ゴーストバスターズ(Ghostbusters)とは、1984年公開のアメリカ映画である。監督はアイヴァン・ライトマン。配給はコロンビア映画。
概要
公開されるや否や瞬く間に大ヒット、結果的に全米興行収入第1位、歴代では7位(当時)を記録した。端的でわかりやすいストーリー、バスターズロゴやマシュマロマンを始めとする魅力的なアイコン達、荒ぶる戸田奈津子と80年代を代表するコメディ映画であり、今なお色褪せない傑作である。
同作は7シーズンにわたるアニメ化やゲーム化など、アメリカを中心にマルチメディア展開でも人気を博し、続編「ゴーストバスターズ2」もそこそこヒットした。
ゴーストバスターズ(2016)
2008年から、ライトマン監督の手でオリジナルキャストを再集結させて「ゴーストバスターズ3」の製作も検討されたが、主要キャストの1人だったハロルド・ライミスの逝去などにより断念。主要キャストを全員女性に変更、監督もライトマンからポール・フェイグに交代した上で、2016年夏に第1作のリブート作として公開。12月にはDVDも発売された。
ゴーストバスターズ/アフターライフ(Ghostbusters: Afterlife)
アメリカで2021年に公開された映画で、2作目から30年後の世界を描く。監督、脚本にジェイソン・ライトマンを起用し、当時のメンバーの孫たちが再びゴースト退治に挑む。なお、当初は2020年公開予定であったが新型コロナウイルス流行の影響で公開が延期された。
前段の通り1~2でイゴン・スペングラー博士を演じたハロルド・ライミスが逝去したためオリジナルキャストの総出演は夢と消えたが、トレイラーには「アフターライフ」の主人公達はイゴン博士の孫とおぼしき描写が散見され(死んだ祖父の遺産整理のために訪れた旧家でゴーストバスターズの装備を発見、スーツには「スペングラー」の記名など)、この推測が当たっていれば亡きハロルドに最大限の敬意を表していることが窺える。
なお、1~2で活躍したゴーストバスターズのオリジナルキャスト、ピーター・ヴェンクマン博士(ビル・マーレイ)、レイモンド・スタンツ博士(ダン・エクロイド)、ウィンストン・ゼドモア(アーニー・ハドソン)、ディナ・バレット(シガニー・ウィバー)らは本作でも続投。
またトレイラーには一瞬鍵の神(あるいは門の神)らしき巨大な肉食獣の姿が映っており、「1」の黒幕であった破壊の神ゴーザの存在を疑うファンも散見される。
公開後
上記の予想はおおむね当たり、主人公の少女フィービーはスペングラー博士の孫娘であった。彼女は祖父の遺産である装備を使って復活したゴーストに立ち向かう。
ゴーストバスターズ フローズン・サマー(Ghostbusters: Frozen Empire)
2022年4月の映画イベント「シネマコン」にて、ソニー・ピクチャーズは『ゴーストバスターズ/アフターライフ』の続編制作を発表した。のちに、サブタイトルは『フローズン・サマー(原題:Frozen Empire』となった。
本作では真夏のニューヨークが凍結するという異常事態を引き起こしたゴーストにスペングラー家が立ち向かう。
ゲーム
当記事では、ゴーストバスターズのゲームを解説したい。何故なら、ゴーストバスターズのゲームソフトについてまとめているページはこの広大なインターネットに於いても非常に乏しく、ウィキペディアでは言及にも及ばずと言う事態になっているからである。
そのため、映画などに関してはウィキペディアなど参照するように。っていうか気になったら2作とも観る事をおすすめする。100分ちょいだし、どこのゲオにもTSUTAYAにも置いてあるしそれなりに面白いから。
ゴーストバスターズ
例の音声(NES版) |
「ゴーストバスターズ」と冠したゲームソフトは各ハードで出ており、いわゆるマルチプラットフォームでの展開をこの頃からやっていた。海外ではほとんど「アクティビジョン」から発売されている。
NES(ファミコン)版は、日本では徳間書店から発売。海外ではアクティビジョンが発売。このサイトによれば、移植開発はWorkss社(ビッツラボラトリーの前身)が担当したとのことらしい。日本版限定の悪名高きエンディングについては、「りり」を参照。
なお、本作が主にコントローラーがぶっ壊れるまでボタン連打で塔を登るクソゲーに成り下がってしまった理由の一つとして、元々本作がアタリ出身のゲームデザイナーによるパソコンゲームとして制作された事にある。テレビゲームでの進み方が極めて困難かつ不親切であったのはそのためらしい。
GhostBusters メガドライブ(Genesis)版
1990年にセガより発売された。こちらはAVGNが唯一褒めたと言われている横スクロールアクション。登場キャラの低頭身さがシュールさを漂わせるが、高難度ながらもゲーム性は堅実な良ゲーとして評価が高い。
ゴーストバスターズ2
- ゲームボーイ
開発はHAL研究所。
アクションだがパズル要素が強いのが特徴。 - ファミコン
海外未発売。正式名称は「NEWゴーストバスターズ2」。
開発はHAL研究所。面クリア見下ろし型のアクションゲーム。
- NES
日本未発売らしい。シンプルなアクションゲーム。
ゲーム中にポーズができないとAVGNが指摘している。 - 電子ゲーム
パック・イン・ビデオ(のちにマーベラスエンターテイメントに吸収され消滅)から発売。
ゴーストバスターズ:ザ・ビデオ・ゲーム
映画公開25周年を記念して、「ゴーストバスターズ3」が映画公開(と思ったら案の定頓挫)。それにあわせてアタリ社から新規タイトルが2009年に発売された。またしてもマルチプラットフォーム展開であり、機種は以下の通り。
「またクソゲーかよ」と思ったファンの諸君、残念ながら今回のは普通に遊べるぞ。2019年にようやくリマスター版の日本語版がswitchとPS4で発売された。■Ghostbusters The Video Game(ゴーストバスターズ) @wiki
ザ・リアルゴーストバスターズ
データイーストより1986年発売。データイーストが海外で発売したアーケード版アクションシューティングで、(基板のバージョンにもよるが)最大3人同時プレイが可能。映画版ではなく、アメリカで放送されたアニメ版を元にしているのでマシュマロマンは登場しない。日本ではゴーストバスターズの版権を使わず、「迷宮ハンターG」のタイトルで翌年1987年に発売された。
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関連項目
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