ゴッドタンとは、テレビ東京系で放送中のバラエティ番組である。
正式名称は『ゴッドタン 〜The God Tongue 神の舌』。『悪ふざけの最高峰』というキャッチフレーズを持つ。
概要
アイデア勝負の企画が多く、業界視聴率が高いことで知られている。お笑いタレントだけでなく、グラビアアイドルや無名のアイドル歌手などを起用する頻度が高いことも特徴の一つである。
レギュラー放送は2005年10月~12月の第一期、2007年4月~2011年9月の第二期、同10月からの第三期に分かれるが、その源流は2003年に同局で放送されていた「大人のコンソメ」の一コーナー「ブルードラゴン」にまで遡ることができる。第三期より、従来よりも放送時間帯が約2時間遅くなった(木曜深夜0時台→土曜深夜2時台)が、その分やりたい放題度は以前よりも増しているようである。
平均視聴率1%台前半というド深夜の番組でありながらコアなファン層のハートをがっしりと掴み、DVDの累計販売枚数は50万枚を突破、渋谷公会堂でのマジ歌ライブのチケットは即完売、そしてキス我慢選手権の映画化などの快進撃を続けている。このことから、前述の映画化の際に『深夜2時の奇跡』というキャッチフレーズが用いられている。
なお、2014年1月より放送時間が25分繰り上がり、土曜深夜1時45分からの放送となっている。
レギュラー出演者など
主な企画
週替わり企画を基本としているため、番組内で放送された企画は多岐にわたる。以下、ニコニコ動画およびユーザーと関係性があると思われる企画を中心に記す。
- マジ歌選手権 - 芸人が真剣に作った歌を披露する企画。審査員は牛乳を口に含んで聴くのがルールとなっている。マジになって作った歌だから、笑って牛乳を吹き出すことは許されない。もし吹き出したら、強制終了となる。…とはいえ、笑わしたくなる、また笑わすつもりがなくても笑われてしまうのが芸人の悲しい性なのか、大抵はほとんどの審査員が笑いを堪えきれずに牛乳を吹き出してしまうのである。
実力はあるがまだ名前は知られていないアーティストが芸人のサポートメンバーに入ることが時折あり、芸能界の中に埋もれている才能を垣間見ることができるのもこの企画の醍醐味の一つ。『ニコニコ動画』で有名ならっぷびと(ダイノジおおち・フットボールアワー後藤のサポート。以下同)もその1人である。その他、マジ歌サポートメンバーとして大竹マネージャー・風間カメラマン(東京03・角田)、salyuのバックメンバー・ヤマグチヒロコ(ダイノジおおち)、逢月ひな・加藤育美(バナナマン日村)、三浦のおじさん・タイナイス(ロバート秋山)、鈴木このみ(マキタスポーツ)らが出演しており、いずれもその技量や完成度の高さに出演者一同驚かされている。
音楽企画であることや、(ある意味)神曲を多数生み出していることから、ニコニコ動画でも「歌ってみた」系の動画が作られ、アップされている曲がちらほら見られる。あと、後藤輝基の『ジェッタシー』は殿堂入り。 - 勝手に新曲発表会 - 『マジ歌選手権』のスピンオフ的な企画。お笑い芸人が、新曲をあまり出してないミュージシャン(TM NETWORKとか、COMPLEXとか、TM NETWORKとか。)の歌を、頼まれてもいないのに勝手に作って発表するという失礼極まりない企画である。
- ファンタジー芸人No.1決定戦 - 小野大輔(第1・2回)、沢城みゆき(第1回)、田村ゆかり(第2回)、といった人気声優が創り出す、アニメやゲームにありがちなファンタジーな世界の中で、決めゼリフを言って特殊能力を開放するとき(=ファンタジーポイント)に、いかにその場にあった台詞をアドリブで言えるかを競う企画。声優ゲストは2回めまで劇中の「心の声」や「マスコットの声」などを当てているだけで、顔出し出演はしていなかったが、第3回の下野紘・三森すずこは冒頭の紹介部分で顔出し出演した。
芸人の他に俳優やアイドルがいわゆる「外の人」を演じストーリーを進めるのだが、第3回ではアイドル兼業声優の荻野可鈴が声優としてではなくアイドル枠(演者=外の人)で出演。三森すずこの声に合わせて荻野可鈴が当て振りするシーンが見られ、ネットで一時話題となった。
声優と芸人のコラボ企画という話題性以外にも、舞台設定が有名アニメ作品をベースにしたものであったり、グラビアアイドルを出演させたり、劇団ひとりが挑戦する際には篠原正明演じる敵のネオキングが登場することがお約束となっているなど、いろんな方面で話題になることを狙った企画でもあったと言えよう。
下記タイトル一覧にもあるように、サブタイトルはアニメのパロディ作品を意識したものが多い。また、一部の芸人が女性声優にとんでもないセリフを言わせる流れを作ることがあり(田村ゆかり→劇団ひとりのアダ名という設定で「ケツ毛」、三森すずこ→野生爆弾・川島が、三森演じる宇宙人が初めて愛を感じる場面で「ホテリランソウ」)、物議を醸すことがある。 - キス我慢選手権 - 様々なシチュエーションの中でAV女優が挑戦者に対してキスを迫ってくるのをどれだけ我慢できるか、という企画。番組初期からの名物コーナーであったが2010年1月放送の「キス我慢選手権ファイナル」をもって一旦終了。その後若手芸人が挑戦するルーキー大会を1回挟んだ後、2012年秋に突如復活。翌2013年6月には劇団ひとり主演、佐久間P監督で映画化されることが発表され、2回に渡り制作された。
深夜番組らしくセクシー路線の企画だが(それゆえ映画版は2本ともPG12指定を受けている)、劇団ひとりのアドリブが神懸かり的である事の方が有名かもしれない。なお映画版も、劇団ひとりのセリフは全てアドリブで収録されたことが明かされている。
ファンタジー芸人No.1決定戦 タイトル一覧
- 目覚めろ!転校生!クリスタル学園(矢作兼のみ)
- 魁!東京豪学連(博多大吉のみ)
- 超魔法転校生川島省吾(劇団ひとりのみ)
- GIFT 特殊能力潜入調査官
- 古代兵器ガンダヴァリオン
- あの時見た雪の美しさを僕はまだ説明できない
関連動画
関連項目
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