おっさん「なんだ偉そうに。新大陸発見といってもコロンブスは単に海を西へ進んだだけじゃないか。そんなもん誰でもできるわい」
コロンブス「誰かこの茹でタマゴを縦に立てることができますか?」
おっさん「そんなもん簡単じゃないか。……むむ、これは案外難しいな。こんなもん出来る訳がないわい」
コロンブス「簡単ですよ。こうやって卵の殻を少し割って、そのくぼみで立たせてやればいいのです」
コロンブス「そうです、誰にでもできる。しかしそんな誰にでもできることでも最初にやろうとすれば閃きと勇気が必要。私の航海も同じことなのです」
概要
コロンブスの卵とは、「誰にできることでも、最初に実行し成功するのは難しい」という意味の事である。
大西洋航路を発見したクリストファー・コロンブスは成功を妬む人々に対して「卵を立てて見て下さい」と言い、誰もできなかったところ、殻を一部割ることにより造作なく卵を立ててみた。
それなら誰にでもできる、と主張した人々に対する反論である。
結果的には簡単なことであっても最初に物事を実行するのは難しいことを証明してみせた逸話として有名である。
「よく頭のおかしいライターやクリエイター気取りのバカが『誰もやらなかった事に挑戦する』とほざくが
大抵それは『先人が思いついたけどあえてやらなかった』ことだ。王道が何故面白いか理解できない人間に面白い話は作れないぞ!」という格言があるが、これはコロンブスの卵と反対の意味になる。
現在、コロンブスの逸話として最も有名なものになっているが、「実はこの話は創作ではないか?」という説もある。15世紀の建築家であるフィリッポ・ブルネレスキの逸話を、そのままコロンブスに置き換えた内容であるというもの。
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