コミュ障(こみゅしょう)とは、コミュニケーション障害の略である。実際に定義される障害としてのコミュニケーション障害とは大きく異なり、他人との他愛もない雑談が非常に苦痛であったり、とても苦手な人のことを指して言われる。
こちらも参照→コミュニケーション障害
対義語はコミュ力お化けなど。
概要
あくまでも、できないのは休み時間などに行われる、友人や知人たちとのどうでもいいけど実に楽しげな会話である。多くの人は、学校生活や仕事上でどうしても必要な会話、事務的な応対については、割と可能であったりもする。
日本においてはほとんどの企業は新入社員の採用などにおいてコミュニケーション能力を要求しているが、
それだけ世間にコミュニケーションに問題を抱えている人が多いとも、逆に過剰にコミュニケーション能力を要求しているとも言える。
ちなみに一般的にはリア充には少なくネト充に多いと言われている。
分類
コミュ障と一言で言ってもいくつかの分類をすることができ、それによって観察される症状も異なっている。なお、これらは科学的な見地に基づくものではないということを予め断っておく。
ダウナー系コミュ障
人とのコミュニケーションがひどく苦手で、喋れない、主張できないなど症状を抱える分類。空気になるタイプ。一般的にコミュ障と言われて多くが想像するであろう症状は主にこちらに含まれる。
- 人見知りが強い。
- どもりがちで、口下手。滑舌が悪くて、話すこと自体に劣等感を抱く。
- 文章だと理解できるが、会話になると軽いパニックに陥ってしまい、喋れない。
- 話しかけられてもはっきりと応じることが出来ない。
- 必要以上に空気を読み、自分の発言がその場を悪くする、嫌われるのではないかと考えて黙ってしまう。
- ぼっちなので、そもそも喋る人がいない。
アッパー系コミュ障
ダウナー系とは逆に、喋りすぎる、主張しすぎる、人の話を聞き入れないなどの症状を抱える分類。鬱陶しくなるタイプ。人との交わり自体への苦手意識は薄いが、逆に自信過剰で人との距離を測れず、それらの悪影響への自覚もない。
基本的に聞き下手であるのか、争うことがコミュニケーションの手段としている者も少なくない。
- 自分への自信を過剰に持っている。
- 人の言葉を遮ろうとも言いたいことを言い続ける。
- 主張が押し付けがましい。
- TPOを弁えずに大声で会話をする。
- 空気を読まず、物を貶すことなどにも躊躇がない。
- 自分を差し置いて周囲や他人の態度やマナーにはうるさい。
- アッパー系コミュ障同士で群れられるため、コミュ障の自覚がない。
コミュ障を治したい人は
もしコミュ障を治したいと思っている人は、以下の事項などを留意して普段の生活を見直してみると、少しは緩和されるかもしれない。ただし当然失敗して悪化する場合もあるので、注意の上自己責任で実践されたし。
- ダウナー系の場合は自分に対してちょっとだけ自信を持ってみる。
- アッパー系の場合は自分を少しだけ見つめ直してみる。
- 他人というものに、少しばかり興味と配慮を持つようにする。
- 人の話を聞く所から初めてみる。
- 1~2人でも喋れる人、理解者を見つける。
- 万人に好かれる人はいないので、少しぐらい人から嫌われても気にしないようにする。
- お風呂に入るなどして、最低限の身嗜みを整えるようにする。
- 新しい場所に行ったり、新しいことを始めてみる。
- 思い切ってイメチェンをしてみる。
- 明石家さんまになる。
稀に自身のコミュ障状態を悪用してくる人間もガチでいるため、面倒ごとを押し付けられるなど違和感や理不尽を感じたら言葉を鵜呑みにせず必ず疑う・調べる、逃げるといった自衛策も必要である。(相手が上司・同僚・友人・親戚やご近所さんであっても関係ない)
関連動画
関連項目
対義
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