが多い同人雑貨イベント。他エリアとは異なり一次創作専門。
ガタゲット × Akaboo(開催地:新潟)
新潟で開催されているオールジャンル即売会「ガタゲット」とのコラボで、COMIC CITYで開催されている作品オンリーをガタケット事務局主催(協力/赤ブーブー通信社)で開催している。
こみっく☆トレジャー(開催地:インテックス大阪)
2003年に第1回を開催。以後夏冬年2回、インテックス大阪で開催される男性向け作品中心のオールジャンル即売会。通称『こみトレ』。
有限会社ケイ・コーポレーションの男性向け作品の即売会として「青ブーブー通信社」を主催名称を使用する。
オンライン申し込みのシステムはCOMIC CITY同様「b2-online」 が採用されている。
夏期と冬期に開催され、冬期は1月のCOMIC CITYの翌週辺り、夏期は9月初頭に開催。
COMIC CITYと同様に年2回のコミケの間を補完、あるいはコミケに参加できなかった西日本在住のサークル層を参加させる役割を担うイベントとなっている。
夏期は8月最終週に開催されていたが、2008年から9月初頭に変更された。
開催規模は開催当初500SP程度だったが、現在は2,000SP程度まで増加している。これでもCOMIC CITYに比べればかなり小規模だが、東京で開催されるCOMIC1に次ぎ、男性向けオールジャンル即売会としては最大規模である。
男性向け中心ということもありジャンルも二次創作では深夜アニメやPCゲーム、オリジナルでは男性向けのシチュエーションを中心に調整されており、企業ブースも男性向けのPCゲームメーカーを中心に参加している。
また、館内企画として、コスプレ参加や館内向けライブステーション(MO-Wave)、メイドさんによるドリンクサービスなど、COMIC CITYには無い独自の企画やアレンジで開催されている。
特色
サークル配置の特徴
イベントはオンリーの集合体として扱われていおり、ジャンルごとではなく作品ごとに分類されている。
その中でカップリングごとにサークルが固められており、完全に棲み分け分けが行われているのが特徴。
例えばコミケでは一部の覇権作品以外は「アニメ」「ゲーム(ソーシャル女性向け)」など大まかに分類されているのに対し、COMIC CITYでは例えば「秘密の裏稼業」(名◯偵コ◯ン)、「閃華の刻」(刀◯乱◯)、「神ノ叡智」(◯神)など作品ごとにタイトルがあり分類されている。
※但し芸能やVTuberなど所謂nmmnは大きな括りとなっているほか、連載作家オンリーなどもある。
作品オンリーは毎回開催されるものが異なり、覇権作品を除き毎回開催されるわけではない。また覇権でも一部FESなどでは開催されないこともある。この場合もCITY系列のイベントはオールジャンルも扱っているため参加は可能。
高い女性参加率
千葉県青少年健全育成条例の適用に伴う1994年の幕張メッセ開催の中止と、その後の自主規制(撤回済み)による発行制限の反発から男性向けサークルは激減した。したがって、現在のサークル参加者層の殆どは女性向け作品が99%を占める。現在でも男性向け作品のジャンルが設けられているが、女性サークル中心の即売会となっている。
運営は女性向けと明記こそしていないものの、女性人気の大きなジャンルの扱いが手広い、混雑緩和で一部の男子トイレを女子トイレ扱いする、男性向けイベントを主催して棲み分けるなど事実上女性(及び腐男子)向けとして扱っている。また参加申請時にカップリングの記載欄があるなど主にカップリング・二次創作を想定していると思われる。
コロナが明けた頃より女性のコミケ離れが騒がれるようになり、その主な移行先としてもよく挙げられる。最大規模の女性向けイベントというだけでなく、先着式で締切が遅く頻度も多い(参加しやすい)ことも理由と見られている。
参加の流れ
一般参加
一般参加の場合、特に事前手続きは不要。事前のパンフレット・チケット販売はない。
イベント数日前よりNAVIO
からサークル情報が確認できるため、目当てのサークルはこちらから探せる。また開催前に公式X
からサークル配置図のネットプリントも可能になる。
当日は一般参加入り口でチケットを購入して入場する。パンフレットの購入は任意。支払いは現金に加えPayPay・LINE Payが使用可能。中高生は2人でくると半額。
入場後は朝10時のイベント開始まで屋外待機となり、「おはよーございます!」(CV:藤本隆行)というアナウンスが入場開始の合図となる。
サークル参加
イベントの一年程前 ~ 2ヶ月ほど(イベントによる)までに、b2-online
からエントリーを行う。参加費は1spなら5000円程度、2spなら10000円程度。
サークル情報・サークルカット・個人情報等を入力して決済。決済後、受付完了となった時点でスペースが確保され、原則としてキャンセルは不可能となる。(締切前満了の場合、満了日の受付分に限り抽選)
必要に応じて自宅搬出用の宅急便「セルフ出荷」の券を購入する。当日購入はできないため要注意。
開催日が近づくとサークルパスが郵送されてくるため、当日はそれを持ってサークル参加用の入り口から入る。
コスプレ
コスプレ可能なイベントでは、サークル参加と同様にb2-onlineより申込を行う。
ルール・注意事項
- コスプレ・ぬい撮りエリアを除き撮影禁止。サークル参加者に限り会場前の自スペース撮影は可能。
- R18作品は18歳以下の購入・販売は厳禁。身分証による年齢確認を求められるため持参しよう。
- 基本的に現金決済が基本で、できればお釣りなしが望ましい。100円玉・500円玉・1000円札を用意しておこう。
- コスプレは事前申請者のみ可能で、当日コスプレをした状態で入場することはできない。また更衣室の確保状況次第ではコスプレ不可のイベントもある。トイレ内でのコスプレは禁止。
- 待機列は建物ごとに分かれており、目当てのジャンルがある待機列に並ぶと開場後すぐに購入できる。開場後に別館に移動することは可能。
- 「トイレが最大手」と言われるほどトイレは大盛況。限界まで我慢せず早めに行こう。(ちなみに一部男子トイレは女子トイレに変更される。詳しくは開場案内を参照。)
- 大手サークルの順番待ちでは最後尾札があるが、それとは別に「列の途中」という札もある。通路確保用に列を分断するためのもののため、こちらの後ろに並ぶと割り込みになってしまう。
- 会場のフリーWiFi(Tokyo-BigSight_Wi-Fi / Osaka_Free_Wi-Fi)は混雑でかなり低速。携帯回線も低速になる傾向があり、特にインテの一部エリアはほとんど繋がらないこともある。
- 公共交通機関による来場を推奨。ビッグサイトはりんかい線・ゆりかもめ、インテックス大阪は大阪メトロによるアクセスが可能で、いずれの駅もかなり混雑する。大阪メトロは一般乗客も多いため要注意。駅を出ると人だかりがあるためそのまま進むと良い。
- 保護者がいる場合も未就学児の参加はできないため要注意。小学生以上であれば可能。
- 会場内・駅のロッカーは使用可能だがほとんどのイベントでは埋まっている。また全館使用でない場合、別館のロッカー使用は別館側の入場許可が必要なため注意。(別館でイベントがない場合は立ち入れない)
- 閉会を待たずして13時ごろから撤収するサークルが目立つようになる。14時以降はほとんどのサークルが撤収を始めるため午後から参加する気でいると買える本はかなり減る。
- 誠意を持って参加しよう。サークル主への罵倒や奇声など言語道断。
- おうちに帰るまでがイベントです。忘れ物や事故には気をつけましょう。
サークル参加の注意事項
- サークル代表者は満16歳(義務教育修了)に達している必要がある。代表以外のサークル参加の場合は中学生でも可能。
- R18作品を取り扱うサークルは全員がイベント当日までに成人している必要がある。
- 一般入場の2時間前より入場可能となる。一般入場開始までに準備しておこう。(遅刻すると一般入場券の購入が必要になる)
- 一般入場前の頒布は禁止されている。実態としてはあまり守られていないが⋯
- サークルスペースでの頒布物以外の展示は可能だが、過剰なものや近隣スペース等に迷惑がかかるものは怒られることもある。ほどほどにしよう。
- R18作品を取り扱う場合、年齢確認を怠らないようにしよう。平成は-12年、昭和は+25年、令和は+18年で西暦を計算できる。またR18であることを示すポップ(サークルパスに同封)も必要。
- サークルパスは再発行不可。絶対に無くしたり忘れないようにしよう。
開催履歴・予定
2024年より記載開始
2025年
| 東京 | 大阪 | 福岡 | 他 | |
|---|---|---|---|---|
| 1月 | TOKYO FES Jan.2025 | SUPER COMIC CITY 関西30 | ||
| 2月 | VALENTINE ROSE FES 2025 | COMIC CITY 福岡 61 | ||
| 3月 | HARU COMIC CITY 34 | OSAKA FES Mar.2025 | ||
| 4月 | ||||
| 5月 | SUPER COMIC CITY 32 | SUPER COMIC CITY 32 | ||
| 6月 | 星に願いを 2025 | |||
| 7月 | 星に願いを 2025 | COMIC CITY 福岡 62 | ||
| 8月 | COMIC CITY VEGA 2025 | GOOD COMIC CITY 31 大阪 | ||
| 9月 | TOKYO FES Sep. 2025 | |||
| 10月 | ||||
| 11月 | ||||
| 12月 |
2024年
| 東京 | 大阪 | 福岡 | 他 | |
|---|---|---|---|---|
| 1月 | COMIC CITY 東京 150 | COMIC CITY 大阪 125 | ||
| 2月 | TOKYO FES Feb.2024 | |||
| 3月 | HARU COMIC CITY 32 | HARU COMIC CITY 33 大阪 | ||
| 4月 | ||||
| 5月 | SUPER COMIC CITY 31 | COMIC CITY 大阪 126 | ||
| 6月 | JUNE BRIDE FES 2024 | |||
| 7月 | TOKYO FES Jul.2024 | COMIC CITY 福岡 60 | ||
| 8月 | COMIC CITY VEGA 2024 | |||
| 9月 | TOKYO FES Sep.2024 | GOOD COMIC CITY 30 大阪 | ||
| 10月 | COMIC CITY SPARK 19 | GOOD COMIC CITY 30 神戸 | ||
| 11月 | ||||
| 12月 | DOZEN ROSE FES 2024 COMIC CITY 東京151 |
※SUPER COMIC CITY大阪はインテ工事のため2025年1月に開催
関連動画
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関連項目
脚注
- 8
- 0pt

