ゴッド・オブ・カースとは、Shadowverseのカードである。
概要
マウラ・アベラルドの切り札フォロワー。原作のゲームよりも先にアニメ「シャドウバース」で先行して登場した。塊魂の王様のような頭から横に伸びた突起物と4本の腕が特徴。
進化後のリーダー体力の最大値を減らす効果にカイは負けており、この回のカード紹介のコーナーに出ていたマウラから「もしかして怖いんですか?」(第10話カード紹介時のコメントより)と言われている。
能力
カード名 | ゴッド・オブ・カース |
クラス/レアリティ/タイプ | ビショップ/レジェンド |
コスト 攻撃力/体力 | 6 進化前:6/6 進化後:0/6 |
効果(アニメ) | (進化前) このフォロワーは、EPによる進化ができない。 (カードの能力による進化はできる) ラストワード 自分のターン開始時、ゴッド・オブ・カースを出し、 進化させる。 (進化後) 潜伏 ラストワード 自分のターン終了時、相手のリーダーの体力の 最大値を-5する。 |
効果(アプリ) | (進化前) 結晶 1; カウントダウン 10 自分がアミュレットをプレイするたび、 このカウントダウン を1進める。 ラストワード ゴッド・オブ・カース1体を出す。 ---------- ラストワード 自分のリーダーは「次の自分のターン開始時、 ゴッド・オブ・カース1体を出す。それは進化する。この能力を失う」 を持つ。リーダーはこの能力を重複して持たない。 (進化後) 潜伏 必殺 自分のターン終了時、相手のリーダーの体力の最大値を-4する。 |
性能考察
自力の進化はできないが、進化すると潜伏で攻撃対象にも効果対象にもとられず、自分のターンが終わる度に相手のリーダー体力の最大値を減らしていく。リーダー体力の最大値が0になれば当然現在値も0なので敗北となる。
強い所としてはもともと攻撃力が6あり、場に放置しているのは危ないため倒さざるをえない所。置くだけでプレッシャーをかけられ、破壊した後も長期戦になれば確実に勝てる効果がある。しかも、潜伏状態は干渉が困難で効果対象が全体かランダムでしか効果を通すことができない。クラスによってはこの手の効果がほとんどなく、出た瞬間対策がない場合もある。
一方弱い所はこのフォロワーの盤面干渉能力が皆無という所。進化させられないため6ターン目に最速で出して最低限の1面処理は不可能。進化後は攻撃力0でフォロワーを倒すことができない。出すターンを遅れさせれば、ゴッド・オブ・カースを出して残ったコストで何か処理しながらターンを返せるが、確実に勝てるターンが遅くなる。
また自力での進化ができないため、出された側は体力が少なくない限り処理に走ってきてくれない。「どうせ相手が進化後効果を使いたいために自ら処理をして破壊してくるから」と考えるからである。ただし放置はカードプールに自分のゴッド・オブ・カースを早く破壊できるカードがあると「現体力を減らしきって勝利」「最大体力0にして勝利」の2つの勝ちパターンを好きな方を狙いやすくなってしまう。アニメおよび『チャンピオンズバトル』では自分のフォロワーを破壊して同じフォロワーを出すウルズがいるので容易にラストワードを発動させることができる。
そのため対策としてはゴッド・オブ・カースを出せるようになる直前から、フォロワーを多数並べて「ゴッド・オブ・カースを出してしまえば、こちらは並んだフォロワーでリーダーを狙って進化後効果を活かす間もなくゲームを終わらせるぞ」という構えを作り続ければよい。これに対抗するためか、アニメ第10話でマウラは6ターン目にホーリーフレイムタイガーとホーリーファルコンが出るように場づくりして、安全にゴッド・オブ・カースを出せるようにしていた。
アプリ版
スマートフォン・PC版では第22弾カードパック「災禍を超えしもの」に収録。リーダーの体力最大値減少は4となったが、自力で進化して必殺で盤面干渉可能となり、1コストで使えばカウントダウン10のアミュレットを経由して場に出すことになるが、アミュレットが出るたびにカウントダウンが進む効果でより早く出すことができるようになった。
ゴッド・オブ・カースの再登場の効果は重複しないリーダー付与効果となっている。もし重複した場合……
- ゴッド・オブ・カースを結晶で出す
- 場のアミュレットを選んで同じものを出せるだけ場に出す崇拝の実現で、さらに4つゴッド・オブ・カース(結晶)を場に出す。
- 最初に出したゴッド・オブ・カース(結晶)をカウントダウン0により場に出す。
- 進化して相手フォロワーとの交戦で破壊される。
- 同じターンにスカルフェインで自分の場の残りのアミュレットを破壊して、ゴッド・オブ・カース4体を場に出す。
- ワールドブレイク(9ターン目までの効果)を使用して、ゴッド・オブ・カース4体を破壊。
- 次のターンにゴッド・オブ・カース5体のラストワードによるリーダー効果で、進化後ゴッド・オブ・カース5体が登場。ターン終了時に相手のリーダー体力の最大値を20減らして勝利。
が成立してしまう。崇拝の実現はローテーション環境からは外れているが、アンリミテッドでもさすがにこんな異常なコンボは許されなかったようである。
災禍を超えしものが追加されると同時に、ローテーション環境では進化で体力最大値と現在値を5増やす招来の大天使が使えなくなり、最大値を削り続けて勝利を目指すかつてのリンクルキャル秘術のような戦い方が現実的な戦略として使えるようになった(ファンファーレと進化時で体力最大値と現在値を1増やすマスターコックがいるが影響は微々たるものである)。
アミュレットが多く、相手リーダーの体力を押し込む力が弱いヤテラントゥビショップとの相性は非常に良く、削りきれなくてもパニッシュメントスナイパーでダメ押しができ一定程度の強さは発揮できた。その一方、ゴッド・オブ・カースで体力最大値を削って栄華の加護神・ヤテラントゥやパニッシュメントスナイパーでとどめの流れで勝つデッキのため、ゴッド・オブ・カースが場に出るのが遅いとあっさり負けることもあった。
アディショナルカードではレオンが使っていたセイクリッドレオが実装され、ゴッド・オブ・カースの結晶出しが遅れてもセイクリッドレオのファンファーレで破壊してもらうことで、最速6ターン目とは言え遅いながら場に出せるようになった。この年のShadowverse WORLD GRAND PRIX 2021の決勝トーナメントではセッカエルフと進化ネクロマンサーが確定枠で3デッキ目を何にするかが進出者の中で分かれたが、ヤテラントゥビショップの持ち込みを選択したプレイヤーがおり、デッキ単位では勝利を収めている。
十禍闘争以降の弾ではビショップはホーリーセイバーやブライトパラディン・ウィルバートなどが投入された進化守護ビショップが人気を集めたこともあり、すっかり影が薄くなってヤテラントゥなどの主要構成パーツも消えて、早々と見なくなってしまった。ローテーション最終シーズンの天示す竜剣ではバトル中の結晶の使用回数で効果が強化されるカード群が追加されたが、攻撃寄りデッキのためゴッド・オブ・カースを投入する理由がないものとなっている。
関連動画
関連項目
- シャドウバース(アニメ)
- マウラ・アベラルド
- キャル Shadowverseでカード化された際にリーダーの最大体力を減少させる効果を使用する。
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