コミックマーケット(Comic Market)とは「コミックマーケット準備会」が主催する、日本最大≒すなわち世界最大の同人誌即売会である。通称コミケ、またはコミケット。
なお、他の即売会と比べて知名度が別格であるために誤解されがちであるが、「コミケ」は「コミックマーケット」、すなわち「このイベントの個別名称の略称」であって、「同人誌即売会」を包括的に指す言葉ではない。数ある即売会のうちの1つ(そして最大の催事)がコミケである。
なお2021年以降の開催については事前にチケット及びリストバンド型参加証の購入が必要です。チケット及びリストバンド型参加証が無い場合は入場することはできません。コミックマーケット102(2023年8月開催)以降については午後入場リストバンド型参加証のみ開催期間中に会場外での販売を行います。
概要
現在は主に夏と冬の年2回、基本的に夏は毎年8月(盆頃)に、冬は12月(年末)に開催される。
開催当初は期間は1日間であったが参加者が増える度に規模が大きくなり、回数を重ねるにつれて2日間・3日間と増えていった。2006年夏のコミックマーケット70から2018年冬のコミックマーケット95までは3日間であった。
2019年(夏コミと冬コミ)については東京ビッグサイト側の会場の都合上4日間の開催となっていた(2020年の5月GW繰上げの夏コミも当初は4日間予定であった)。
その後コロナ禍の影響で現在2021年冬のコミックマーケット99以降は2日間の短縮開催となっている。
2020年5月開催予定だったコミックマーケット98については新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止の観点から、開催が中止となった(コミケ史上初の開催中止)。更に2020年末開催予定だったコミックマーケット99が2021年GWへ延期(後に2021年末に再延期)となった為、2020年はコミックマーケット史上初めて開催自体が全く無い年となった。
8月に開催されるものは「夏コミ」、12月に開催されるものは「冬コミ」と呼ばれる。かつては3月にも開催され「春コミ」と呼ばれていた(現在「春コミ」という名称については「コミックシティ」が使用)。第1回開催は1975年12月と、40有余年以上の歴史を持ち、2024年8月現在、開催回数は定期開催だけで104回を数える(うち開催は103回、中止は1回)。
東京国際展示場の東西南両ホールを設営日も含め、コロナ禍前までは3~4日間借り切り、サークル参加者数は3万5000スペース、一般参加者数は延べ50~60万人程である。老若男女、国籍問わず全国津々浦々、そして全世界から押し寄せてきていたが、コロナ禍以後の2021年以降は規模を大幅に縮小して開催している。新型コロナが2類分類時の2021~2022年については参加人数を大幅に制限していた。
以下、XX回目のコミックマーケットのことを「コミックマーケットXX」「CXX」などと述べます。
例えば「74回目のコミックマーケット」は「コミックマーケット74」「C74」と記します。
また、現在のところの開催場所である東京国際展示場(「東京ビッグサイト」)については、文脈上「東京」を略し、単に「ビッグサイト」と述べる場合もあります。
次回開催
次回の開催は「コミックマーケット105」で、2024年12月29日・30日(2日間) 東京国際展示場(東京ビッグサイト)にて開催予定です。
但し新型コロナウイルス感染状況において緊急の事態が生じた場合など、開催を延期又は中止する場合があります。
過去開催
ニコニコ大百科内に記事がある分のみ掲載します。
開催年 (西暦) |
スペシャル | 夏コミ(8月開催) | 冬コミ(12月開催) |
---|---|---|---|
2008年 | - | コミックマーケット74 | コミックマーケット75 |
2009年 | - | コミックマーケット76 | コミックマーケット77 |
2010年 | コみケッとスペシャル5in水戸 | コミックマーケット78 | コミックマーケット79 |
2011年 | - | コミックマーケット80 | コミックマーケット81 |
2012年 | - | コミックマーケット82 | コミックマーケット83 |
2013年 | - | コミックマーケット84 | コミックマーケット85 |
2014年 | - | コミックマーケット86 | コミックマーケット87 |
2015年 | コミケットスペシャル6~OTAKUサミット2015~ | コミックマーケット88 | コミックマーケット89 |
2016年 | - | コミックマーケット90 | コミックマーケット91 |
2017年 | - | コミックマーケット92 | コミックマーケット93 |
2018年 | - | コミックマーケット94 | コミックマーケット95 |
2019年 | - | コミックマーケット96 | コミックマーケット97 |
2020年 | - | コミックマーケット98 (5月開催繰上→開催中止) |
開催せず →2021年GWへ延期 |
2021年 | - | 五輪と新型コロナにより開催せず →2021年冬へ延期 |
コミックマーケット99 |
2022年 | - | コミックマーケット100 | コミックマーケット101 |
2023年 | - | コミックマーケット102 | コミックマーケット103 |
2024年 | - | コミックマーケット104 | ※開催終了まで記載不要 |
※過去開催したもののみ掲載します。開催完了(又は中止)していないイベントは除く。
カタログの諸注意ページ
以下のページで最新のコミケカタログに掲載されている諸注意ページを見る事ができます。全ての参加者が心得るべき事柄が書いてありますので、參加する方は最低限これだけでも読んで下さい。また、PDFファイルでも配布されていますので、印刷しておく、またはスマートフォン・タブレット端末に保存しておけばいつでも見ることができます。
以下の内容は独自研究を元に書かれています。 信じる信じないはあなた次第です。 |
この記事ではコミックマーケットへの参加方法および、コミケ特有・独自のルール・用語・心構えや待機ノウハウなど、実際にコミケに参加する(特に初参加の)人のための情報を中心に扱っています。 コミケの歴史や運営・関連組織などコミックマーケットそのものについては、Wikipediaの当該項目に詳しくまとめられています。 |
参加にあたっての諸注意
主に初めて参加される方に
- サークルで参加される方も一般で来られる方も、すべてがイベント成功のために協力しあう「参加者」です。「お客様」精神の方は、最寄りの駅・バス停・空港などの時点でお引き取りください。同人誌を買うだけならネットを使えば委託販売や電子書籍で遠方からでも買えます。
- ご来場へは公共交通機関の利用をお願いします(会場には準備会・企業ブース用駐車場と搬出入のため事前申請を行い、抽選を受けたサークル参加者の駐車場以外に駐車場はありません。また近隣の公共駐車場は非常に収容台数が少ないです)。
- 人に迷惑をかけることはやめましょう。人の嫌がる事をしない。手を切ったら=A:血が出る。はい、よくできました。
- コミケは未成年者でも参加可能なイベントですが、保護者の同伴を必要とする子供には厳しいイベントです。また一緒に連れて来た家族も参加者であることを忘れないで下さい。
- 参加を望まない家族や友人を自分の都合だけで連れて行くのは止めましょう(徹夜来場する初心者の多くは友人に強引に誘われて碌にルールを知らない状態で当日来場しているケースが多いです)家族全員で来場するなんて以ての外です。
- 親子で来場する場合は子供の安全が最優先です。自分の都合だけで子供を連れて行くのは絶対に止めましょう(過去に子供がサークルの頒布物を床に叩きつけて遊ぶというトラブルが発生しています)。子供の安全を考えるからこそ一緒に連れて行くと主張する親も居るでしょう、でも本当に子供の安全を考えるなら実家の両親か親戚の家に子供を預けるor参加を諦めるのが最善の選択です。
- 子供の保護者として同伴する場合は子供の都合を優先して行動して下さい(我慢するべきなのは子供ではなく親の方)。誤解されがちですが同伴するのは親でなくてはいけないというルールは存在しません(両親がダメならおじいちゃんかおばあちゃんと一緒に来場するのも一つの手段)。また常時親子で一緒に行動しなくてはいけないというルールも存在しません(階段やサークルの列で手を繋ぐと他の参加者の通行の妨げになる事があります)。事前に合流場所を決めておくもしくは携帯やスマホで連絡を取るかすれば親子で別行動しても大丈夫です。また国際展示場駅や有明駅ではエスカレーターかエレベーターを利用しましょう(階段で手を繋ぐと思った以上に危険です)
お金の準備
- お釣りがないよう、小銭も出来るだけ用意しましょう。できれば100円玉、500円玉、千円札を多く準備して来場しましょう。会場にはほとんどの金融機関のカードが使用可能なATMが(他催事の来場想定者レベルでの設置が)一応ありますが、往々にして現金切れを起こす場合があります。
- 小銭を用意する際は前々から貯めておくなどするか、予め銀行かATMで両替しましょう。前日当日にゲーセンやコンビニ、その他小売店での業務両替は迷惑がかかるだけでなく、最悪の場合「業務妨害罪」に当たります。準備は余裕をもって、遅くとも開催初日直前の平日までには必要な分を用意しましょう。何十万の人が集まる日だということを忘れずに。
- C80にて「偽札騒ぎ」がありました。一万円札はご法度ですし、大きいお金はサークルに警戒されたり、お断りされる可能性もあります。
徹夜禁止
- 徹夜は厳禁です。 十分睡眠と食事はとること(会場で体調を崩す人は、休養が不十分であることが多いです。なお、いわゆる「徹夜組」の徹夜とは、始発電車運行開始以前に来場することを指します)。
- 2015年冬のC89より早朝来場の時間が一般的な電車の始発時間以降[1]に変更されました。それ以前(従前の4時30分以降)の来場は徹夜組扱いとして禁止です。また、始発時間帯の来場でも野外で活動するにはあまり常識的な時間帯ではないのでくれぐれも騒がず、静かに。
また、開場前は入場準備のために長時間直立を強いられるので体力的にも厳しいです。大手サークルや企業などに並ぶ予定がないなら、無理に早く来ようとはせず、ゆっくり休んでから会場へ向かいましょう。
サークル通行証
- サークル通行証は「設営準備のためのもの」です。譲り受けた場合はコミケットアピールを熟読の上で(譲渡元の人が必ず持っているはずです)、譲って下さったサークルさんの手伝いをしっかりと履行しましょう。開場前から(大手サークル他の)買い物に並ぶことは、サークル通行証の目的から外れる不正利用です(このような人の存在は、徹夜や通行証転売を助長・増長する大きな要因でもあります。譲る側であるサークル代表者の皆さんも、このことを念頭に置いておきましょう)。特に、転売目的での買い物は一般参加者に多大な迷惑をかけることになります。
- また、サークル通行証および駐車券の不正入手(転売、ダミーサークルなど)や偽造は重大な違反行為です。
その他
- なんらかのトラブルが発生した場合や不審物・不審者を見つけた時は、すぐにスタッフを呼び、指示に従って下さい。
- 来場途中、一般入場待機中、開催中に出たゴミなどは、場内のゴミ箱に捨てるか、家まで持ち帰りましょう。その場に放置などもやめましょう(過去の「コミケットプレス」では、JR東日本の担当者が非公式見解ながらも「汚損などしていない紙媒体のチラシ・無料頒布物であれば、自社駅ホームなどの『新聞・雑誌入れ』に入れれば『古紙』として回収する」旨を述べています)。
- 会場内は喫煙所を除き禁煙です。入場待機列内でも禁煙です。入場待機中にどうしても喫煙したい人は、携帯灰皿を持参の上(空き缶・空きペットボトルでは不適切です)、列から十分に離れたところで喫煙して下さい。
- 会場へのコスプレでの出入りは禁止です。コスプレする際は登録してコスプレ登録証を受け取り、着替えは指定した更衣室にて行い、なりきり終えたら普段着に再度更衣して帰宅なりしましょう。
- 被写体の許可なくコスプレエリアでの撮影は禁止です。コスプレエリア以外での無断撮影も厳禁です。また、撮影した画像を被写体への許可なくWEBへアップロードすることも厳禁です。
- 雨具の準備も念のためお忘れなく(特に夏は、午後から急に大雨になる場合もあります)。 傘以外にも雨合羽(使い捨てが便利)を用意したほうがよいでしょう。一般入場待機列では人数の膨大さから列を極力詰めることになるため、雨天時、傘の使用は控え、なるべく雨合羽を使用して下さい(傘を閉じられない参加者は雨合羽を用意していない事が多い)。最悪の場合、傘を強制的にたたまされます。同様に夏の待機列での日傘の使用も控えましょう。
- 会場内への酒類の持ち込みは禁止されていません(土産や差し入れとしてはOK)が、会場内での飲酒行為は禁止されています(開けちゃダメ)。
- キャリーバッグは人混みの中では隠れてしまい、つまずく人が続出します。危ないので持ち込みは自粛しましょう。蹴られて車輪部分を壊さたり、怪我をさせたりしてトラブルになることもあります。やむを得ず持ち込む場合は、常に体に惹きつけておくことを心がけてください。
- 会場や周辺の駅などの施設にも一応はコインロッカー・手荷物預かり所がありますが、コミケ開催期間中会場内のコインロッカーは防犯のため封鎖されます。それ以外の場所でもコミケの来場者数に対してコインロッカー・手荷物預かり所の容量は圧倒的に不足します。預かってもらえることは期待しないでくださいて言うかムリです。
- 通路、赤枠内では、絶対に立ち止まらない、座り込まない、荷物を置かない。特に赤枠は消化器や報知器など消防設備がある関係上、消防法による安全確保のため立ち止まりすら禁止されています。
- 同様に花壇や芝生、公園の植え込みに入らない。花壇や植え込みに関しては荒らしてしまったことで準備会が弁償した事があります。また、2017年に入ってビッグサイト敷地内でセアカゴケグモが見つかったため、駆除しているとは言え、もしこういった場所に残っていたら刺される危険性があります。
- 歩きながらの携帯電話・スマートフォンや携帯ゲーム機の使用は危険です。宝の地図の確認も必要最小限に。とにかく前を見ないで歩くのは危険です。またスタッフの指示が聞こえなくなるため、少なくとも移動中はイヤホン・ヘッドホン・耳栓の使用は止めましょう。
- 一般待機中は長時間立ったり、地面に直接座るとお尻が痛くなりますので、折りたたみ式の椅子(100円ショップやホームセンターやアウトドアグッズ取扱店等で販売しています)を用意しましょう。
- 会場内は走らない。空いてても絶対に走らない。また、敷地内でのパフォーマンス(歌う、踊る、叫ぶ、演説する等)は禁止です。コスプレ広場も同様にパフォーマンスは禁止です。
- DSの中の嫁と語り合うこともパフォーマンスと見なされます。つまり「音出し」行為が禁じられています。また、ヘッドホンからの音漏れにも注意しましょう。
- 傘などの30cm以上の長物の持ち込みは現在は禁止されていませんが、必要のない限り持ち込みは避けましょう。コスプレアイテムの場合は、移動中はカバンや袋にしまってください。高さ2mまたは幅1m以上を超えるアイテムの場合は、移動時に分解してください。長さにかかわらず物を振り回す、投げる、蹴る行為は禁止です。ネギも該当します(みっくみく踊り禁止(パフォーマンスなので、他のもので代用してもダメ))。
- 来場者が集中する他の催事でも言えることですが、会場内及びその周辺では携帯電話がつながりにくくなります。近年では各電話会社が臨時基地局などを設置し、混雑はある程度緩和されてきてはいますが、それでもピーク時にはつながりにくいのは変わりません。万が一を考えて、集合場所と集合時間を決めておいた方が得策と言えるでしょう。
- カタログの注意事項は必ず読んでおきましょう。役立つ情報や会場での手引きが書いてあります。
コミケット準備会Webサイト(以下リンク先参照)ではカタログの注意ページをPDF形式で読めるようになっています。ダウンロードの上、プリントアウト後、冊子状にするとA5サイズになりますので、持ち運びにも大変便利です。
コミケット準備会Webサイト: 「コミックマーケットカタログ93 諸注意ページ」(PDF 23.7MB)
なお、他にも以下の動画にも注意点がまとめているので参考にして下さい。
撮影についての諸注意
- コスプレを撮影する場合はコスプレエリア利用ガイドを必ず読んで下さい。わからないことがあればコスプレエリア入り口前のスタッフに確認しましょう。
- ビッグサイトの敷地内(施設内、コスプレエリア、駐車場内)については、特に禁止されていなければ撮影可能です。ただし、あくまでも記念撮影としてです。それ以上の撮影は取材許可を得てください。赤の他人を個人が特定できる状態で撮影する行為や、撮影した写真や動画を無闇にネット上でアップするのは言語道断です。
- 入場列移動中の撮影は危険なのでご遠慮ください。
- 混雑した場所での撮影も危険なのでご遠慮ください。
- 「人がゴミのようだ!」を撮影するのも、できればご遠慮ください。極端な話「全員に撮影許可とってね」ということになりますが、それだけの集客を到底信じてもらえない親御さんなどへの証拠として、個人が特定できない解像度で高所から包括的に記録することを現場で咎められなければ、ごく個人的に非公開ファイルとしましょう。
- コスプレイヤーを撮影する場合は、事前に許可を得ましょう。
- コスプレイヤーに関しては、コスプレエリア以外での撮影が禁じられています(そのまま「俺も俺も」と、プチ撮影会が始まってしまう可能性があるため)。
- 個人的な撮影の許可とネットワーク公開許可は別です。注意しましょう。
- ネットワーク公開についてもコスプレイヤーに事前に許可が必要。必ず目的を伝えること。また、必ず連絡先、公開先を伝えましょう。もし後日削除などの要請があった場合の対応のためです。連絡先を明示した名刺を持っているとスマートかも。
- ネットワーク公開の際、映り込んだ群衆に対しては肖像権に配慮しましょう(極力顔が映らないようにするか、適宜モザイクなどの修正を)。
- 個人ブログに掲載する程度ならネットワーク公開の許可で十分とされますが、出版物等に掲載する場合は取材目的の撮影となるため、取材者登録を行なってください。
- 営利目的の撮影(個人も含む)、不特定多数の者に対する流し撮り(動画撮影など)、三脚やレフ板(一部エリアでは使用可能)等の使用は取材者登録がない限り禁止。会場内でのニコ生は次の項目参照(一応非推奨)。
- 非営利目的の個人撮影については、カタログのほか、コミケット準備会Webサイトの個人による非営利の撮影・録画についての注意事項も参照してください。
- 当然ですが、常識やマナーをわきまえて撮影しましょう。
特にコスプレやコスプレ撮影に関しての詳細はコミケット準備会Webサイトのコスプレ&コスプレ撮影 サポートページを参照願います。 また、同ページにて、コスプレの撮影をする人に読んでもらいたい注意事項をまとめたペーパー「コスプレエリア利用ガイド」のPDF版を閲覧できます。
野外配信:ユーザー生放送
- コミケ前日設営・開催期間中の会場内及び一部周辺(コスプレ広場・一般待機場・外周・ガレリア・4F屋上等含む全て)でのユーザー生放送・配信は一応禁止はされていないものの、放送(配信)していることを周囲にわかるような工夫(「動画生配信中」と大きく書かれたゼッケンやタスキを身につける等)が必要です(「コミックマーケット79カタログ(冊子版)」内のDrモロー氏の漫画『やるんだったら気を遣おう(P.792)』参照)。守られなかった場合、最悪のケースとしてはスタッフによる一時的な機材没収や退場、盗撮行為を行った場合は警察に通報される可能性があります。
- 生放送を行う場合、肖像権侵害やプライバシー保護等の観点や、収録して編集をした上での放送とは異なり、生放送はそのまま垂れ流しで放送されてしまう恐れがあると思われるため、個人の認識が出来るときは、相手や出版物等を映す場合、事前に必ず被写体の方の同意を貰った等の上でルールを遵守した放送を行うようにしましょう。
- 放送を行わなくても、場内でセッティングをした時点(カメラを繋げた時点)でスタッフや警備員から注意を受ける場合があるので、その時は指示に従いましょう。
- なお、入場列移動中など、混雑のピークタイムは危険なので自粛するべきです。
- もちろん、機材の中に長物があれば、それが原因で注意されることもあります。
- 営利目的での生放送は、取材者登録が必要となります。
それなら結局のところどうなのよ、と問われれば、会場・最寄り鉄道駅周辺および、駅~会場間においては、コミケの開催期間中、基本的に放送を自粛したほうがよいでしょう。特に人物や購入物を映す行為(例えば、街頭インタビューとか一般待機列への撮影など)は事前に撮影許可を得てから映さないと肖像権・プライバシー侵害等によるトラブルに巻き込まれる可能性もあり、また周辺や視聴者からの通報により、警察に事情聴取で連行されるケースも出ています。
但し、会場や駅から離れて撮影(Web配信)が許可された場所(海辺やプロムナードなど)では公共ルールやモラルを遵守した範囲内であれば、おそらく問題はないと思われます。
詳しくはこちらも参照のこと:個人による非営利の撮影・録画について
※以上の情報は不確定なものがあるので、もし情報があれば追記・修正願います
コミックマーケット(及びビッグサイト周辺)での通信事情
ユーザー生放送でライブ配信するのは気を遣うこととしても、メールやWebの閲覧、2chやTwitterなどへの書き込み、待機中のネットゲームや動画鑑賞など、ネットを使用するケースは多々考えられます。しかし、既に前述の通り、相当数の人が有明という一エリアに大挙して押し寄せるため、回線の混雑が激しくなることから、基本的に携帯電話は使い物にならない(場合があってもおかしくない)と考えておいた方がよいでしょう。
とはいえ、各キャリアも手をこまねいているわけではなく、最初にNTTドコモが臨時基地局車を投入、ドコモについては緩和され始めました。そしてユーザー数が急増し、我が国のキャリアにおいてiPhoneを最初に供給したソフトバンクの繋がらなさがひどくなると、Twitterで「何とかしてくれ」と、ある参加者が孫正義社長に直訴。これに孫社長が「やりましょう」と即行動を指示、2010年夏のC78には臨時基地局に加え、Wi-Fiアクセスポイントの機材を背負った社員(Wi-Fi忍者と愛称がつくように)まで投入、これが好評で気をよくしてか、2010年冬のC79では臨時基地局を3台投入、さらに「コミックマーケット79に間に合いました」と宣言しビッグサイト周辺の屋外エリアにWi-Fiスポットを設置するというほどに力を入れています。これにあおられたのか苦情が相当行ったのか、auもC79より臨時基地局を投入、さらにC80ではau Wi-Fi SPOTの臨時APまで設置、C84からはコラボラッピング仕様の痛基地局まで投入するまでに至り、イー・モバイル(現ワイモバイル)もC82から臨時基地局を投入しています。各通信会社としては格好の通信試験の場となっているようです。
しかしながら、それでもピーク時にはメールも電話も使えなくなるほど回線が混雑してしまうのは避けられないと思った方がよいでしょう。特に近年はスマートフォンの普及でデータ量が多くなり、一層混雑しているのが現状です。念のための連絡手段や集合場所・時間の打ち合わせは念頭に置いた方がよいでしょう。比較的ユーザー数の少ないワイモバイル(旧イー・モバイル/ウィルコム双方とも)はもちろん、既存キャリアの回線を使うMVNOにしても、状況によっては繋がりにくいことがあることも留意しましょう。
次世代通信サービスではビッグサイトの周辺および館内ではWiMAX(2+含む)が利用できるので、WiMAX内蔵PCやWiMAX対応モバイルルーター、auの+WiMAX対応スマートフォンを持っていると重宝します。また、C83よりWiMAXの臨時基地局が投入されました。各社のLTE/4G系サービスも有明エリアで早期から使用可能になっており、C84では臨時基地局が投入されました。
またビッグサイト館内ではエントランス、北コンコース、西展示場入り口、レストラン等(詳しくはこちらを参照)で、docomo Wi-Fi、フレッツ・スポット、ソフトバンクWi-Fiスポット、au Wi-Fi SPOT/Wi2 300、FREESPOTといった 公衆無線LANサービスが使えるようになっているほか、ソフトバンクWi-Fiスポットやau Wi-Fi SPOT、docomo Wi-Fiの臨時の屋内APが配置、または屋外Wi-Fiエリアが用意されています。エリア内でこうしたサービスを使える状態にすれば、公衆無線LANが使えるようになります。C87からは海外からの参加者向けにWi2 300のAPを無料で使えるサービスが実施されているほか、ビッグサイト自体も一部エリアで無料Wi-Fiスポットを提供しています。同様にTFTビルをはじめ駅やコンビニなど各種周辺施設にも有料・無料問わず公衆無線LANのアクセスポイントが設置されているので、腰を据えてネットをする場合には検討するのもよいでしょう。なお、最新のAP設置状況は各サービスのWebサイトを参照してください。
これらのサービスを使うことで携帯回線の混雑緩和が可能になり、高速通信もできるので使用をお薦めしたいところですが、もちろん利用者が増えることで混雑するのは避けられません(事実C82では安定していたWiMAXがうまく繋がらない、Xiもきついという意見が散見されました)。またモバイルルーターやWi-Fi対応端末(スマートフォンや携帯ゲーム機など)の普及でWi-Fiの電波自体が一箇所に集中しすぎるため混雑・混信する事態も起きています。こうした点をうまく考えながら使い分けていく必要もあるでしょう。
入場待機場
一般の方は目的地によって並ぶ場所が違うので注意が必要です。
東駐車場(東3,6ホール東側、東7,8ホール隣)
東棟へ向かって有明パークビルと癌研有明病院の間に行って下さい。途中信号交差点を渡りますので、スタッフの指示・誘導に従ってください。
最寄駅:りんかい線「国際展示場駅」、ゆりかもめ「有明駅」
注意:駐車場内が満杯になった場合は、その後に来た方は西ホールへの待機場へ誘導となります。
エントランスプラザ、イーストプロムナード、センタープロムナード(西ホール北側)
- 主に西・南ホールを最初に回る方
- 主に企業ブースを最初に回る方
- 主にコスプレをされる方(会議棟で着替えられる方)
- 主にコスプレイヤーを撮影する方、眺める方(庭園・エントランスプラザ・西ふ頭公園・屋上展示場中心)
りんかい線から来た人は、会議棟へ向かって有明パークビルとフロンティアビルの間に行って下さい。ゆりかもめに来た人は会議棟へ向かってエントランスプラザに向かって下さい。但し列が伸びた場合はイーストプロムナード(有明パークビルとフロンティアビルの間)に、更に伸びている場合はセンタープロムナード(フロンティアビルとパナソニックセンターの間)に向かいます。スタッフの指示・誘導に従ってください。
最寄駅:りんかい線「国際展示場駅」、ゆりかもめ「東京ビッグサイト駅」→「有明駅」
補足:列が長くなるほどエントランスプラザ→イーストプロムナード→センタープロムナードへと誘導されます。
入場待機列での過ごし方
夏コミ向け
暑さ・紫外線(日焼け)・制汗対策
炎天下という環境の中、ここ数年の夏コミでは晴天の日が比較的多いです。開催時間帯(一般待機含む)は気温は摂氏30度以上(日陰での気温)、湿度は70%以上、不快指数はほぼ全員が不快を感じる80以上となります。
地表近くは照り返しにより更に熱せられます。館内も局地的に気温が40度を超すことがあります。
一般入場待機中、又は会場内は直射日光や暑さの為、水分補給、炎天下での帽子着用等を万全にして下さい。
以下にあったら助かりそうなものを参考までに掲載します。
日焼け対策も忘れないようにして下さい。当日が晴天の場合、直射日光に素肌をさらしたまま入場待機列に2~3時間程いれば、完全に赤ヤケします(これは軽度のヤケドに相当します)。肌を真っ赤にして入場する辛そうな一般入場者(男女問わず)を夏コミでは毎回見かけます。入場待機列にならぶ方はあらかじめ日焼け止めを塗っておくことをお勧めします。また、日焼け止めもなるべく効果のあるもの(SPF値が大きくてPAの+マークが多い物)を選んだ方がよいでしょう。
現在の所、商品に「SPF50+ PA+++」と付いているものが国内製品で最強クラスの日焼け止め効果をもつ製品ですので、こういったもの選んだ方が無難です。このグレードのものは多くの会社からこの種の製品が発売されていますし、ドラッグストアで安価に入手できます。
肌自体が弱い人はUVカット加工を施した衣服を用意した方が良いでしょう。長袖やアームカバーで腕を保護するのも有効です。
人によっては日傘を使いたいと思うでしょうが、人がそれほどいない状態ならともかく、待機列の中では人が密集した状態になります。また、移動中もかなり詰め詰めにした形で移動することになり、状況によっては将棋倒しなどの事故を防ぐため移動が逐次止まることもあります。このため、傘の尖端が周囲の人に当たったり刺さってケガをさせる危険性があります(最悪の場合目に刺さると失明しかねない)。前述しているように現状傘類については持ち込んでもかまわないのですが、人が密集している待機列や移動中では使わないでください(これは雨傘でも同様です)。できれば傘を使わずにつばが幅広の帽子をかぶった方がいいかもしれません。
暑い夏場は制汗対策も重要です。炎天下での開催ですから、どうしても汗をかくのは避けられません。「汗をかきたくない!」からといって水分を取らないのは脱水症状から来る熱中症を引き起こし、非常に危険なのでやめましょう。汗を拭き取るフェイスタオルは必須アイテムです。汗で濡れたタオルを持ち帰るビニール袋もあった方が便利です。
また、汗には体臭がつきものですが、デオドラント(制汗剤)スプレーやフェイシャルペーパー・ボディーペーパーなど用意した方が良いです。なお、デオドラント、特にスプレータイプのものは出かける前にあらかじめ体に吹き付けて(塗りつけて)おいて下さい。入場待機列のまっただ中でスプレーを噴く訳にはいきませんから。
入場待機列中にデオドラントを使用する際はロールオンタイプ、クリームタイプ、フェイシャル・ボディーペーパータイプでなおかつ無香料といった周囲への影響が少ないもの使って下さい。使う際は周りの人の邪魔にならないように気を遣って下さい。
ぶっちゃけ自作無香料ミョウバン水最強。
過酷な環境である為、もし耐えられなくなったら、躊躇せず自力で動ける間に涼しいところへ避難して下さい。具合が悪くなったら、スタッフに相談して下さい。場合によっては帰宅する勇気も必要です。
ただし、救護室は「学校の保健室」レベルの手当しか行えません(救護室スタッフは全員が医師及び看護師など有資格者ですが、場所がただの会議室なので)。あまり過度な期待をしないでください。空調の効いた部屋で横になり、回復したら「ではお気をつけて自宅までお帰りください、お大事に」が限界です。
逆にあなたの周りで他の誰かが苦しそうにしていたり、倒れたりした人を見かけたら、すぐに声をかけ、スタッフを呼んで下さい。
場合によっては救護室が満員になることもあり、比較的軽症の場合入れなくなる場合もあります。出来る限りの予防策を取って下さい。
体調管理(水分・塩分・排尿)
水分補給
大量の汗をかき、多くの塩分等を消費する為、お茶やジュースよりはスポーツ系ドリンクでの水分補給を行うほうが脱水症状をより効果的に防げます。単に口や喉を潤すのであればお茶やミネラルウォータのほうがオススメです。
できれば会場までに到着するまでに2Lサイズ+αのペットボトル等の飲料水は持参したほうが良いと思われます。
現地でも購入可能ですが、自動販売機は売り切れやすく(頻繁に補充するのであまり冷えていない)、コンビニは大変混雑しますので、できればホール内で販売しているところがあるのでそこを活用したほうが良いです。
一般待機中や外周での列待機中は頻繁に水分確保できる機会が少ないので、並ぶ前に多くの飲料水の確保をするか、予め持参したほうが良いです。
水分の摂取は一度に大量にとるのではなく、少量をこまめにとる方がよいでしょう。これは、後述のリスクに対する対策でもあります。
塩分補給
ナトリウム、特に塩分補給は、水分補給と同じぐらい大切です。
汗をかけばかくほど、体内のナトリウムは減りますが、この状態で水分のみを補給し続けると、ナトリウム不足によって浸透圧バランスが狂い、体に様々な変調をきたします。
また、ナトリウムが不足した状態では、水分を摂取しても体が上手く吸収できず、悪循環に陥ります。
このためにも、塩分補給の手段を準備した方が良いです。
一番メジャーな方法としては、上述のように、スポーツ系ドリンクで水分を補給すること。スポーツドリンクは、ナトリウム補給を効率良く行うための飲料でもあるからです。
他にかさばらないもので塩分を補給しようとすると、塩飴やカリカリ梅などが理想的です。またC78では、駅前のサンクスでキュウリの塩漬けが売られていましたが、これらのような漬物類も実は結構効果的です。
ただし、スポーツドリンクは糖分が多いため、全ての水分をこれで摂取しようとすると糖分過多による危険な状態も作りだすことがあります。
スポーツドリンクと水(もしくは麦茶)を交互に摂取し、塩分は塩飴や岩塩等で補給する方法もあります。
経口補水液を持参される方もいますが、基本的に極度の脱水症状を起こしている場合に医師の指導の下で飲むものであり、スポーツドリンクの倍以上の塩分を含んでいますので、過剰な摂取(がぶ飲みなど)をすると返って健康を害する危険性があります。近年ではOS-1のような特定用途食品(病者用食品)ではなく、一般的な店舗・自販機でも買える清涼飲料水として販売されている物もありますが、こちらにしてもナトリウムやカリウムが多く含まれています。使う場合はがぶ飲みせず少しずつ飲む、高血圧や糖尿病といった疾患を持っている場合は医師に相談するなどした上で注意して使いましょう。
並んでる最中、万が一『足が攣る』『手足がしびれる』などの症状が出たときは、まさにナトリウムが不足している証拠です。よく言われるのが「経口補水液を美味しく感じるのは脱水症状・ナトリウム不足のサイン」です。すぐに水分と塩分を補給し、ひとまず列から外れて安静にしましょう。できることなら落ち着いた時点で帰るべきでしょう。
列の移動が始まったら水分の補給より塩分の補給を優先するように心がけると後述の腎臓への負担を軽減出来ます。
排尿
排尿を我慢するのは厳禁です。
排尿をしないまま水分をとりつづけることは、腎臓に多大な負担をかけることとなります。腎臓は結構簡単に壊れます。最悪の場合、腎機能障害をわずらう(=透析生活)可能性すらあります。
夏コミでは水分補給が必須である以上、排尿を我慢することはやめましょう。
また、一度に大量の水分を補給することは大きなリスクになります。
短時間にあまり多くの水を飲むと、血中のナトリウム濃度が低下して『水中毒(致死率30~50%)』を起こす可能性もあるからです。
これも、排尿を我慢したままで水分を補給すると起こりやすい他、ミネラル・塩分の摂取を怠っていると、容易に起こります。また、脱水を起こしたために水分を慌てて多量に摂取して水中毒を起こしたケースが非常に多いです。
排尿は、水分・塩分の補給と同じぐらい重要だと考えておきましょう。
こまめに水分と塩分を補給し、例え列の中であってもトイレに行くのを我慢したりしないのが、健康な体で帰るための鉄則です。
冬コミであれば夏ほど水分を用意する必要はありませんが、それでも人ごみの中にいる以上、気温が高くなって汗が出ることもあります。500mlのペットボトルくらいは用意しておいたほうがいいでしょう。
とはいえ、お茶やコーヒー、エナジードリンクと言ったカフェインを含んだ飲料には利尿作用があります(流石に開催中に会場での飲酒は禁止されていますが、アルコールも同様です)。飲み過ぎてトイレに行きたくなって列移動開始に間に合わなくなることもあり得ますので、ご注意を。
冬コミ向け
防寒対策
待機列に並び始める早朝や、終了ぎりぎりまでいた場合は帰宅時には相当な冷え込みが予想されます(特に早朝)。使い捨てカイロは持っておいたほうが良いでしょう。
特に、冷え性の方は爪先、足裏の冷え(寒さのあまり、痛みを感じるレベルとお考え下さい)にかなり苦しめられます。待機列では立って待つにせよ、座って待つにせよ、基本的にじっとしてその場に居続けなければならない為、運動による熱が発生しにくく、一層寒さが身に堪えます。ですので、使い捨てカイロは一般的な手や体を温める形状のものだけでなく、靴の中に仕込むタイプのものもあった方が良いです。かなり重宝します。
また、防寒用の「耳あて」があると、寒風の中でも耳が痛くならなくて済みます。
なお、大抵の場合、待機列では座って待つ時間が多くなりますので(早朝からの場合は特に)、夏コミ同様、小型の折りたたみ椅子を用意された方が良いでしょう。コンクリートまたはアスファルトの路面に直に座ると耐え難い冷たさを体験する羽目になります。
コートや手袋といったものも有効です。ただ、昼頃になって暑いと思っても混雑した状況ではコートを脱いで手に持つということはまず不可能だということを考慮しておきましょう。コートをしまえるようなバッグがあればいいかもしれませんが、あまり大きすぎると他の人の邪魔にもなります。
寒さ対策とは、いかに体温を逃さず、冷えた外気を遮断する事ですので、体温が逃げやすい箇所である襟元や手元を覆う意味でもマフラーや手袋、帽子は重要な装備と言えます。少なくとも、マフラーと手袋と帽子(ニットキャップ等防寒性のあるもの)は容積が小さいうえに効果が高く、入場後等その役割を終えてからも荷物になりにくい便利なアイテムです。活用しましょう。
温かい食べ物や飲み物をとるのも有効です。ただ、コンビニで肉まんなどの食べ物は購入できますが、飲み物は夏コミの冷たい飲み物と同様に入手困難となります(飲み物自体はあるが全然温まっていないということも)。魔法瓶に温かい飲み物を入れて事前に用意しておくのも有効です。
又、雨具の用意もお忘れなく。雨はともかく雪が降ることもありますので。
夏コミ(8月)・冬コミ(12月)共通
一般待機中の時間の潰し方
始発から並んだ場合、長時間近く待つことになるので、暇つぶしにどうでしょう。
但し雨・雪の場合は電子機器類の取扱に注意して下さい。
またイヤホンを使用していても音漏れするほどの音量を流していたり、
場内に入っても外さずにいてスタッフの指示を聞かない者も居ましたので、
周囲に影響を与えないよう配慮できない方には推奨しません。
なるべく非電源系の道具を用いた時間の潰し方を推奨します。
- カタログを読む。チェックしたりマンガレポート(MR)を読む。
- 本を持ってきて読書をする。軽くて小さい文庫本がお勧め。
- ワンセグチューナでテレビを見る。特に土日は特撮やアニメが多いのでお勧めです。
- 録画又はDLした動画をスマホ等で見る。
- 携帯ゲームをする。一人でやるか、通信対戦でやるのもいいでしょう。スマホ・タブレットでもかまいませんが、前述の通り携帯通信が繋がりにくくなるので、その辺は考慮した上で。
- 音楽やラジオを聴く。但しスタッフの指示を聞き漏らす場合があるので音量には要注意。
- ニコニコ動画やYouTubeなど各種ネット配信の動画を見る(スマホ・タブレット・小型PC持参)。但し携帯等の通信は繋がりにくいので期待は禁物。
- 連れ合いや近くの人とおしゃべりをする(早朝なので盛り上がりすぎて大声を出すことの無いように。ただし世知辛いこのご時世、知らない人相手にはヘタに話しかけても怪しまれる恐れがあるので、無理にする必要はないです)。
午後1時半以降の入場も一つの手段
2023年(コミックマーケット102)以降より、開催期間中に会場外での午後入場リストバンド型参加証の販売が行われます。
当日チケットや参加証を事前に購入していないけど参加したいという方は午後1時半以降の入場をお願いします。
一般入場待機列は通例、正午から午後0時半頃に解消されます。従って、炎天下や寒空で長時間列ぶ体力・気力等の自信がない、待ち時間なくスムーズに入場したいという方は正午以降の入場をお勧めします。実際、かなり楽ですし、近年では入場出来る時間が早くなっているため、昼過ぎでもすぐに入れることが多いです。特に、コミケ初心者にも大変お勧めの方法といえます。
なお、【コミケット準備会からの緊急のお知らせ】にて発表されましたとおり、C74から、随時手荷物確認等が実施されています。手荷物確認は状況に応じて行なわれますので、必ずしも入場時に確認されるとは限りませんが、スタッフからの指示がありましたら、お手数ですがご協力をお願いいたします。
この様な事情もあり、一般入場待機列の解消時刻が通例よりも遅くなる可能性ありえます。
C74では入場フリーへの移行時刻にそれ程影響はありませんでしたが、その点をあらかじめ考慮しておく必要がありますので、午後からの入場を考えている方はご注意願います。
体調が不安な場合、行くのを諦める勇気、帰る勇気も必要
コミケという場は先にも述べているようにかなり過酷な場です。特に夏は熱中症、冬は寒さに耐えなければならず、冬はさらにインフルエンザウイルスやノロウイルスに感染する可能性もあります。また広い会場を歩き回ったり、待機列・行列に長時間並ばざるを得ない場合が多く、身体を酷使します。
もちろん食事や睡眠をきちんと取って、体調を万全にした上で来場する、余裕を見て昼過ぎから入場するのがいいのですが、どうしてもつらいのであれば参加しないのが一番だというのは言うまでもありません。よほどの事が無い限り同人ショップでの委託販売や他のイベントまたは次回コミケでの再販もあり得ますので、無理する必要は無いと言えます。
また、参加しててつらくなってきた、あるいは体調に異変が出てきた場合、余裕があればすぐに帰ることも考えておいていいでしょう。場内だけでなく。TFTビルなどの近隣の施設や、ちょっと離れていますがお台場近辺などで休める場所に移って休憩するのも手ではありますが、余力のあるうちに帰宅または宿に戻って、しっかりと身体を休めるのに越したことはありません。
くれぐれも、自分の身体を守るのは自分自身である事を自覚するようにしましょう。倒れてしまっては元も子もありませんから。
会場内、及び一般待機中
トイレについて
- 館内は勿論、一般待機所にも仮設トイレはあるが数が限られているので注意が必要。
- 一般待機所のトイレは仮設なだけに悪臭もひどく、開場前から戦意を削がれること請け合い。お世話にならずに済むよう体調を整えておきましょう。
- 場所にもよるが女性は1~2日目、男性は3日目が多く並ぶ傾向があるので注意が必要。
- 1~2日目は一部の男子トイレが女子トイレに変えられるので十分確認すること。状況によっては3日目も女子トイレに変えられる場合があります。
- 長時間並ぶこともあるので、予め余裕を持って並ぶこと。冬は特に余裕もって並びましょう。特にトイレに行っている間に列移動があると最悪の場合戻れなくなります。
- カタログや入場する際に予め事前に場所を把握しておくこと。
- 人が多くなるにつれて仮設トイレの手洗い水が不足する事態が起こる場合も。
そうなった場合、水の補給はほぼ絶望的になるため、最悪の場合を考慮してペーパータオル・ウエットティッシュの用意も。節水のため、後ろに並んでいても使用後は必ず蛇口を閉めてください。 - 会場に着いたらまず複数のトイレの位置確認をしておきましょう。
- トイレ内でのコスプレ着替えは禁止です。更衣室で着替えてください。
会場内
会場内に入ってからの諸注意
会場内においてもいろいろなルールによってやってはいけないことなどがあります。
カタログを参照していただければ大体のところはわかるとは思いますが、簡単なものを数点まとめておきます。
- スタッフの指示に従う:至極当然のことですが、どの参加者よりもスタッフがいちばんルールを熟知しています。
スタッフの指示にはちゃんとした理由がありますので、まず指示や注意には従ってください。 - 会場内は走らない:1日のべ20万もの人が訪れるイベントです。人にぶつかれば怪我をしますし、
自分はもとより他の参加者の方まで巻き込む事態が発生しかねません。
歩いていても時間はそれほど変わりませんし、危険なのでやめて下さい。
勿論、会場外でも走るのはご法度です。 - 赤枠内で立ち止まらない:会場内の防火扉付近等、床に赤枠で仕切られているところは消防法によって
取り決められてるものです。たとえ多くの人が集まるイベントとはいえ、万一災害が発生した場合この枠が
ふさがることで多くの不備が発生しかねません。管理できていないと判断された場合、最悪会場が借りられなくなります。 - エスカレーターでの移動:エスカレーターでは歩いたり走ったりしないでください(それ以前に終日スタッフが配置され、計画的に停止となっている時間帯が多いです)。階段状ということもあり無理な移動は非常に危険ですし、多くの人が集まるイベントだけにエスカレーターの故障の原因にもなりかねません(実際に、ビッグサイトで開催された別イベントで事故が起きています)。稼働している場合は、前の方より1段開け、可能であれば2列に並んで搭乗してください。前が空いていても詰めようとしないでください。
お釣りのないお金の準備
同人誌購入がメインの場合
多くのサークルは、釣銭を多く用意していません。本の値段が100~数千円の物がほとんどです。お釣りがないように出来るだけ硬貨(100円玉、500円玉)を中心に多く準備しましょう。あまり多く準備できない場合でも、せめて千円札は準備して下さい。
又頼まれたり、数冊まとめて買う場合もあるので、千円札、二千円札を中心に紙幣もある程度用意しておきしましょう。
購入費のみの大まかな金額の目安は、チェックしたサークル数×1000円+予備10000円程度で一応試算可能。
全てのサークルで購入できるわけではないし、衝動買いなど突発的な出費もあるので、参加経験を積みながら各自調整して下さい。余裕をもって用意することをお勧めします。
なお、一部のサークルでSquareなどのクレジット決済やSuicaなどの電子マネー決済に対応しているところがありますが、本当にごく一部であり、対応していたとしても混雑していたり電波状況が悪かったりすると使えない場合があります。 使えたら幸運、話の種程度と考えておいた方が良いでしょう。
企業ブースがメインの場合
商品の値段が数千円~数万円の物が殆どなので、出来るだけ紙幣を中心に多く準備しましょう。
又途中で飲料水などを購入することを考え、100円玉、500円玉を中心に硬貨もある程度用意しておきましょう。
持って行く金額の目安は同人誌購入より個人差がより激しいため、事前に出展情報等を調べて判断しましょう。
なお、企業ブースでは高額な衝動買いを避けるなどの理由でクレジット決済は認められていません。 その辺も考慮した上で計画的に現金を用意するようにしましょう。
購入資金の準備
お金を準備する際は、前々から少しずつ貯金するか、そうでなければ必ず銀行を利用しましょう。
これは一般常識の範疇です。コミケの常識を優先するあまり、一般常識を蔑ろにすることの無いようにしましょう。
硬貨を用意しなければならないといって、ゲームセンターなどの両替機でそれを調達するのは業務両替にあたります。
業務両替は威力業務妨害、立派な犯罪として成立しており、その場で警察を呼ばれても文句は言えません。
両替機を設置している店舗側は、商売のために銀行で手間と手数料をかけて両替し、硬貨を用意しています。
その硬貨は両替機を設置した店内で消費・回収される前提のものです。しかし大量の硬貨が外部へ流出してしまうと、店舗は限られた売り上げから数万の両替金を割き、負担を再び強いられることになります。
そしてなにより、両替用の硬貨が無くなると本来の利用者が両替が出来ず、店舗の業務そのものに支障をきたします。銀行の開いていない土日などで発生すると、硬貨を調達できず、最悪営業ができなくなります。
「コミケのために業務両替をする」ということは、「身内が迷惑しないために、本来身内で負わなければならない負担を、全く無関係な人々に押し付け、迷惑をかける」ということであり、到底許されることではありません。また、安い買い物でわざと紙幣を崩すような行為も同じ理由で好ましくありません。
しかしながら、コミケは勿論、大規模な同人イベントが開催されるたびに業務両替問題が取り沙汰され、イベント参加者のモラルが問われています。参加者としての自負があるならば、「自分は銀行で両替するからいい」ではなく、自分の周りにいる参加者にも啓蒙し、事前準備を周知徹底させましょう。
帰り:ビッグサイト脱出編
コミケ終了時刻の前後は、ビッグサイトを離れる参加者が各交通機関へと集中するピークでもあります。この時間帯の各交通網は自ずと混雑しますので、ビッグサイトからの「脱出」に手間取る事をあらかじめ考慮しておく必要があります。以下は各交通機関における傾向と対策です。リンク先記事や事業者・交通系ICカードサービス提供者の公式サイトもチェックしておきたいところ。色付き太字の交通系ICカード名は、加盟サービス元のカード名称を記しています(互換ICカードが使用可能です・予め引き去り相当額のチャージが必要です)。
- 路線バス(都営バスほか)
PASMO カタログにも掲載されていますが、とりあえず会場近辺から脱出するには最も適切な手段。東京ビッグサイトからの都営バス定期便は、急行05(錦糸町駅行き)、海01(門前仲町行き)、急行06(森下駅・門前仲町行き)の各系統が運行されており、突発的・弾力的に増車されることも多い。 また、国展01(東京駅行き)と国展02(豊洲駅行き)の臨時系統便は本数も多く、交通手段の中では唯一人海戦術が効果的に発揮されており、東京都交通局職員による客さばき・誘導も経験豊富で非常に慣れている。運賃も一部を除き210円均一(現金の場合)と安くオススメですし、PASMOほか9種の互換交通系ICカードも使えます。
ビッグサイトおよび近隣に発着するバス便は、その他に PASMO(一部のみ) リムジンバス(東京空港交通)・ PASMO 京急バスもあります。事業者公式サイトなどで確認してください。
また、C102からはPASMO 東京BRT幹線ルートも使えるようになっており、乗り場はビッグサイトではなく国際展示場駅前ロータリーになりますが、これを使うことで新橋・虎ノ門ヒルズへ向かうことが可能となっています。 - りんかい線
Suica 国際展示場駅の光景が「本日の最大手」と揶揄される景観は伊達じゃないです。非常に混雑します。駅構内・ホーム入り待ちの行列も長ければ、乗車券を買う列すらも長い(もっとも、交通系ICカードの普及・共通利用の開始でこの点は緩和されつつはあります)です。人によっては、コミケ会場内よりもむしろ、こちらの方が長く並んでいたというケースも珍しくないでしょう。残りわずかの体力で並ぶのは苦行です。あらかじめSuicaなど交通系ICカードの入手そしてチャージ、または予め到着時に復路の切符を忘れずに買っておくこと(〔消費税率改定で〕C86以降においては、ICカード内に206円以上の残額が無いと、国際展示場駅では入場できません)。それでも車内はすし詰め状態になりますが、しかし、1編成あたり10両の通勤電車、そして山手線の西側主要駅を経由して北はJR埼京線へ直通運転、東はJR京葉線と東京メトロ有楽町線に直結、という輸送力・処理能力は路線バスの比ではなく、長大なホーム入り待ちの行列も、人の多さの割に進む速度は意外と速いものです。結局の所「帰路の足」として、りんかい線と他の交通機関を比較した場合、自らの嗜好や帰宅する方面に応じて好きな方を選べば「ハズレ」はないでしょう。地理に明るいのであれば、東隣の東雲駅や西隣の東京テレポート駅まで歩くのも1つの手。なお大崎駅経由で大宮方面へ帰る場合直通の電車を待たず来た電車に乗るようにして下さい(ホームに留まったままだと乗りたい人が乗れなくなるばかりか、人でパンクしてホームへの入場制限が起こってしまうため)。大崎駅止まりの電車に乗った場合は大崎駅で山手線か湘南新宿ラインに乗り換えましょう(大崎駅経由で来場する場合は行きも帰りも大崎駅で電車を乗り換えるのが当たり前だと思って下さい)。新宿駅まで行けば埼京線に乗り換えられます - ゆりかもめ
PASMO りんかい線より「穴場」ではありますが「焼け石に水」。やはり、東京ビッグサイト駅でホーム入構待ちの行列に並ぶ事に。特に新橋行きが混雑します。車内も狭いです(エレベータを6つつなげて、横に自走しているような機構)し、地図サイトで見てもお分かりのように、遠回りで台場地区を引き回される線形ですので、立たされるとかなり辛いです。こちらも交通系ICカードか、復路の切符を忘れずに。乗車する場合、新橋駅方面の列車は途中、台場駅の前後で大勢の用務客・観光客(一般人)が乗り込んでくる事が多いため、その点(戦利品を含めた手荷物および外装、会話の声や話題などの立ちふるまい)は十二分に配慮したいところです。目的地にもよりますが、できれば逆方向の豊洲行きを使い、東京メトロ・有楽町線に乗り換えたほうが比較的空いており、気分的に楽に帰れます。また、りんかい線の混雑に紛れ、あまり混雑しない北西側至近の隣駅である、有明駅から乗車する技もあります。 - 水上バス(東京都観光汽船)
PASMO 1時間に1本しか出ない上、浜松町・日の出桟橋行き最終便は17時台。運賃も高額で、脱出方法としては抜群の不人気さを誇ります。しかし、電車・バスと比較すれば、かなり空いていて優雅、快適性は他を凌駕します。特に夏などは、涼しい風が通って非常に快適でです(好天時のみ)。暮れゆく東京湾や、湾岸部のビルの風景を眺めつつ、しばしの間のんびりと帰ることができます。カタログのまんレポで見かけるように、ゆったり休みながら会場を後にしたい参加者であれば利用してもいいかも。船によっては船内売店でビールやソフトドリンクの販売を行っていますので、夕日を見ながら戦利品を片手に一杯やる、というのもありかも知れません。ですが、ウトウトして財布や戦利品を海に落としてしまわないように注意してください。ちなみに、C77開催時には船内にイラストなどが飾られたこともあるほか、船長によっては船内BGMにアニソンがかかることがあります。 2016年冬ごろからは自動券売機が交通系ICカードに対応し、SuicaやPASMOで切符を買うことができるようになりましたが、切符を買う列が発生する可能性があるため、窓口でも買えるようこれまで通り現金も用意した方がいいでしょう。 - 車(準備会スタッフ・駐車券当選のサークル・企業ブースの自家用車)
ルート次第ですが、少なくとも都心方面に向かうのでしたら例年、ベイエリア脱出に数時間を要すると覚悟した方がよいでしょう。加えて、夏コミの日程と花火大会(東京湾大華火祭)開催が重なる場合は交通規制がなされ、トンネル経由で会場南側に浮かぶ埋立地「中央防波堤外側埋立地(帰属区未定)」に出る方法以外での脱出が困難となります。この場合は同所を経由して、いったん江東区新木場方面・大田区平和島方面に出るしかなく、特に東名高速・中央道方面に向かいたい場合は時間を要します。打ち上げなどでどうしても自家用車組と合流したいなら、事前に綿密な打ち合わせを行ったうえで、公共交通を用いて豊洲駅・東陽町駅・平和島駅など、台場地区から離れた最寄りの鉄道駅に一度出た後で待ち合わせを図るのが得策です。なお、ビッグサイトを出た先でも必ず公共駐車場に停めましょう。当然のマナーですが、23区内の道路はおしなべて駐車禁止となっていますので、路上駐車が増えると今後のコミケ開催に影響を及ぼします。「打ち上げ」と上述しましたが、申すまでもなく運転者の飲酒もダメです。 - タクシー
お金に余裕があり、かつ、複数人で割り勘して快適に脱出するならお勧めです。有明から新橋迄の料金は大体3000円位。(但し迎車料金含まない)また、2018年に豊洲と築地を結ぶ橋が暫定開通をしたため2000円台で行けるようになりました。但し自家用車と同じく混雑に巻き込まれるリスクがあるので混み始めたら乗務員に近くの駅に行き先変更を願い出ましょう。タクシー待ちの行列が嫌であれば迎車料金(例えば日本交通なら410円)がかかりますが配車アプリで呼ぶのも手です。但し、行列に並んでいる人からの文句を言われない為にも、呼ぶときはタクシー待ちの行列から少し離れた場所で呼びましょう。タクシーの配車アプリは日本交通や国際自動車、東京無線等でリリースしています。 - 徒歩
時間はかかりますが、田町駅(三田駅)や浜松町駅(大門駅)まで歩く手もあります(所要時間は約2時間)。コミケが終わっても体力はまだまだあるぜ!という若い人にオススメ。あと、ベイエリアの風景を眺めつつゆったりと帰りたいという人にも。途中のレインボーブリッジからの眺めは魅力的です。欠点としては、レインボーブリッジの途中などで体力が尽きても、今更戻れないこと。キャリーカート等でないならば断念したほうが良いです。普段から体を鍛えててもうムキムキです、むしろこれも筋トレの1つです、という人以外には、戦利品の詰まった紙袋を(場合によっては何個も)持ってベイエリアを抜け出すのは厳しい内容です。体力の限界を迎え、レインボーブリッジ遊歩道の途中でへたり込んでしまっている人が毎年います。一方で、いくつもの荷物や紙袋を持ちつつ悠然と渡りきる猛者も、毎年います。
なお、あり得ないとは思いますが、自転車・二輪車での来場も禁止です(そもそも、ビッグサイトおよび周辺〔ビッグサイトでの他催事〕にも駐輪場所〔の設定〕はありません)。「あたしは旦那と月島のタワマンに引っ越してきたから今回のコミケは自転車で」「市川住みの俺は結構近いからバイクだ」などと言って、これら手段で来場しても痛い目に遭うだけです。
一応、臨海副都心を含めた都心部ではレンタサイクルサービスが実施されていますが、自転車のサイズが小さいのと当日の駐輪場がビックサイトから若干離れた位置にある(ビッグサイトにもあるけれども、それがある庭園はコスプレ広場になっているため当日は使用不可)、さらにドコモのネットワークを使って管理しているので当日の通信状況次第では貸出返却処理ができなくなるのであまりおすすめできないでしょう。
どの手段で脱出するにしても、一歩ビッグサイトから出れば皆さんはコミケとは無関係な人々の視界に入ることになります。特に夏コミで販売されるような、自分たちにとっては涼しげな肌色面積の大きい紙袋を見せびらかすように持って歩くなど、コミケを知らない人に悪い印象を植え付けるようなことはくれぐれもしないようにしてください。どんなデザインであろうと、大きな紙袋はできればたたむか、紳士袋など袋を入れる袋が配布されているのでそれを使う、あるいはケチらず宅配サービスをお使いください。
持ち物チェックリスト(一般参加者向け)
※以下の品物はあくまで用意した方が良いと思われる基本的な内容です。(あくまで推奨的なものです)
各参加者の事情・行動・巡回先等によって、必要なものが違ってきますので、それらは任意で各自準備をしてください。
対象者 | 持ち物 |
一般参加者全員
※午後、一般待機列 |
|
一般待機列に列ぶ人 | 一般参加者全員の項目の品に加えて以下のもの
|
対象に関わりなく あれば便利なもの |
|
他に必要な物があれば、随時加筆をお願いいたします。
持ち込んではいけないもの(手荷物確認で没収の対象になります)
カタログにも記載されている持ち込み禁止物は以下の通りです。場合によっては退場させられることもあります。
- 武器、武具、銃器、弓矢、刀剣など。又はそれを模造したもの(明らかな玩具、アクセサリーを除く)。
- 可燃性危険物(燃料・火薬・発火物など。ライターやマッチは少量であれば可)
- 刑法175条(わいせつ物)・児童ポルノ法に触れるもの
- 動物(介助犬、盲導犬を除く)※ただし「大混雑する紙のメディアの頒布会」である性格から、使役犬の入場実績はほぼ皆無かと思われます
- バッテリー類(携帯電話やノートPC用の小型バッテリーは常識的な量、2~3個であれば可)
- 乗り物(自転車、キックスケータ、ローラースケート、インラインスケート、スケートボード。お子様連れの方はローラー付きの子供靴も非推奨)
- ヘリウムなどを充填した浮き上がる風船類
- ガラスや陶器など、落とすと破片が周りに飛び散るもの
- 赤外線フィルター・魚眼レンズなど、特殊な用途の撮影機材
- 周囲に危害を与える可能性のある装身具。未乾燥の塗料や粘着性の高い素材含む。
ここに記載がされていなくても、常識で考えて危険であると
準備会スタッフ・警備員・消防署・警察署で危険と判断した物は持ち込めません。
また、C79より以下は持ち込み禁止物の対象から外れていますが、
禁止事項に抵触する行為で使用した場合、没収や退場させられることもあります。
- 伸縮性問わず、30cm以上の長物(傘、テニスラケット、バット、ネギ、外付けフラッシュや望遠レンズなど全長30cmを超えるカメラ等)
- ボール類、円盤、矢、けん玉
- 大きい音の出るもの全般(笛、楽器、ラジカセ等。携帯オーディオは除く)
- 酒類
常備薬の準備
突然のアクシデントに備えて、既往症のある参加者は、以下のアイテムを用意することをオススメします。もし体調が優れないようであれば、体力がある、行動できるうちに、自宅もしくは宿泊先に戻りましょう。急な体調不良などでそれすら無理なら、スタッフに相談してください。また、万が一の事態のために、可能な限り健康保険証(コピー可)や「お薬手帳」を持ち歩くようにしましょう。
- 風邪薬(服用するぐらいであれば、本来参加自体を諦めるべきですが…)
- 乗り物の酔い止め(バス等に乗る人)
- 下痢止め薬(水無しで飲める「ストッパ」などがオススメですが、自分の体質にあったものが一番良い)
- 頭痛・生理痛などの鎮痛薬
- 絆創膏
- 湿布(筋肉痛に備えて)
- 既往症の常用薬がある人はそれを携帯した上で、薬の名前と成分及び1錠あたりの成分量、一回あたりの服用数を記憶、もしくは保険証と一緒に携帯しておきましょう。→お薬手帳 万一症状が出た時に服用する事ができるのと、救急搬送された時、隊員に知らせる必要があります。
- お薬手帳
東京ビッグサイト大規模改修工事による影響について
1996年開業以来施設の老朽化に伴い、東京ビッグサイトの各施設の大規模改修工事が2023年12月から2026年12月末までの約3年の予定で実施される。当初は2021年か2022年頃開始予定であったが2020年夏季オリンピック・パラリンピックが1年延期になった為、予定より1~2年遅れて実施となった。
各施設を順番に休館し改修工事が実施される予定で、休館期間中は(準備期間含め)対象施設の利用が出来ない。その為今後開催されるコミックマーケットの開催にも影響が出ると予想される。
なお、東京オリンピック・大規模改修工事前提で建設された東新展示棟(東7・8ホール)については改修工事完了後については未定(10年程度使用予定の仮設展示場である為、当初の予定では解体される可能性がある)。
各施設の休館期間(予定)、及び影響が予想される対象のコミケ
- 会議棟:2023年12月から2024年8月末まで
→2023年夏冬、及び2024年夏開催予定のコミックマーケット(更衣室の移動(南2ホールへ移動)) - 西展示棟:2025年1月から2025年6月末まで
→2024年冬開催予定のコミックマーケット(一般・企業) - 東展示棟(1~3ホール):2025年7月から2026年3月末まで
→2025年夏冬開催予定のコミックマーケット(一般) - 東展示棟(4~6ホール):2026年4月から2026年12月末まで
→2026年夏冬開催予定のコミックマーケット(一般)
関係リンク
関連動画
コミックマーケット準備会記録班による動画
「超コミケットスペシャル」の公式チャンネルより
会場でよく聞くあの曲
その他
関連項目
コミックマーケット開催
出来事
人物・楽曲
施設・交通機関
ニコニコ大百科にあるコミケ記事
海外のコミケに似た大規模イベント
「コミックマーケット」をとりあげたことがある主な作品
関連リンク
コミックマーケット準備会
東京ビッグサイト(東京国際展示場)
公共交通機関
気象情報
Twitterハッシュタグ検索
脚注
子記事
兄弟記事
- なし
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