ゴゴゴゴーレムとは、漫画・アニメ「遊☆戯☆王ゼアル」に登場するモンスターカードである。
概要
主人公、九十九遊馬が使用するモンスターの1体。レベル4、地属性、岩石族で、攻撃力は1800、守備力は1500、守備表示で存在するとき1ターンに1度戦闘で破壊されない効果を持つ。
元々は遊馬の父、一馬が所持するカードで、回想での遊馬とのデュエルで使用しているのも確認できる。
一馬はこのカードと「ガンバラナイト」をオーバーレイ・ユニットとしてエクシーズ召喚しようとしたが、モンスター・エクシーズを持っていないためエクシーズ召喚できず、「ガンバラナイト」といっしょに頭をぶつけて目を回していた。
放送順での初登場はVS凌牙(シャーク)戦(1回目)。
守備表示で召喚しようとするアストラルに対し、遊馬は攻撃表示で召喚。「破天荒な風」で攻撃力を2800まで上げて「No.17 リバイス・ドラゴン」を攻撃するものの、ナンバーズの持つ耐性によって破壊することはできず、その後自身の効果で3000まで強化したリバイス・ドラゴンの攻撃で破壊された。
その後も遊馬のデュエルではかなりの頻度で登場している。アストラルが守備表示で召喚(セット)するよういい、遊馬が反発して攻撃表示で召喚するのは初期のお約束であった。
初めて戦闘破壊耐性が発揮されたのはVS風也戦だが、このときは相手のカードの効果で守備表示にされていたため、遊馬が自分の意思で行ったものではない。貫通効果を持ったモンスター相手であったためダメージは受けてしまったが、ダメージを軽減することはできたため、壁としての役割は十分果たした。
自身の意思で初めて守備表示にしたのはVSカイト戦。相手の場にこのカードより攻撃力の高いモンスターが2体いたため、その攻撃を受けられるこのカードをセットした。攻撃を受けて破壊された後、「モンスター・スロット」の効果で除外された。
自分から守備表示にしたのは、アストラルのことを認めはじめたということの表れかも知れない。もっとも、フィールドの状況を考えれば誰でも守備表示にするような状況ではあるが。
アストラルVSカイト戦ではアストラルが使用。
裏側守備表示でセットし、さらに「バトル・ブレイク」をセットしたが、カイトの「リバース・バスター」にセットカードを封じられ、さらにこのカードも「リバース・バスター」の効果で破壊された。
その後のアストラルのターンには、「ゴゴゴジャイアント」の効果で墓地から特殊召喚された。セットカードを警戒してすぐにエクシーズ召喚しなかったが、しばらくの後「No.39 希望皇ホープ」のオーバーレイ・ユニットとなった。
VS凌牙戦(4回目)でも登場。
序盤に召喚され、「スピア・シャーク」を戦闘破壊したが、「ツーヘッド・シャーク」に戦闘破壊されてしまった。
その後、「ゴゴゴゴースト」の効果で復活し、「ゴールデン・フォーム」の効果で攻撃力が倍の3600となり、「No.32 海咬龍シャーク・ドレイク」を攻撃、シャークにダメージを与えた。
「CNo.32 海咬龍シャーク・ドレイク・バイス」の効果を受けそうになった際は「パワー・チェンジ・バリアー」で回避、その後、「ガガガマジシャン」とともに「No.39 希望皇ホープ」のオーバーレイ・ユニットとなった。
ハートランド学園の学園祭では、武田鉄男が「ゴゴゴゴーレム」のコスプレをして、凌牙お兄さんに挨拶に行っていた。
闘いの儀、遊馬VSアストラルでも遊馬が使用。
先攻1ターン目に攻撃表示で出された。次のターン、「No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ」の効果で攻撃力を0にされる、「ガードロー」で守備表示にしつつカードをドローした。その後、「CNo.39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリー」によって効果を無効にされて戦闘破壊されるが、「ガードゴー!」で復活しつつ、「ガガガマジシャン」と「ドドドウォリアー」を展開。このカードはさらに「No.39 希望皇ホープ」と「CNo.39 希望皇ホープレイ」の攻撃を受けて破壊されるが、5体のホープの猛攻を凌いで見せた。
攻撃名は「ゴゴゴブロー」。そのまま、殴る攻撃である。どこぞのガガガのように、意表をついて魔法を使ったりはしない。
「ゴールデン・フォーム」の効果を受けた際の攻撃名は「グレートキャノン」。
「ゴールデン・フォーム」の効果を受けると別物のように変形し、全身が金色に輝く。
カード名の由来は擬態語の「ゴゴゴ…」とゴーレムをあわせたものだろう。
アニメ公式サイトのモンスター人気投票では、第8位となった。ちなみに第7位は「アチャチャアーチャー」、第9位は「ビッグ・ジョーズ」。
OCG版
「GENERATION FORCE」(2011年4月16日発売)で登場。
効果モンスター
※「エントリーパック」収録のカード(EN01-JP007)による
レベル4/地属性/岩石族/ATK 1800/DEF 1500
(1):守備表示のこのカードは、1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない。
漫画・アニメ版と全く変わらない能力である(ただし、アニメでは発動する効果のように扱われている場面があった。OCGでは発動しない永続効果である)。
1800というそこそこ高い攻撃力と、戦闘破壊耐性によって攻防一体の働きができるカード。普段は下級アタッカーとして、相手の場に強力モンスターがいるときは壁として、状況によって使い分けできる。
ただ、アタッカーにするなら「コアキメイル・ガーディアン」など、ほかにも優秀なものが存在するほか、壁として利用するなら「マシュマロン」などが存在する。このカードの問題点を挙げるなら、両方を兼ね備えているだけに中途半端であることだろうか。
ゴゴゴサポートを受けられるのが最大の利点。
ほかのカードをサポートする効果を持っていないのが難点だが、「ゴゴゴゴースト」で特殊召喚できるのはこのカードだけなので、「ゴゴゴゴースト」を利用する場合はこのカードが必要となる。「ゴゴゴジャイアント」→「ゴゴゴゴースト」→このカードとつなぐことで素材3体のエクシーズ召喚が可能となる。
単体での性能は平凡なことから、考えなしに3枚入れるタイプのカードではないが、ゴゴゴデッキでは1枚は採用して損のないカードだろう。
登場当時のテキストには「フィールド上に表側守備表示で存在する~」とあったが、裏側守備表示であっても戦闘を行う際には表側守備表示になるので、問題なく効果は発揮される。「エントリーパック」で再録された際にはアニメと同じ「守備表示の」という記述に簡略化されたが、特に変化はない。
「クロック・リゾネーター」と類似する効果。向こうは効果破壊にも対応している。
関連動画
関連静画
関連項目
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