ゴル=ゴロス(Gol-Goroth)とは、クトゥルフ神話における旧支配者の一柱である。
概要
ゴル=ゴロスはR・E・ハワードによって創造され、リン・カーターによって旧支配者に組み込まれた。
ただR・E・ハワードの作中においてアトランティスの神々と繋がりがあったためにクトゥルフ神話とのつながりは稀薄なものになっている。
リン・カーターのミスでGol-Golka(Groth-Golkaの間違い)となっていたこともあったが、後ににGol-Gorothに修正された。という経緯もある。
ゴル=ゴロスは別名〈忘れ去られた古のもの〉と呼ばれるハンガリーやユカタンなどで崇拝、原始的な儀式が行われている旧支配者である。ハンガリーでは〈黒い石の神〉として、アトランティス(Atlantis)ではゴルゴール(Golgor)として崇拝されている。
ゴル=ゴロスの容姿は巨大で表面がぬるぬるした鱗がある皮膚に牙の生えた口を持つヒキガエルのような姿をしている神性である。ヒキガエルのようとはいうがそれは体だけであり、蛙でいう後脚に当たる部分は蹄であり、前脚に当たる部分は幾本かの触手がぶら下がっている。その顔から常にだらしなく涎を垂らし、クスクスと笑っているのが特徴である。コウモリの翼があるともあるがはて……
ゴル=ゴロスは這うようにして移動することができるが、基本的には地中深くにある神殿か、地球外の宮殿に棲んでいるといわれている。短い間なら立って動くこともできるかもしれない。なんだか可愛いと思った。
ゴル=ゴロスは、『黒の石/The Black Stone』(R・E・ハワード)で言及され、儀式は黒の石とゴル=ゴロスに捧げられる。
その儀式はあまりにも異様なものであり、あるものは恐怖に怯え、あるものは狂喜することだろう。
また、『エイボンの書/Book of Eibon』における『深淵への降下/The Descent into the Abyss』(リン・カーター)[1]にはゴル=ゴロスはシャンタク鳥(Shantaks)の年長者であるクームヤーガ(Quumyagga)を従えているとの記述がある。それは前述したグロス=ゴルカ(Groth-Golka)の件の影響かもしれない。
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関連項目
脚注
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