ゴレンジャーハリケーンゆで卵とは、新手のグルメリアクション…ではなく、特撮作品『秘密戦隊ゴレンジャー』の必殺技「ゴレンジャーハリケーン」のバリエーションの一つ。
スーパー戦隊シリーズはおろか、特撮屈指の迷必殺技の一つでもある。
概要
この必殺技が登場したエピソードは第54話「真赤な挑戦!火の山最期の大噴火」。
第42話よりレギュラーキャラとして登場していた黒十字軍大幹部「火の山仮面マグマン将軍」へのトドメの一撃として使用した。
この必殺技を発動させるとアカレンジャーが蹴ったエンドボールが卵に変化。生のままでは食べられない卵を火の山仮面の頭の火山で温める事によってゆで卵が出来上がり。作ったゆで卵を火の山仮面が食する事によって、「うまい!」と言って爆散。死に際に「これは悔しい!」という断末魔を挙げる…という内容である。何を言っているか分からないが、大体内容の通りである。
そもそも、この必殺技を使用した「火の山仮面マグマン将軍」は移動要塞「ナバローン」という巨大兵器を用いてゴレンジャーと死闘を繰り広げていた、今作における強敵の一人。にも関わらず、散り様がこんな有様とは…
実に見事な散り際を見せていた「鉄人仮面テムジン将軍」の後釜の最期がこれとは、流石に「情けなさすぎ」と言わざるを得ない。
ちなみにゴレンジャーの劇場作品の一つ『秘密戦隊ゴレンジャー 火の山最後の大噴火』は第54話の再編集版であり、オチもTV版同様。例によって、こちらでも大爆笑の渦が巻き起こっていたと思われる。
後世への影響?
この必殺技は後年に放送されたバラエティ番組でゴレンジャーが取り上げられた際に迷場面の一つとして取り上げられる事も多く、現在では最も有名なゴレンジャーハリケーンの一つ、並びに特撮界隈における最もアホな死に方の一角として扱われてしまっている。
また、この技の「グルメを食べた際に「うまい!」と叫びながら爆散する」という動作は、後に漫画やアニメなどで展開されていたグルメバトル作品におけるグルメリアクションを彷彿させるのだが、実際にこれらの作品では、巨大化して城を破壊したり、ビームを吐いたり、絶命したり、世界を創造したり、トランスフォームしたり、服が破壊されたりという事が日常茶飯事である。
この点を考慮すると火の山仮面の散り様はグルメリアクションと引けを取らないと言わざるを得ないだろう。
というか、グルメリアクションの開祖である「ミスター味っ子」のアニメ版を製作したサンライズは後に「機動武闘伝Gガンダム」にてスーパー戦隊シリーズのフォーマットを取りいれている事から、「うーまーいーぞー」のシーンも実はこれを参考にして作ったのかも知れない…
関連動画
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関連項目
- 秘密戦隊ゴレンジャー
- ゴレンジャーハリケーン鶏がらスープ…後に登場した、同じくグルメ関連の迷ゴレンジャーハリケーン
- 公式が病気
- 鬼畜ヒーローシリーズ
- スーパー戦隊シリーズ
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