コークスとは、以下の意味である。
- コークス(Coke) - 石炭を乾留し、炭素成分だけ残したもの。
- コークス(Quawks) - 『ドンキーコング』シリーズに登場するオウムのアニマルフレンド。緑色のスコークス(Squawks)に対してこちらは紫色で、微妙に役割が異なる →スコークス
- その他、カタカナで「コーク」と書くものの複数形・所有格形・動詞の三単現形など「s」がつくもの、英語以外の言語でも何らかの変化形。△がついているものは通常その形(特に複数形)にならないもので、あとに理由を記す。
本記事では、1.について解説する。
概要
カタカナの「コークス」はドイツ語(Koks)。英語では上述の通りCoke。
掘り出したばかりの石炭は、炭素(C)だけで出来ているわけではない。硫黄分やタール・ピッチなどが含まれており、その状態では燃焼効率が悪い。
これらの不純物は多くが熱で揮発するか分解するが、そのまま火をつけたら燃えてしまうので、空気を遮断して蒸し焼きにする(乾留)。そうして炭素部分だけを残したものがコークスである。
文章で説明すると難しいが、試験管の中に割り箸を入れて加熱し、炭を作った実験を覚えている人なら、大体あれと同じ仕組みと考えられたい。
現在では主に製鉄で使われる。鉄鉱石は基本的に酸化鉄なので、高炉内で炭素と反応して鉄と二酸化炭素になる、という還元反応は中学校の教科書でも定番である。
関連項目
脚注
- *ビン・缶単位では俗に使われるが、教科書的には「two bottles(cans) of~」とすべきなのでテストで使ってはいけない。
- *ただし「~家」「~の作品」「~という名前の人」という意味では複数形になる
- *ただし「コルク栓」「コルク製品」という意味では複数形になる
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