概要ってのはノリが大事だぜ
遊戯王ZEXALに登場するキャラクター。
CVは四宮豪。幼少時は山中真尋。
未来都市ハートランドの統治者Mr.ハートランドの側近で、大柄でリアリストっぽい引き締まった体格と、チームラグナロクのドラガンを彷彿させる髪型とモミアゲが特徴の男。「ノリ」が口癖で、口癖のみならず彼の性格や生き様を現す言葉にもなっており、物事も本来の目的以上にノリを重視する。
トドのつまりがノリのいい熱血漢という事で、口調こそ粗暴であるが上述の口癖も含めてなかなかに面白い人。
ちなみに同じくMr.ハートランドの側近として行動を共にする仲間にはカイトとドロワがいる。
第2部にあたる「WDC編」からの登場で、WDCの大会実行委員を務める。「WDCと言うイベントを開催することで世界中からナンバーズ所有者を集め、ナンバーズ・カードを集める」という目的の下、表向きの役目たるWDC実行委員の業務と並行してナンバーズ・カード所有者の調査及び管理を行っている。
そのため当初は実行委員としてWDCに参加するデュエリスト達を見張っていたが、遊馬と矢最豊作とのデュエルに立ち会ったときは「実行委員権限」として特別ルール(バトル時に野菜を食べる)を適用するなど、やはり彼の行動はその場のノリが第一であるようだ。
テレポートで即座に姿を消す事には、既にこの時点で誰も突っ込まなくなったらしい。
その後徳之助がニセモノのハートピースを集めてWDC決勝大会へ行こうとするさまを看破すると、彼を処罰しようとするがそこへ割って入ってきた遊馬とデュエルとなり、ここで遊馬がナンバーズ使いである事を初めて認識する。
そして遊馬に敗れた彼は「1人のデュエリストとして、カイトを出し抜いて自分が遊馬を倒す」事を誓うとWDC実行委員を辞め、何とWDCにデュエリストとして参加する。ドロワと共に3日目からの参戦にも関わらず、ハートピースを集めて決勝大会まで勝ち進んだ。
付け加えると、遊馬とのデュエル以降もハルト誘拐(この時遊馬に○間を蹴られる不運に見舞われたが)やらWDC決勝におけるデュエル・コースターの一件やら、遊馬とは度々顔を合わせたり意気投合する機会が多かった。特に後者は「奴を最初に倒すのは俺だ、お前らにやらせはしない」というライバルキャラのテンプレのような熱い展開でアンナ共々遊馬に加勢すると、フォール・ガイズの3人組を遊馬と共に撃破、遊馬が危機を脱する一助となってみせた。
デュエルというものを神聖な行為として捉えており、それを不正行為で汚す者を見ると相手が子供であろうと容赦なく処罰する。ちなみに徳之助に対して彼が下した判決は『デッキ没収・大会参加権の永久剥奪・ハートランドからの追放・フルボッコにする』というもので、明らかにやりすぎではないかと思えないでもないが、それだけ彼が重度のデュエル脳であるデュエルに対して並々ならぬ思い入れがある、という事だろう。
しかし決勝戦でアンナが同じような違反行為を行った際は上記のケースと違って、特に彼女に言及する事も無かった。やはりノリが重視なのか、それとも徳之助の一件は運営委員の仕事と割り切っているのか。
またデュエリストとしても、遊馬に敗北したときは潔く負けを認め「次は必ず勝つ!」と力強く宣言したり、その後WDC実行委員を辞めて自らWDCに参加した際には奥平風也とのデュエルを経て彼の戦いぶりに敬意を表するなど、その心意気は真のデュエリストである。
もっとも上司であるMr.ハートランドに報告すべき事を報告しないとは、社会人としてはいかがなものか。
デュエルでは「バウンサー」と名の付くモンスター群を使用するが、これはMr.ハートランドから与えられたカードで、WDC実行委員を辞めた後は彼の本来の使用カードである「ヒロイック」と名の付く戦士族モンスターで構成されたデッキを使用する。いずれにしてもパワーデッキであり、彼らしいノリのカードといえる。
Mr.ハートランドの側近としてドロワやカイトとは行動を共にするが、彼にもやはりカイトと似たような過去や経緯があったのだろうか。またストーリーが進行するにつれカイトやドロワと同様にゴーシュの過去も少しずつ語られており、どうやらドロワとは幼少時から行動を共にしていたらしいが、兄妹(姉弟?)なのか家族なのか、両者の間柄についても現在は不明のままである。
だが後述の遊馬とのデュエル時に「俺は遊馬とデュエルした事で本来のノリを取り戻せた」という旨の発言をしているため、回想内の描写と合わせて考えると自ら望んでMr.ハートランドに仕えているわけではないと推測される。
WDC決勝戦へ勝ち進んでもなお、前述の通り遊馬と意気投合する場面が多く、フォール・ガイズの一件以外にも互いに協力し合う場面がちらほら見られ、やがては第59話にて視聴者達の予想通り遊馬とデュエルを果たす。
満足タウンっぽい雰囲気に定評のあるキャニオンフィールドにて小細工も心理戦も一切無しの正々堂々たるデュエルを望むゴーシュは、開幕と同時に虫の息同然の遊馬のライフを「カードがドローしたかっただけ」と毒づきながらも回復してくれるファンサービスの大盤振る舞いを披露。鉄壁ライフの法則を崩したかったわけじゃないよ。多分。
しかし先のライバル達の激闘や、その彼らを取り巻く運命などを見てきた遊馬は恐怖心から本来のノリでデュエルする事ができず、ゴーシュは遊馬が本当の自分のノリでデュエルしない事に苛立っていき、デュエルと並行しながら「俺はそんなデュエルがしたかったんじゃねえ!」と遊馬を怒鳴りつける。
ゴーシュの叱咤激励もあってようやく本調子のノリに戻った遊馬だったが、それと同時にコースターは彼らを乗せたまま転落する。放送されたのは6月で、年末じゃないよ。そして舞台は「夕日の決闘場」という新たなフィールドへと移り、互いのエースモンスター「H-C エクスカリバー VS No.39 希望皇ホープ」の一騎打ちとなった末、敗れる。
決着後は「自分のデュエルを存分に楽しんだ」と、フィールドがフィールドだけに満足しきった表情で自身のエースモンスター「H-C エクスカリバー」を遊馬へ託し、互いに健闘を称えあったのち握手を交わすのだった。
(もっともアニメ版H-C エクスカリバーの場合はライフが500以下にならないと攻撃できないデメリットを背負っている為、CNo.39 希望皇ホープレイを差し置いて遊馬が見せ場を用意してくれるノリかどうかは少々怪しいのだが。
・・・と思われたが、WDC編ラストのカイトとのラストデュエルで遊馬に召喚され、戦力として活躍。よかったね。)
その後WDCが完結しストーリーがバリアン七皇に関わるようになると長らく姿を現さなくなったが、続く103話にてドロワと共に久々の登場。覆面のプロデュエリストとして活躍、デュエルを通して子供達に夢を届けるために奮闘していた。「貧しい環境の中で、かつて希望を与えられたのがデュエルだった」との発言から、彼がデュエルを神聖視するのも幼少時の環境によるものだったらしい。そのため、今度は自分がデュエルを、そして希望を子供達にも届けるためにプロデュエリストとなる事を決めたようだ。(ちなみに相棒のドロワは、タッグのデュエリストではなく彼のマネージャーを務めている。)
しかし、復活を果たし遺跡のナンバーズを手にしたアリトによって例によって「RUM-バリアンズ・フォース」のカードで洗脳されてしまい、ナンバーズ「No.54 反骨の闘士ライオンハート」を与えられるとアリトとタッグを組んで遊馬・ドロワのコンビとデュエルを行う事になる。
デュエルではアリトから与えられたカードや遺跡に封印されていた「No.54 反骨の闘士ライオンハート」を使用、アリトの策略によって何度倒されても復活する過労死使い捨ての駒同然のデュエルを展開して遊馬とドロワを苦戦させたが、ドロワの戦術によって少し洗脳から解けた事で熱いハートを取り戻したゴーシュは遊馬と再度の真っ向勝負を仕掛ける。これを見たアリトはデュエルの邪魔に入るも、最後にゴーシュは遊馬と文字通りのダブルパンチを叩き込み、アリトを倒す。
決着後、洗脳が解けたゴーシュは遊馬と同行を申し出たが、「子供達のヒーローであってほしい」という願いを聞き入れたゴーシュはナンバーズ探索の旅を断る事を決め、プロデュエリストとしての生活を続ける事となった。
その後、バリアン七皇が全員集結した事で遊馬たちの世界へ侵攻を開始した124話でドロワと共に再登場、同じ熱血漢同士ノリや波長が合うという事なのか遊馬達を追跡するアリトに対して野球のボールをノック同然にかっ飛ばすと、アリトの足止めのためにデュエルを開始する。
(ちなみに相棒のドロワは別行動で、こちらはドルベとデュエルしている。)
名前の由来は、「左」を意味するフランス語「gauche(ゴーシュ)」であるか。ちなみに彼の相棒である ドロワの名前は「右」を意味するフランス語「droit(ドロワット)」が由来と思われ、両者は対の関係になっている。
ニコニコ動画のノリでは?
上述の通り「見た目はリアリスト、しかし中身は気のいい兄貴分」というキャラクターに加え、遊馬とは小細工ナシの直球勝負なノリで意気投合する場面が見られるなど、「遊馬のライバルキャラ」とされているシャークやカイト以上にライバル的な要素が多いため、彼らとは別に視聴者達からは高い人気を獲得している。そのため、「遊馬の一番のライバルは?」という話題になると恐らくはゴーシュの名前を挙げる人も少なくないのではないだろうか。
しかし、第53話にてなんと彼がドロワ共々19歳であるという驚愕の事実が判明、多くの視聴者が衝撃を受けた。まあこちらについては、ジャック・アトラスという前例がいるし・・・
また、続く59話で遊馬と2度目のデュエルを行った時はフィールドがフィールドだけに満足タウンをどうしても彷彿させられるばかりか、最終局面に至っては同編ラストの「鬼柳VSロットン」なノリを思い出させられる描写も見え(そりゃあもう、夕日の決闘場という舞台に加え遊馬が「ガガガガンマン」を召喚しているし)、視聴者達が大いに盛り上がった。
また、コースターが転落する際に一瞬だけギャグ調なタッチに変わったり、ハルトの一件では上述の通り遊馬に股間を蹴られるなどシリアス展開とギャグ展開を両方担当できるキャラクターでもあり、本作では結構珍しい立ち位置の人物となっている。
と、ここまで書くとカッコよくてノリのいい豪快な人物、という評価でまとまるのだが、そのやけに筋肉質(ガチムチ)な容姿から一部ではホモネタの対象にされてしまってもいる。上記の内容と違い、これらの類のネタは嫌悪感を催す人も少なくないので掲示板や動画のコメントなどでは空気を読むように務めたい。
空気を読めない野郎はゴーシュにフルボッコにされるぞ。
あの時「何なら俺がその口に突っ込んでやろうか!」とか言わなければ、きっとこんな事には・・・
動画なんてなァ!ノリで見るモンなんだよ!
コミュニティなんてノリで入会すりゃあいいんだよ!
ノリのいい関連項目じゃねぇか?
一般項目 |
使用するカード
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