ゴ・ベミウ・ギとは、「仮面ライダークウガ」に登場するグロンギの一体。ウミヘビ種怪人である。警察では未確認生命体38号と呼称される。EPISODE25「彷徨」、EPISODE27「波紋」、EPISODE28「解明」に登場した。
概要
グロンギの中でも最上位である「ゴ」集団の一人。人間態は黒のチャイナドレスを着た黒髪の女性の姿で、常にショパンのエチュード「革命」の楽譜を持ち歩いている。ゴ集団はとりわけ知能が高く、リントの文化に興味を持つ者が多い。ゴ・ベミウ・ギも例外ではなく、音楽に興味を持った。復活してから1年も経っていないにも関わらずピアノを弾き鳴らす腕前を発揮。特に革命のエチュードを気に入っていたようだ。革命のエチュードはベミウのテーマ曲のように扱われ、第28話「解明」の次回予告ではその曲が流れている。
作中では
EPISODE25「彷徨」では、「ゴ」集団のゲゲルの開始に合わせてラ・バルバ・デの元に集まったが、この時は最初にゴ・ブウロ・グがゲゲルを開始したため特に動きはなかった。
EPISODE27「波紋」で、「水のある場所」において両足の装飾品を鞭に変化させ、その先端を標的の心臓に触れさせ局所的に超低温(少なくともマイナス100度以下)にすることで心臓麻痺を起こすという方法でゲゲルを開始(人数や期間は明言されていない)。最初に品川区のドルフィンプールで16人、続いて大田区のレクサススイミングスクールで子供16人を含む24人、さらに文京区のみずさわウォーターパークで16人を殺害。ラ・ドルド・グはその手腕を「お前のムチは、さながらタクトだ」と評した。なお、この時みずさわウォーターパークにはおやっさんや五代みのりらが訪れていたが、ベミウがプールに入る直前に出ていたため間一髪で難を逃れている。
続いてベミウは港区のミラージュホテル内のプールに現れ2人を殺害。ホテルを出る途中でピアノを発見し、「革命」を弾いているところを駆けつけた一条薫に目撃される。
当初はその法則性が読めず警察の面々は頭を悩ませたが、グロンギの移動の効率の悪さに目を付けた五代の「移動の仕方に意味があるのかな」という一言から閃いた一条が、「事件が起こった施設の頭文字と被害者の数がエチュード『革命』の音階と音符の種類を表す」という法則性を発見する。一条さんの脳細胞がトップギアだぜ!
これにより警察は都内のプールに営業中止を求め、首都近郊の海水浴場にも遊泳禁止の措置を取ってもらった。そうとは知らずにベミウは、「革命」の5番目の音に従い世田谷区の祖師谷(そしがや)センタープールに出現したが、すでに都内のプールは営業を中止していたため当然もぬけの殻。ベミウは静かに怒りを滲ませた。そこで次のゲゲルの舞台を海水浴場に定め、外浦(そとうら)海岸に出現し1人を殺害。逃げる人々を追いかけようとしたところで一条と五代が現れ、ドラゴンフォームに変身したクウガとの戦闘に入る。驚異的な冷却力を持つ鞭を振るい、ドラゴンロッドの先端を凍らせて粉砕するなどクウガを翻弄するが、ライジングドラゴンフォームに変身したクウガには一撃も与えられずライジングスプラッシュドラゴンを食らい、海に放り投げられ爆死した。ライジングドラゴンフォームで倒されたグロンギはベミウのみである。
ちなみに、EPISODE27および28は、ゲゲルの舞台が舞台なだけにいわゆる「水着回」的な側面があり、ベミウも人間に怪しまれないためか毎回ご丁寧に黒のハイレグ水着に着替えてゲゲルの場所に出没。谷間が一瞬ドアップになるなどお色気シーンも満載のありがたい回となった。一方、ゲゲルの監視と殺害したリントのカウントを担うラ・ドルド・グはいつも通り黒いニットに白い布を纏った格好のままプールサイドで堂々とバグンダダを動かしており、視聴者が「こいつ明らかに怪しいじゃねーか!」とツッコんだとか
関連項目
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