回らない翼なんて退屈だ |
「コンバット! サーチ&レスキュー」(海外名:Dustoff Heli Rescue 2)はレイニーフロッグが開発したシューティングゲームである。もともとはハンガリーのInvictus Gamesによるもので、他にスペインのゲーム開発会社ラタライカゲームスも参加している。
スマホ版やSteam版もあるが、この記事ではNintendo Switch版を主に記述する。
Nintendo Switch版は2018年1月25日、PS4版は2017年12月21日にダウンロード版の配信が開始されている。
値段は¥800。
概要
BLUFOR軍のヘリパイロットとなって様々なヘリを操縦し、ボクセル(マインクラフトとかで見られるアレ)で表現された戦場で、REDFOR軍との戦闘(Combat)をこなし、友軍兵士を捜索(Search)救助(Rescue)していく2Dシューティング。全35ステージ。
シューティングと言っても操作は
のみで敵を攻撃するのは射手が自動で攻撃するので、プレイヤー的にはシューティングと言うよりフライトアクションと言った方がしっくりくるかもしれない。
ヘリコプターで友軍兵士を救助と言えば、ファミコン時代からのゲーマーは「現代に蘇ったチョップリフター」といった感慨を持つかも?
ちなみにCombat Search And Rescue は軍事用語で、敵の勢力圏に不時着した航空機の乗員を捜索することを表した言葉(日本語では戦闘捜索救難)。頭文字を取ってCSAR(読みはシイサア)と略す。
また海外名のDustoffは負傷兵搬送のコールサイン転じて負傷兵搬送そのものを指したり、搬送ヘリを指す使い方もあるようだ。
ミッション内容
捜索救難ミッション
戦場に取り残されている友軍兵士を救出する任務。
ヘリに直接搭乗させるタイプと、ロープに掴まらせてそのまま基地に搬送するタイプがある。
なおロープタイプは救出さえしてしまえば、搬送中に岩肌に叩きつけられようが川に浸かってしまおうが問題ありません。
輸送ミッション
基地に用意された資材や車両などを指定ポイントに輸送する任務。
対象をロープに引っかけて空輸することになるが、重さに振り回されるのでなかなか骨が折れる。
なお輸送中に岩肌に叩きつけられようが川に浸かってしまおうが問題ありません。
破壊ミッション
敵車輌や施設その物など、指定された目標を攻撃、破壊する任務。
護衛ミッション
輸送隊の車列を護衛し、襲撃してくる敵を排除しながら、目標地点まで無事に到達させる任務。
護衛対象が勝手に事故って消滅するバグ?が稀によくある。これは破壊ミッションで敵側の対象車輌が勝手に事故って減ることもあるので仕様かも。
防衛ミッション
自軍基地が残ってさえいればどれだけ破壊されても問題ないが、目標タイムのためには出来るだけ速く防衛を成し遂げねばならず、位置的に全速で飛んでいってもほぼ壊滅状態に陥ってたりするのでなかなか難度は高い。
敵
などがそれぞれ機銃・砲撃・ロケット弾・誘導ミサイルの何れかを装備して、戦場に配備されている。
敵の攻撃は左右どちらかに飛び続けたり急上昇したりすればそうそう当たるものでは無いが、多勢の敵と対峙している時や狭い洞窟内ではなかなかそうも言ってられない。
システム
☆
ヘリや武装購入、ステージを進めるためにある程度は集めていかなければいけない。
- ステージをクリアすると☆一つ。
- 設定されている目標タイムより速い時間でクリアすると☆もう一つ。
- ステージ道中の補給ポイントでの途中セーブを利用せず、ノーコンティニューでステージクリアすると☆もう一つ。ダメージ量は考慮されないのでとにかく生きのびていればOK。
各ステージ3つ×35ステージで105個の☆を集めることになる。
コイン
銭や!銭! 敵を撃破したり、ステージクリアすることで得られる。
ステージ道中の補給ポイントでの自機耐久力や武器の弾薬の補充に使ったり(スマホ版はリアルマネーだったとか…)、新たなヘリや武装を購入するのに使う。
☆獲得のためにステージアタックを繰り返していく内に自然と貯まっていくので、そんなには困らない。
ドッグタグ
各ステージに5個配置されていて、これを集めることでユニークヘリを購入できる。
ミッション内容とは反対方向に配置されていたり、川の中州に生えている木立の隙間に置いてあったりetc.といやらしい配置がされているが、配置箇所はある程度のパターン数が有るのか常に同じ場所にあるとは限らない。
また序盤ヘリでは届かない高さに置かれていることもあるので、集めだすのはある程度進めてからの方が効率はいいかもしれない。違う場所に配置されるのを期待して自爆してやり直すのも有り(コンティニューではなく一度ステージから抜けた方がいいかもしれない)。
各ステージ5つ×35ステージで175個のドッグタグを集めることになる。
登場ヘリコプター
単純に高い方が強いので、次の機種が買えるようになったらすぐに更新するのが良い。
輸送タイプ
捜索ミッションや輸送ミッションはこちらで挑むことになる。攻撃はヘリノーズの機銃とドアガンナーの火器で行なう。
- SOKOLSKY - 初期ヘリ。モデルはシコルスキー S-61辺りか。
- KAYMAN - カイマンということでモデルはフランスのNH90ケイモン(Caïman)だと思われる。
- MUSTANG - 馬の名を冠する輸送ヘリということでモデルはCH-53 シースタリオンか。
- HALO - 最高の輸送ヘリ。同名のNATOコードネームを持つMi-26だと思われる。
戦闘タイプ
戦闘ミッションはこちら(輸送タイプヘリでも挑むことは出来る)。攻撃はヘリノーズの機銃とハードポイントに装着する重火器で行なう。
- SAMURAI - SAMURAIということでモデルは陸自のAH-64D アパッチ・ロングボウと思われる。
- SNAKE - 蛇の名を冠する戦闘ヘリということでモデルはAH-1 コブラか。
- PI LEE HUO - このランクからハードポイントが二つになる。モデルは「霹雳火 Pi Li Huo」の愛称を持つ中国のWZ-10と思われる。
- HURON - モデルは、名前的にヒューロンとイロコイは繋がりがあるということで、UH-1 イロコイか。
H.I.N.D.
輸送、戦闘どちらのミッションもやれる最強ヘリ。ハードポイントが三つある。神。
最大輸送量はHALOには敵わないので、終盤の輸送ミッションはHALOで挑まないとやってられないステージも。
モデルは同名(?)のNATOコードネームを持つMi-24だと思われる。
ユニークヘリ
- MOONPOD - 月着陸船。両用タイプ。10面クリア程度で配備できる。機動力は序盤にしては高性能なので序盤のドッグタグ集めに利用できる。
- HELOCYCLE - ゲーム開発は2016年ごろだと思われるので時期的には合わないものの、形的には2021年に火星でローターによる初飛行を果たしたヘリ「Ingenuity」。戦闘タイプ。配備できる頃の難度には見合わない程度の性能しかない。
- UFOCAR - UFO(未確認じゃねえよ!)。両用タイプ。極めて高い高度まで昇れるので、低い山なら山越えできる。ドッグタグ150個必要なだけある面白性能ではある。
トロフィー
ウィンチェスター
「劣化した弾薬でミッションをクリアする」とよくわからない解説がされているが、弾切れ状態でクリアすればいいらしい。ただ判定にバグがあるのか条件を満たしていても駄目なときがあるらしい。その場合は一度再起動した方がいいとか。
なぜトロフィー名にウィンチェスターを採用したのか意図がわからない。
ゴアウルド
「砂漠の遺物を発見する」
あるステージの砂漠に石の輪が…という海外SFドラマ「スターゲイト SG1」のオマージュ。
ゴアウルドは異星の寄生生物種の名前。さすがにスターゲイトだと怒られると考えたのだろうか?
岩の剣
「フィヨルドの剣を発見する」
三本の剣が岩に突き刺さっているらしい(未確認)。
ノルウェーを初めに統一したハーラル一世の功績を讃えて、1982年にノルウェーのスタヴァンゲルに10mの剣が三本建てられており、それを再現したものだと思われる。絵面的に面白いからか?
プリピャチ
「タイガの観覧車を見つける」
REDFOR領を進軍していくと朽ち果て横転した大観覧車がある。プリピャチはウクライナに有った町の名前(大百科に記事があるのでそちらを参照)。
関連動画
関連項目
関連リンク
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