ゴン攻めとは、
のいずれかである。当記事では両方を説明する。
1の概要
倉田「ゴン攻めというのは」
東京オリンピック2020において、2021年7月26日のスケートボード競技(女子ストリート)の解説を務めていた瀬尻稜が、オランダ代表のロース・ズウェツロート(シュウェツルート)のことを指して発言したことで注目された。「~っすね(○○ッス口調)」や「ビッタビタ」を中心としたフランクな実況が話題となっていたが、特に「ゴン攻め」という聞き慣れない言葉を使っており、Twitterのトレンドにも上昇した。
倉田大誠アナウンサーも「ゴン攻め」の意味を尋ねたものの、その後の返答は攻めていることはわかるものの漠然としていた。
「ゴン攻め」は、でかいハンドレール(手すり)やステア(階段)とか、トライするのも怖いようなセクション(障害物)でがんがん攻めてるって意味です。
プロスケートボーダーの荒畑潤一によると、ゴン攻めは「ガン攻め」をさらに強調した語で、スケートボード業界ではよく使うとされている[1]。しかし、「ゴン攻めという言葉を使うか」という質問に対して、東京オリンピックに出場していたスケートボード選手の中山楓奈は「いや、私はわかんないです」、西矢椛は「わからないです」としており[2]、少なくともスケートボーダーでも全員が使うというわけではないようだ。
「ガン攻め」と「ゴン攻め」
「ガン攻め」の語は、Twitter検索によると2021年7月25日以前のスケートボード界以外でも用例が多く見られる(参考)。おそらく「ガン見」「ガン無視」等の、1990年代以降に「ガンガン行く」等から派生して俗語となった「ガン○○」と同じ用法と思われる。瀬尻も「ゴン攻め」の発言のあと、「ガンガン攻めてて」と言っているため、おそらく「ガン攻め」と「ゴン攻め」は似た意味であると思われる。
一方で、「ゴン攻め」については、2021年7月25日以前のTwitter上での用例は、後述する事情により『HUNTER×HUNTER』のゴン=フリークス関連のものが中心であり、それ以外ではあまり使われていない語だったと考えられる[3]。
「ガン」の強調が「ゴン」になる例は「ゴン攻め」が初というわけではなく、以前には「ガングロ」をさらに強調した語として「ゴングロ」という言葉もあった。
2の概要
ゴンが「攻め」「受け」の関係における「攻め」の立場にあること。2021年7月25日以前のインターネット上での用例はこれが多い。
攻めと受けは主に同性愛のカップリングで使われる用語。詳しくは「攻め」「受け」のリンク先参照。
2021年7月に先ほどの意味での「ゴン攻め」が注目された際、大喜利的にこちらの用例も多く投稿された。「ゴン」は多くの人には「ゴン=フリークス」と解釈され、「キルア受け」「ヒソカ受け」など様々なものが上がっている。また、「兵十受け」「タンス受け」「ドテチン受け
」「ガン受け」など別のゴン(ごん)を対象としたものも見られる。
ちなみに、これの反響を受けてか、新アニメ版のゴン役である潘めぐみも反応してしまっている。
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https://twitter.com/han_meg_han/status/1419498974042476547
関連動画
関連静画
関連項目
脚注
- *デイリー「「ゴン攻め」は「ガン攻め」の最上級 プロスケートボーダーが生放送で解説」(2021/07/27)
- *デイリー「スケボー西矢&中山、解説の「ゴン攻め」の意味は「わからないです」(2021/07/27)
- *もちろんTwitterには二次創作をする人が集まりやすいため、二次創作系の用例が多くなって他の用例が埋もれていたり、日常会話で使っていたがインターネット上には投稿されていなかったりする可能性もあり、一部の業界用語としては「ゴン攻め」が使われていたかもしれない
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