コラレスショックとは、東北楽天ゴールデンイーグルスの悪夢であり、楽天首脳陣の不治の病である。
概要
2017年8月15日西武3連戦の頭に前同一カードで初の3タテを喰らいリベンジに燃える東北楽天ゴールデンイーグルスの先発として予告されたのは2軍で防御率8点台で今季1軍登板なしの投手コラレス。
この当時3本柱である則本、岸、美馬以外の先発投手を中10日で回しており、
ファンの間では美馬をスライド登板させるか古川、釜田、安樂、戸村のいずれかが3連戦のどこかに入るのが大方の予想であった。
しかし実際に予告された投手は独立リーグから獲得した年俸600万円の投手コラレス。
この直前に故障から復帰した主力選手カルロス・ペゲーロが2軍に復帰しており、8月15日にコラレスが登板することになると外国人枠の都合上8月15日には1軍に登録できず第3者から見ても非常に不可解な登板予定であった。
当初ファンの間でももしかして好投するのではないか、先発になってからは2軍でも2点台の防御率などとこの後に悪夢が起こるなどとは微塵も感じることなく、ここまでの梨田監督の手腕の良さもあり、まだ見ぬ未知の投手のAクラス攻防戦に期待感を抱かずにいられずにはいられないのであった。
そして悪夢は起こった。
以下、ここからは結果だけを記させてもらう。
起こったこと
・コラレス 被安打5 与四球6 与死球1 失点5 自責点5 投球回3
・コラレスが3回で降板してしまったことにより、緊急登板した菊池が2失点。
・更に後の回を任された森原が2イニングをまたぐ投球をさせられたことにより2イニング目に4失点。
・最後には楽天の抑えを務める松井裕樹と共に将来を期待されていた、また本来この試合の先発投手であったかも知れない森が中継ぎ登板し、6失点。
・今季これまでの試合で両リーグ最多失点タイの17失点と共に試合は幕を閉じている。
(タイ記録は8月8日のロッテ対ソフトバンク 第16回戦 結果はロ17-ソ8で奇しくも同じ結果である)
・対西武戦の連敗を7まで増やした(元々4連敗していた)。
・その後のソフトバンク3連戦も3連敗。連敗を今季初の6連敗まで伸ばした。
・ビハインド要因として緊急登板した中継ぎ投手陣(元先発を含む)の2軍行きが決まった。
・負け試合が続いたことで先発投手を完投させる展開が続いた。中継ぎを温存できたが、勝ち継投の投手陣は登板間隔が開いたため試合勘が鈍ってしまった。
・打線の調子が急下降し、以降5試合の得点の合計は2で、更に被完封試合は3。
・8月15日までの96試合で完封された試合は3試合しか無かったため、わずか5日間でそれまでと同じだけ完封されたことになった。
・実質1ゲーム差だった首位ソフトバンクとの差が6.5ゲームにまで広がり、首位奪還が絶望的になった。
・3位西武との差も5.5ゲーム差あったものが1.5ゲーム差になり2位維持も厳しくなった。
・この6連戦で楽天ファンが1番盛り上がったシーンは、8月19日に行われていた第99回全国高校野球選手権大会3回戦第4試合で、仙台育英が大阪桐蔭に2対1でサヨナラ勝ちした瞬間である。
・翌週22日のロッテ戦で勝利し、連敗は6でストップ。しかし翌日からまた連敗が始まり、31日までに引き分けを挟んで7連敗。15日から数えると15試合で1勝13敗1分となった。
・29日からの対西武3連戦で2敗1分だったことにより、ついに2位を奪われ、3位に転落。 首位ソフトバンクとのゲーム差は10.5にまで広がった。
この試合における問題点
・なぜ2軍でも防御率がいいとは言えないコラレスを、パリーグでも屈指の打撃力を誇る西武戦に登板させたのか?
・首脳陣の中に今季のチームの好調さと、梨田監督が選手を休ませるために捨て試合を作る采配をすることを利用して、介入しようとした人物がいたのではないかということ。
・それを事前に防ぐことが出来たのではないかということ。
・結果、Aクラス2チーム相手に6戦全敗、その後も負けが込んで1勝13敗1分、首位奪還どころか3位転落という、取り返しのつかない事態になってしまったこと。
最後に
2017年の楽天はこの試合を境に調子を落とし、最終的には3位でシーズンを終えた。
早くこの悪夢が終わることを楽天ファンの一人として祈るばかりである。
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関連項目
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